去年から今年にかけて、密を避けるためにキャンプ用品への需要が大幅に伸びています。
登山にも使える丈夫な専門店の商品は高価な物が多く、初心者向きとは言えません。
そんな時に役立つのがダイソーのキャンプグッズです。
需要の増加に伴い、この1年でかなりの新商品が続々と発売されています。
ダイソーに行けば、ほとんどのキャンプ用品がそろうと言っても過言ではありません。
今回は「こんな物もあるの」と驚くような、2021年発売商品を紹介したいと思います。
市販の商品に比べて、初期費用を大幅に抑えることができるのでオススメです。
目次
(1) メスティン 1合用、容量500ml、500円

こちらは最近SNS等でも話題の商品なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
熱伝導の良いアルミ製で、炊飯はもちろん、蒸し、焼き、煮込み料理とマルチに使えます。
ご飯の炊き方は同梱の説明書に書いてあるので、安心してトライできます。
持ち手は収納できるようになっており、コンパクトにして持ち運ぶことができます。
炊飯だけでなくおかずも調理することができるので、複数持ちする方が多いです。
本家「トランギア」は1.8合用で容量750mlと、ひと回り大きい作りとなっています。
トランギアのメスティンは定価1760円(税込)するので、500円のダイソーはかなりお得です。
(2) ハンモック 500円

まさかダイソーでハンモックが買える日が来るとは、見た瞬間驚いてしまいました。
このハンモックがあれば、非日常気分を味わうことができます。
こちらは190 × 80cmで、耐荷重量は60kgまでとなっています。
お子様向けとはいえ、60kg以下の小柄な方なら、大人でも楽しむことができます。
同じ柄の収納ポーチに入っているので、持ち運びは便利です。
同梱の紐を木に結んで使うのが本来の使い方ですが、枝の強度はきちんと確認しましょう。
ご自宅の金属製の柵やハンモック用スタンドを使った方が、安心して楽しめそうです。
ネットでハンモックを購入しようとすると2,000円以上はします。
自宅の一角で試してみる程度なら、500円だとチャレンジしやすくて良いです。
注意点
キャンプ場では、それぞれのルールがあります。
木を傷めてしまう可能性があるので、キャンプ場での使用は控えましょう。
(3) テント 1,000円(クイックエクスパンドサンシェード)

テントと書きましたが、正式には「サンシェード」です。
前面はオープン、背面はメッシュ仕様になっているので、とても風通しが良いです。
キャンプやピクニック、海、川などのレジャーで、簡易的な日よけとして活躍します。
仕様上風に弱いので、屋外で使用する際はペグで固定するのを忘れないようにしましょう。
サイズは144 × 100 × 98cmで、子ども2人が寝転がることができます。
1~2人用と書いていますが、大人は足を曲げないと横になれないサイズです。
メインのテントとしてではなく、日よけや荷物置き場としてちょうど良さそうです。
庭やベランダ、もしくは室内で「キャンプ気分を味わう」ならピッタリかもしれません。
直径50cmの手提げ袋の中にコンパクト収納できるので、持ち運びは簡単です。
ワイヤーの力で一瞬で開きますが、畳み方はコツをつかむまで難しいかもしれません。
うまくできるようになるまで、何度か練習してから持ち出すようにしましょう。
ネットで同じようなスタイルの簡易テント(サンシェード)は2,000円以上します。
本格的なテントを必要としていないなら、ダイソー1,000円テントも一見の価値ありです。
(4)寝袋(封筒型シュラフ)1,000円

寝袋がダイソーで入手できるなんて、本当に進化のスピードが速いです。
幅75 × 長さ180cm(収納時は直径17 × 長さ37cm)、重さ900gです。
カラーはブラック、グレー、ネイビーの3色です。
形は封筒型、素材はポリエステル100%、使用温度は15度以上です。
雪が降らない地域であれば、春~秋のキャンプのお供に活躍してくれそうです。
ファスナーがL字に付いており、開くと封筒型から1枚の平面になります。
封筒型のままだと足を外に出すことができないので、平面で使うのもアリです。
2枚使って敷き+掛け布団に分けたり、ブランケットにしたり、使い方はその人次第です。
手洗い可なので、汚れを気にせず使えます。
この価格なら気軽に買い替えもできます。
市販の寝袋は2,000円以上するので、ダイソーなら1,000円以上お得になります。
家族分そろえることになったら、かなり大きな差が出てきます。
比較的暖かい季節に使うだけなら、ダイソー寝袋でも十分使えるのではないでしょうか。
15度以下で使う可能性があるならば、高価でもきちんとした装備をそろえましょう。
いざという時は災害の際にも
キャンプ用品は地震などの災害時に併用できるグッズが多いです。
普段はキャンプで使用し、いざという時は災害時に使えるようにしておくと安心です。
ダイソーのキャンプ用品は、専門店と違い、耐久性はあまり強くありません。
その分値段が安いので、入門編として使うにはピッタリだと思います。
より極めたい方は、適宜バージョンアップしていくことで、利便性がさらにUPします。
ダイソーは今や100均の枠を飛び出して、新たな次元に足を踏み入れています。
今後も、品質、安全性ともに、より進化した商品が続々と発売されていくことでしょう。
値段以上に大活躍してくれる商品が多いので、今後の新商品にも期待しましょう。(執筆者:山城 奈々)