株主優待投資家の方は、1年で1番忙しい3月が終わったことでひと息入れているところでしょうか。

4月~5月は、3月に株主優待を実施する銘柄が値下がりしやすく、買い場になることが多いです。

とはいえ株主優待投資でも業績悪化による値下がりは嫌ですし、最悪の場合株主優待の廃止リスクも付きまとうので、早めに買うのは躊躇しがちです。

そこで今回は、業績好調で来期の業績も期待でき、さらに株主優待の廃止リスクが低い厳選2銘柄をご紹介します。

値下がりリスクを完全に消すことはできませんが、好業績銘柄ほど株価は上がりやすいので、株主優待をもらう頃には株主優待の数倍の評価利益も狙えるかもしれません。

2730 エディオン

エディオン
≪画像元:エディオン

【株主優待内容】

保有株数に応じてエディオンギフトカードを贈呈

(100株以上)3,000円相当

(500株以上)1万円相当

(1,000株以上)1万5,000円相当

(2,000株以上)2万円相当

(5,000株以上)2万5,000円相当

(1万株以上)5万円相当

1年以上の保有者に上記とは別にエディオンギフトカードを贈呈

(100株以上) 1,000円相当

(1,000株以上)2,000円相当

※エディオングループ全店舗およびエディオンネットショップにて利用可能

【株主優待実施月】

3月(年1回)

【配当利回】3.95%

【優待利回】2.57%

【総利回】6.52%

【株価】1,166円(最低投資金額11万6,600円)

※利回り等の指標は2021年4月26日終値を参照。以下登場する銘柄も同様です。

ステイホームの恩恵も 配当面魅力あり

エディオンは家電量販店の大手です。

テレビCMを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。

エディオンはステイホームの恩恵を大きく受けており、2021年3月期の業績見通しは増収増益で、営業利益にいたっては前年比で倍になる見通しです。

ただし、今後の株価にとって来期以降の業績が大事になってきますので、2022年3月期も好業績が続くのかを考える必要があります。

昨年のステイホーム特需の反動を考慮すると大幅な増収増益は見込みづらいです。

しかし、日本はワクチン接種が遅れていることや、3度目の緊急事態宣言発令などの理由でコロナ収束の見通しが立たないため、2022年3月期も一定のステイホーム需要は続くでしょう。

そのため、過度な来期業績の警戒は必要ありません。

また、エディオンは配当面で魅力があります。

配当利回りが3.95%と高く、6年連続増配を見込んでいます

配当性向は約30%とそれほど高くないため、2022年3月期が多少減益になったとしても、大きく減配になるリスクは低いでしょう。

あわよくば増配が期待できるかもしれません。

株価をチェック

次に現在の株価をチェックします。

エディオン現在の株価をチェック
≪画像元:Kabutan日足チャート(期間2020/10/27~2021/4/26)≫

3月権利付最終日の2021年3月29日の終値が1,269円に対し、4月26日現在の株価は1,166円と約8%もディスカウントされています。

昨年より株価は高いですが、これは好業績銘柄なので当然でしょう。

ステイホーム特需が多少減少するリスクがあるものの高配当銘柄としても魅力があります。

100株株主であれば6%を超える総利回りが期待できるエディオンは、株価が調整している今が買い時と言えます。

6082 ライドオンエクスプレスホールディングス

ライドオンエクスプレス

【株主優待内容】

(100株以上)2,500円分のご優待券

※近くに店舗がない方などは、「新潟県魚沼産コシヒカリ(新米)2kg」に引き換えることが可能

【株主優待実施月】

3月(年1回)

【配当利回】1.78%

【優待利回】1.49%

【総利回】3.27%

【株価】1,681円(最低投資金額16万8,100円)

増収増益で絶好調、今後の株主還元にも期待

ライドオンエクスプレスホールディングス(以下ライドオン)は、宅配寿司「銀のさら」などを運営する会社です。

ライドオンもステイホームの恩恵を大きく受けており、2021年3月期の業績見通しは増収増益で絶好調です。

今後の株価に影響する2022年3月期の業績見通しですが、ステイホーム特需が多少減るとはいえ、2020年に食事のデリバリーが根付いたため好調が続くとみています。

コロナが収束したら宅配寿司を利用する人が減るのでは、という不安があるかもしれません。

しかしお盆やお正月に昨年は帰省できなかった子供・孫のために宅配寿司でおもてなしする「祖父・祖母」の需要が売上を押し上げるでしょう。

さらにライドオンは2年前に比べて配当を3倍に増配しており、今後の株主還元にも期待できます

飲食系では数少ない増配期待銘柄として、株主優待をいただきながら長期保有するのもいいでしょう

株価をチェック

次に現在の株価をチェックします。

ライドオン日足チャート
≪画像元:Kabutan日足チャート(期間2020/10/27~2021/4/26)≫

3月権利付最終日の2021年3月29日の終値が1,687円に対し、4月26日現在の株価は1,681円とほぼ同水準です。

株価が下がっておらず押し目とは言えないと思うかもしれませんが、ライドオンの1年間の日足チャートをご覧いただくと株価が低水準だと分かるでしょう。

≪日足チャート(期間2020/4/28~2021/4/26)≫

チャートを見て分かる通り、好業績での株価上昇をほぼ帳消しにしています

今期のステイホーム特需の反動を警戒して下げているのでしょうが、1年前とほぼ変わらない水準への下落はさすがに下げすぎではないでしょうか。

PERも約13倍と割高感はありません。

デリバリーが根付いた今、安値水準で推移しているライドオンも買い時と言えるでしょう。

高配当銘柄も権利落ち後を狙う

株主優待銘柄と同様に高配当銘柄も権利落ち後は安く買えるチャンスが多いです。

例えば配当利回りが約4.5%もある三菱商事があります。

さらに三菱商事は「累進配当」という減配せずに毎年増配する方針を掲げており、配当系の投資家を中心に人気です。

ぜひご自身でも権利落ち後のチャンス銘柄を探してみてください。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)