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部屋に合っていないと「電気代」がかさむ! 適切なサイズの「エアコン」の選び方

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部屋に合っていないと「電気代」がかさむ! 適切なサイズの「エアコン」の選び方

暑さ厳しい夏の季節に、エアコンは必要不可欠な存在です。

今年も本格的な夏が到来する前に、エアコンの新調や買い替えを検討している人もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、エアコンはメーカーごとに機能や種類、サイズや特徴などが異なることから、家電の中でも選び方の難しいカテゴリーだと言われています。

特にエアコンのサイズ選びは難しく、適切なものを選べなければ、エアコンの効きを悪く感じたり、電気代がかさんでしまう場合もあるようです。

そこで、今回はエアコンの賢い選び方について紹介します。

部屋に合っていないと「電気代」がかさむ! 適切なサイズの「エアコン」の選び方

部屋に適していないエアコンはこんな事態を招く

部屋に適したサイズのエアコンを選ぶことは非常に重要なことです。

「引っ越し前に使用していたエアコンをそのまま使っている」

「販売員のアドバイスを受けず自身でネット購入した」

などという人もいるかもしれませんが、もしかすると今の部屋の広さに見合っていないことで、次のような事態を引き起こしてしまっている可能性があるのです。

まずは、部屋に適したエアコンを選ぶ重要性について確認しておきましょう。

(1) 部屋の広さに対して小さめのサイズのエアコンを使用している場合

設置しているエアコンのサイズよりも部屋のほうが広い場合には、次のようなトラブルが起こりやすくなります。

・ エアコンの効きが悪く、部屋が設定温度になるまで時間がかかる

・ 設定温度に達するのに時間を要するためフルパワーでの運転時間が長くなり、結果的に電気消費量が増えて電気代がかさむ

・ エアコンに余分な負荷がかかりやすくなり、故障が増えたり寿命が短くなる

(2) 部屋の広さよりも大きいサイズのエアコンを使用している場合

部屋の広さよりも大きいサイズのエアコンを設置していると、部屋を効率よく設定温度にできるのではないかと考えてしまいますが、実はそうではありません。

次のようなトラブルも起こりやすくなるため、注意が必要です。

・ エアコンが効きすぎて、室内が設置温度よりも過剰に暑くなる、冷えすぎる

・ 適正サイズのエアコンと比較するとフルパワー時の消費電力が大きすぎるため、電気代がかさむ

・ 冷暖房の効きすぎによって冷房病にかかるなど体調面に支障をきたす

部屋に適したエアコンを選ぶポイント

適用畳数のめやす
≪画像元:Panasonic「エアコン特選カタログ (pdf)」≫

エアコンは部屋の広さより大きすぎても小さすぎても、さまざまな弊害をもたらす可能性があります。

また、エアコンは家電の中で価格帯の高い商品であり、失敗をしても簡単に買い換えできるものではありません

そのため、購入時にはしっかりとサイズをチェックすることが重要です。

ここからはエアコン選びの見極め方について紹介します。

(1) エアコンのサイズ表記をしっかりと確認する

最も大切なのは、エアコンやカタログに表記されている「畳数の目安」をきちんと確認することです。

たとえば、「6~9畳に対応」と記載されている場合に「設置を予定している部屋は8畳だから大丈夫」と判断してしまう人がいますが、これは要注意です。

この表記の場合には主に

「木造住宅の場合に6畳が目安」

「鉄筋住宅の場合に9畳が目安」

という意味合いで表記されています。

鉄筋住宅のほうが木造住宅に比べて密閉率が高いことから、目安に差が生じてしまうのです。

また、冷房能力が「6~9畳」の場合、暖房能力は冷房よりも適応畳数が減って「5~6畳」程度となってしまうという点にも注意しなければなりません。

このポイントを知らずにエアコンを選んでしまうと、電気代がかさんでしまうことになります。

そのため、カタログ表記をしっかりとチェックして読み誤らないように気を付けましょう。

(2) 設置する部屋の環境も考慮する

設置する部屋の広さに見合ったエアコンを選ぶことに加えて、部屋の環境も併せて考慮しておきたいポイントです。

たとえば、南向きで日当たりのよい部屋の場合には室温が上がりやすくなっています

エアコンの適応畳数は実際の部屋の畳数よりも1~2畳ほど広いものを選んでおくと安心です。

また、部屋の窓数や断熱・遮熱等の建物の構造によっても風通しや室温は異なります。

自身で判断が難しい場合には、家電販売店の専門スタッフに相談するのもひとつの方法です。

(3) リビングダイニングのエアコン選びに要注意

リビングとダイニング、キッチンが一体となったLDKに部屋の畳数と同じエアコンを設置してしまうと失敗することが多いと言われています。

火を使う場面の多いキッチンは室温が高くなる傾向にあるからです。

また、換気扇をつけてしまうと室内の空気が循環されてしまうため、冷暖房の効き目が通常より悪くなってしまいます。

リビングダイニングにエアコンを設置する際には、通常のものよりも少し大きめを選ぶのがおすすめです。

サイズ違いのエアコンで乗り切りたい場合

サイズ違いのエアコンで乗り切る場合

エアコンは家電の中でも高価な価格帯であるため「買い替えが難しい」「今あるエアコンでどうにか乗り切りたい」という場合もあることでしょう。

その場合の対処法についても紹介します。

(1) 設置する部屋の広さよりもエアコンが小さい場合

・ カーテンを使って日光を遮断する

・ リビング内に階段がある場合、ロールスクリーンやカーテンで間仕切りする

・ 扇風機やサーキュレーター、シーリングファンなどを用いて室温のムラをなくす

(2) 設置する部屋の広さよりもエアコンが大きい場合

エアコンのサイズが部屋の広さよりも大きい場合には冷暖房が過剰に効きすぎてしまうので、設定温度は控えめにしておくようにしましょう。

賢いエアコン選びで上手に節約

部屋に見合わないエアコンを設置してしまうと、冷暖房の効きが悪くなってしまうだけではなく、電気代も高くなる可能性があります。

節約のためにも、エアコンのサイズ選びは大変重要なポイントです。ここで紹介した内容も参考に、ぜひ賢いエアコン選びをしてください。(執筆者:元銀行員 吉村 みき子)

《吉村 みき子》
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吉村 みき子

吉村 みき子

銀行の営業職経て、出産を機に専業主婦へ。その後、ライターとして3年ほど企業に勤めたのち、現在育児の傍らフリーライターとして活動しています。これまで、金融系の記事をはじめ、ファッションや子育て、恋愛系など幅広いカテゴリの記事を執筆してきました。元銀行員として、主婦として、そしてこれまでの執筆経験を活かして、みなさんが「読んでよかった!」と思えるような有益な記事をお届けします。 寄稿者にメッセージを送る

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