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【大学費用の価値を最大化】学びのミスマッチを防ぐ「無料オンライン講座」3選

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【大学費用の価値を最大化】学びのミスマッチを防ぐ「無料オンライン講座」3選

一度入学すると、卒業までに300~500万円程度かかるのが大学の費用です。

親はその準備を必死に算段していますが、当人たちは「大学での講義」にピンときているでしょうか。

せっかく高い学費を支払うのですから「学歴」を得るためだけになんとなく通うのではなく、学び多きものにしてほしいものですよね。

昔は実際に大学に入ってみるまで「講義」とはどんなものなのかを見てみることができませんでしたが、今はインターネットでいろいろ体験できる時代です。

そこで、「自分は何をしたいんだろう」と進路に悩む高校生にこそ知ってほしい無料オンライン講座サイトを紹介します。

大人の学び直しやスキルアップにもおすすめです。

進路選びに役立つ無料オンライン講座

では、さっそく見ていきましょう。

1. 国内大学ならまずは「gacco」をチェック

gacco
≪画像元:DOCOMO gacco

gaccoは、インターネット上で10分程度の講座を視聴して学ぶスタイルのオンライン講座です。

講座は大学や企業から提供されていて、基本的に無料です。同じ講座を学ぶ仲間とディスカッションをすることも可能です。レポートを提出するなど所定の基準を満たすと電子修了証が発行される講座もあります(大学の単位にはなりません)。

講義名の一例

講義名の一例を挙げると、

【立命館大学提供】
・「土づくり」を科学的に分析する技術SOFIX科学有機農業入門講座

・ 現代に生きる子どもの心理学

・【経営学】事例から学ぶデジタル・トランスフォーメーション

・ SDGs 表現論ープロジェクト・プラグマティズム・ジブンゴトー

特に立命館大学からの提供講座が多く、農業、心理学、歴史、経営、SDGsなど分野も多彩です。

ほかにも

【北海道大学提供】「放射線・放射能の科学」

【滋賀大学提供】「はじめてのSTEAM教育」

【早稲田大学提供】「スマートIoTシステム・ビジネス入門」

などがあります。

このほかにも、東京大学、京都大学、東北大学、東京未来大学、横浜市立大学、立教大学、法政大学、大阪教育大学大学院などの講座もあります。

総務省、農林水産省といった官公庁が提供する講座もありました。

東京大学の講義を無料で視聴できる「UTokyo OpenCourseWare」

UTokyo

こちらのサイトでは、東京大学で開講されている正規講義のうち、1,400以上の講義の資料や映像を無料で視聴できます

録画なので質問やグループワークなどへの参加はできませんが、1コマが60~90分の本格的なものです。

「東大生ってどんな勉強をしているのだろう」という素朴な疑問から視聴してみるのもおもしろいと思います。

2. 海外大学志望なら「Asuka Academy」に一見の価値あり

Asuka Academy
≪画像元:NPO Asuka Academy

Asuka Academy は「ネットラーニンググループ」が支援するNPO法人が提供するサイトです。

マサチューセッツ工科大学やイェール大学などの海外のトップレベルの大学がネットに公開している講義に、ボランティアによる日本語翻訳字幕がついています。

将来的に留学を希望していても、いきなり英語の講義内容を理解するのが難しいという人には、こちらのサイトの利用がおすすめです。

ごく一部に有料のものもありますが、受講は基本的に無料で修了証書も無料です。

講座を提供している大学

講座を提供している大学は、

・ MIT(マサチューセッツ工科大学)

・ Yale(イェール大学)

・ TU Delft(デルフト工科大学)

・ UCI(カリフォルニア大学 アーバイン校)

などです。

3. 全部英語で挑戦したいなら「edX(エデックス)」

edX
≪画像元:edX

edXは、MITとハーバード大学が、2012年に創立したオンライン講座のプラットフォームです。

2021年3月時点で3,000以上の講座を無料で視聴できます

講座を提供している大学

MITなどのほか、ボストン大学、カリフォルニア大学バークレー校、オーストラリア国立大学、アデレード大学、オックスフォード大学など欧米の大学、北京大学、清華大学などアジアの大学、日本からは東京大学や京都大学、早稲田大学などが講義を提供しています。

分野はコンピューターサイエンス、ビジネスマネジメント、人文学などいろいろです。

実際にアメリカ留学をしたい方は、アメリカの大学の講義がどのようなものかを前もって経験するのに適しています。

憧れを抱くだけではなく事前に心構えや準備がきちんとできれば、もっと大学生活を楽しめます。

オンラインで学ぶメリットとデメリット

では、オンラインで学ぶメリット・デメリットはなんでしょうか。

1. 受講料以外に交通費なども0円

オンラインで視聴するだけのコースであれば、起き抜けのパジャマの状態でも受講できます。

ディスカッションなどに参加するときは最低限の身だしなみは必要ですが、あまりおしゃれをしなくてもよいので洋服代もメイク代も不要で、通学時間も交通費もかからないというのがメリットです。

デメリットは、自宅にいるとルーズになってしまい、最後まできちんと続けられない可能性が出てくるということです。

しかしながら、これもスケジュールの立て方や守り方などの自己管理の練習と思えばメリットと言えるのかもしれません。

2. 興味を持てなければ途中でやめられる

gaccoのヘビーユーザーは40~50代だそうです。大人の知的好奇心を満たし、スキルアップにも適していることがうかがえます。

従って、高校生に講義を見せても難しすぎたり興味を持てなかったりするかもしれません。しかし、そのような時にあっさりとやめられるのが無料講座の良さとも言えます。

興味を持てるものに出会えるまで、いろいろな学部のいろいろな分野の講義を受けられます

何度も大学に入り直すのは、時間的にも金銭的にも不可能な人がほとんどです。大学に入ってから「思っていたのと違う…」と思って中退するのは、お金以上に人生にとっての大デメリットです。

具体的な進路を描くきっかけに

子どものためを思って懸命に貯めた数百万円。だからこそ、子どもが心から楽しく学べるもの、将来に役立つことに有意義に使ってほしいですよね。

ゼロ円での受講を、親も子も進路をより具体的に思い描いてみるためのきっかけにするのはいかがでしょう。意外な適性が見つかるかもしれません。(執筆者:那波 りよ)

なお、開講講座名は2021年3月29日現在のものです。参加大学には過去に開講した学校も含まれます。

《那波 りよ》
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那波 りよ

ママフリーライター 浪費と節約の間でゆれ動きつつ、日々「コスパ」をキーワードに生きたお金の使い方を模索中。ついつい安価なものを揃えがちな生活から、「価格」ではなく「満足度」をものさしにする生活への脱皮を目指しています。娘は「これ買って」とねだるのではなく、その商品があればいかに自分が幸せな気持ちになれるかを訴えるようになりました。(苦笑) 寄稿者にメッセージを送る

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