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週休3日制で「プチFIRE」 減給分は配当金で補填 おすすめの高配当銘柄3タイプも

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週休3日制で「プチFIRE」 減給分は配当金で補填 おすすめの高配当銘柄3タイプも

週休3日制が世界で広がってきています。

日本でもファーストリテイリング、ヤフー、みずほFGなど大企業中心に、希望する従業員が週休3日制を選択できるようになっています。

さらに、内閣府の骨太方針2021で普及を図ると言及され、将来多くの日本人が週休3日制を選択できるようになるかもしれません。

しかし、あなたは「週休3日制を選択すると給料が減るから自分には無理」と考えていませんか。

「守るべき家族がいる」「住宅ローンの支払いがある」など、頭をよぎったかもしれません。

とはいえ週休3日制なら家族と一緒にいる時間が増えるなど、「時間」という財産が生まれるメリットがあります。

そこで週休3日制を活用したプチFIRE生活(以下プチFIRE)をご紹介します。

FIREとは早期退職して資産運用からの収入で生活することです。

こう聞くと1億円くらいの大金が必要と思われるでしょうが、週休3日制を活用したプチFIREならグっとハードルが下がるので、あなたにも可能かもしれません。

週休3日制+配当金でプチFIREに

週休3日制とは

週休3日制は

1. 給与減少型と

2. 給与維持型

の2通りがあります。

給与減少型は、休んだ日数分給与が減少します。

4/5になる場合が多いです。

給与維持型は、1日分の労働時間を他の曜日で余計に働き、5日分の仕事を4日で行います

給与維持型の場合、多少きついですが減給がないのでお金の心配はありません。

問題は給与減少型です。

しかし、減った給与を他の収入で補填できれば、自由な時間を手に入れるメリットが大きいのは給与減少型の方です。

週休3日制導入に備えて準備をしよう

「うちの会社は週休3日制の導入予定もないし関係ないか」

と思ったあなた、テレワークが急速に浸透したことを思い出してください。

日本企業は新制度を導入するまでは遅いですが、1社導入すると瞬く間に「わが社も」「わが社も」と広がりやすい特徴があります。

将来あなたの会社が週休3日制を導入した時に選択できるよう、今から準備する必要があります。

準備ができていれば週休3日制を導入している企業に転職する、という選択肢も生まれるでしょう。

では週休3日制を選択するための準備とはなんでしょうか。

答えは高配当株への投資です。

減給分は株の配当金で埋める

週休3日制の減給分を埋めるには副業で補填を考えてしまうところですが、他に労働をすると、せっかく手に入れた自由な時間というメリットを捨てることになります。

そこで減給分は株の配当金を活用しましょう。

これであなたもプチFIREが可能です。

FIREは人それぞれ生活費が違うので一概に言えませんが、5,000万円から1億円の資産が必要です。

しかし、プチFIREならそこまでの資産は必要ありません。

増えた休日を楽しむプチFIREの男性

プチFIREにはいくら必要か

ではプチFIREにはいったいいくら必要か考えてみましょう。

年収500万円のサラリーマンの場合、週休3日制を選択すると年収は100万円減少します。

年間100万円分の配当金を得るには、配当利回り5%(税金考慮で4%)の株式で運用すると、2,500万円必要です。

ちょっとまだハードルは高いですね。

減給分全額を補填しようとせず、半分の50万円でよしとするなら1,250万円でOKです。

「約1,000万円で週1日自由な時間が買える」と考えるならば、安い買い物と言えませんか。

減給はある程度、割り切って受け入れてしまうのも手です。

他には

・ 生活費の一部を株主優待で補填したり、

・ 生活費を見直して余計な出費を減らしたりする

とよいでしょう。

さらに、NISA口座を利用すると配当金が非課税になるので実質利回りをアップできます。

一般NISA口座の場合年間120万まで利用できるため、毎年コツコツ高配当銘柄を購入し、数年かけて週休3日制の準備をすることも考えてみましょう。

週休3日制のデメリットは必ずチェック

週休3日制を選択する前に忘れてはならないデメリットがあります。

それは将来受け取る年金額が減少してしまうことです。

現役時代に支払う年金保険料は減少するものの、将来受け取る年金額は年間10万程度減る可能性があるので、年金を減らしたくない方には向いていないかもしれません。

週休3日のプチFIREは年金減額がデメリット

おすすめの高配当銘柄3タイプ

最後にプチFIREを実現するための、おすすめの高配当銘柄をご紹介します。

1. 配当利回りの高さ重視なら

配当利回りの高さを重視するなら

・ JT(証券コード:2914)

・ ソフトバンク(9424)

を買いましょう。

両銘柄は配当利回りが約6%あり、前述の計算例より必要資産額が少なく済むメリットがあります。

2. 多少リスクをとっても高利回りをねらうなら

多少リスクを取ってもよいなら

・ 日本郵船(9101)

・ 商船三井(9104)

の海運株がおすすめです。

両銘柄ともに配当利回りが7%を超えており、2021年8月時点の日本トップクラスの高配当銘柄です。

ただし、海運株は景気に大きく業績が左右されるため配当金が大きく増減する可能性が高いので要注意と言えます。

3. 安定した高配当狙いなら

業績の悪化時に大きく減配されることなく、増配も期待したいならDOE採用銘柄がおすすめです。

DOE採用銘柄とは、株主資本に対して一定の割合で配当する企業です。

DOE採用銘柄については過去記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


一般的に配当は業績に連動して増減しますが、DOE採用銘柄は業績悪化時に減配の可能性はあるものの、減配額は小さく済む可能性が高いメリットがあります。

ぜひ参考にしていただき、プチFIREを実現してください。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)

《勝越 晴》
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執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴 勝越 晴

株式ディーラー歴10年の投資経験を世の役に立たせたいと思い、ライターを始めました。現在はITに従事する個人投資家でもあります。自分と同じ育児世代が投資を始めるきっかけになる記事を書くことが夢です。 寄稿者にメッセージを送る

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