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【防災対策】布団やスリッパに変わる「新聞紙」の使い方

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【防災対策】布団やスリッパに変わる「新聞紙」の使い方

毎年3月や7月は防災意識が高まる機会が増えます。

テレビでは最新の防災グッズや対策について特集が組まれます。

すべての防災グッズや対策を講じることができればいいのですが、意外と防災グッズは値段が高いものが多いものです。

必要なものであることはわかるのですが「いつ必要かわからないもの」はつい後回しにされがちです。

しかし、災害は今くるかもしれません。

今すぐ防災グッズを買うお金が用意できないならば「なにもやらない」よりも「あるモノでできる対策」を講じたほうがいいでしょう。

今回は、すぐに準備できる新聞紙を使って今すぐできる対策や知っておくだけで役立つ知識をお話しします。

新聞紙を使って 今すぐできる 防災対策

新聞紙1束で2,500円以上の節約 家具の転倒防止

地震対策の中でも1番お金がかかることが家具の固定でしょう。

工務店に大型家具の固定を依頼した場合、おおよそたんす1竿あたり4,000円です。

家具の転倒を防ぐグッズもたくさん販売されています。

1番安いものは壁と家具にネジをねじ込んで固定するL字型の金具です。

ホームセンターでは、数百円で販売されています。

壁や家具に穴をあけてもよければ、1番安くしっかりと固定できます。

穴をあけられない場合は、家具と天井の間にはめるグッズや家具と地面の間にはさめるグッズがあります

どちらも1個の家具を固定するために1,500円以上のお金が必要です。

茶だんすや各部屋のチェストや本棚などに対策すれば1万円程度の出費になるかもしれません。

大きな出費はつい億劫になり後回しにしがちです。

そんなときには少しずつ始めましょう。

お金に余裕ができたとき、大きな家具からグッズを使って固定します。

グッズを買うまでは、とりあえず新聞紙で「逃げるまでの時間の確保」をします

家具転倒防止グッズの中に、家具の前面にグッズをはさみ、家具を後ろ側に少し傾けることで倒れにくくするグッズがあります。

家具の転倒を防ぐグッズ
≪画像元:Amazon

新聞紙を6cm幅の帯状に折り、家具の前面にはさめることで家具を少し後ろに傾けることができます。

市販されているグッズは樹脂製なので摩擦力があり家具の移動も防ぐことができるでしょう。

一方、新聞紙は滑ります。

転倒を一時的に防ぐことはできたとしても家具の滑りをしっかりとおさえる力はありません

しかしなにも対策を講じないよりは「逃げる時間の確保」はできます。

寝袋代の節約 新聞紙とごみ袋で布団

自宅避難や在宅避難という言葉があります。

鉄筋コンクリートの丈夫なマンションや建物に住んでいる人は、あえて避難所に行かず自宅にとどまるということです。

筆者も自宅避難になります。

慣れている自宅にいられることは大きなメリットですが、ある程度自分のことは自分で完結させなければなりません。

寒い時期ならば停電で暖房機器が使えず、普段は使わない寝袋や布団が必要になるかもしれません。

しかし、布団や寝袋は保管に場所をとります。

安くても買うとなれば数千円の出費になるでしょう。

そんなときにも新聞紙1束とごみ袋があればなんとかなります。

ごみ袋に小さく丸めた新聞紙を詰めます

コツは、パンパンに詰めるのではなく、平らになる程度の量を詰めることです。

新聞紙を詰めたごみ袋をたくさん作り、テープでつなげば立派な布団になります

新聞紙を丸めることで空気の層ができ、体温を逃さずあたたかくなります。

ごみ袋の肌触りが気になるようならば、肌に触れる部分にはタオルケットをかけます。

「小さく丸めた新聞紙」はダウンジャケットに入っているダウンの役割をします

オーバーサイズのコートや上着の中に丸めた新聞紙を詰めこめばダウンジャケットのように温かい空気をまとうことができるでしょう。

新聞紙とご袋は束にして保管しておけば邪魔になりません。

災害時は「できることがない」「やることがない」という状況がつらく感じます。

「新聞紙を小さく丸める作業」は、小さな子どもからお年寄りまで幅広い人ができる作業です。

「役に立っている」と思えることは、心の助けにもなるのではないでしょうか。

ビニールでなくていい袋は新聞紙で作る 知っておきたい袋とスリッパの作り方

災害時はビニール袋が役に立ちます。

ごみを入れるため、食料を分けるため、トイレや調理にも使います。

災害が起きるとビニール袋やラップが品薄になる可能性も考えられます

できるだけビニール袋は「ビニール袋でないとダメ」というときに使用しましょう

食料を分けるときや目隠しごみ袋には、新聞紙で作った袋が役立ちます

地震で足の裏をケガする人が多いです。

寝室で地震が起きると、割れたガラスが飛び散った部屋を出て玄関まで靴を取りに行かなければなりません。

日常でスリッパを使っている人は近くにスリッパがあるかもしれません。

しかし、小さな子どもがいる家庭では「スリッパの出番は来客があるときだけ」ということも多いのではないでしょうか。

各部屋に災害用スリッパを用意すればいいのですが、スリッパを買うにもお金が必要です。

新聞紙で作ったスリッパならば邪魔にもならずお金もかかりません

ガラスや固いモノが貫通しないように靴底に新聞紙の束を厚めに敷いておきましょう

ガラス飛散の危険がある場所にはホームセンターで売っている「踏み抜き防止インソール」があると便利です。

踏みぬきインソール
≪画像元:Rakuten

靴に履きかえた後も靴の中に入れておけば、がれきの釘の踏み抜き防止に使えます。

「お金がかかる」ということは、行動開始の妨げになります。

「お金をかけない方法」をみつけることで、気軽に災害対策の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)

《式部 順子》
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式部 順子

執筆者:美大卒 式部 順子 式部 順子

武蔵野美術大学卒。クリエイティブな発想で芸術エッセイや子育てアイデア、経験に基づいた就職転職記事まで幅広く執筆中の個性派フリーライター。身近にあるものを活用した節約術と時代の流れを読みながらの大胆な節約術を組み合わせながら日々節約を楽しんでいる。節約のモットーは「使うべきお金は使う!無駄な節約はしない!」ストレスフリーな節約術をメインに紹介。 寄稿者にメッセージを送る

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