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【毎月上がり続ける電気代】暖房費節約に効果大なエアコンの使い方3つ、家庭でできる工夫4つ

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【毎月上がり続ける電気代】暖房費節約に効果大なエアコンの使い方3つ、家庭でできる工夫4つ

先日電力大手10社が2022年3月の電気料金を発表。

ここ半年ほど毎月電気代が値上げされています

毎月上がり続ける電気代を節約したいものです。

この記事では、そのカギとなる「エアコン暖房の電気代節約」について解説します。

相次ぐ値上げ

各社の前月比電気代値上げ額

各社平均モデルの前月比電気代値上げ額は、以下の通りです。

※2022年3月の電気料金

値上げ額
北海道電力122円
東北電力219円
東京電力283円
北陸電力△3円
中部電力292円
関西電力52円
中国電力174円
四国電力138円
九州電力113円
沖縄電力213円

※△はマイナス

値上げ額は10社平均で160.3円東京電力、中部電力は300円近い値上げです。

そのような事態を招いた原因は、発電に必要な燃料コストの上昇です。

燃料コストの上昇は今も続いており、今後はさらに電気代が上がると見られています。

それによって、特に暖房を多用する冬は家庭の電気代が非常に高くなる恐れもあります。

早急に冬の電気代節約に着手することが必要でしょう。

そのカギとなるのが冬の電気代に占める割合が高いエアコン(暖房)の電気代です。

高騰する電気代を抑えるために今すぐできる対策とは

冬の電気代に占める割合が高いエアコンの電気代を節約する方法として、資源エネルギー庁は次の3つを推奨しています。

参考:資源エネルギー庁「省エネポータルサイト

1. 暖房の温度設定を1℃下げる

暖房の設定温度を下げる

冬に快適に過ごせる室温は20℃だといわれています。

そのことを前提に資源エネルギー庁が試算したところによれば、外気温6℃、暖房使用時間9時間の条件下でエアコンの設定温度を21度から20度に下げた場合、年間で約1,430円電気代を節約できます。

2. 必要な時だけ暖房をつける

冷房は長時間使っても電気代はそれほど上がらないと言われますが、暖房に関しては事情が異なるようです。

資源エネルギーは、エアコンの冷房・暖房それぞれの使用時間を1時間短縮した場合に節約できる年間電気代を、以下のように試算しています。

冷房(設定温度28度):510円の節約

暖房(設定温度20度):約1,110円の節約

暖房の使用を1時間短縮した時に節約できる電気代は、冷房の2倍以上です。

節約の観点から言えば、暖房は冷房以上に使用時間の短縮を意識した方がよさそうです。

3. エアコンのフィルターを月に1、2回掃除する

エアコンのフィルターがホコリで詰まっていると、暖房効果が落ちて消費電力が上がります。

それによって電気代も上がってしまうので、エアコンのフィルターを最低でも月に1、2回掃除することが必要です。

資源エネルギー庁によれば、月1・2回のフィルター掃除で節約できる電気代は年間約860円

意外と節約効果があることがわかります。

以上で紹介した3つの電気代節約方法をすべて実践すれば、年間約3,400円節約できる計算です。

ちょっとした工夫でも意外と大きな節約になるものですね。

筆者が効果を実感!「エアコンの電気代節約に有効な方法」

以上の方法でエアコンの電気代を安くできることを知ったうえで、

「エアコンの運転時間をもっと短くすればもっと電気代を節約できるのでは?」

などと考える人も多いでしょう。

実は私もその1人です。

そこで、エアコンの設定温度を20℃より下げる、あるいはエアコンの使用時間を短縮するのに有効な方法として、私自身が効果を実感したものをいくつか紹介します。

1. 太陽光を取り入れて部屋を暖める

冬に晴れの日が多い太平洋側や、温暖な地域にお住まいの場合におすすめの方法です。

晴れた日中に部屋に太陽光を取り入れると、エアコンの設定温度を18℃程度にしてもそれほど寒く感じません

また、比較的暖かい日なら日中にエアコンを使用しない時間を長くできます。

日差しを活用して暖房代を節約

2. カーテンを上手に活用する

夜間や雨の日など、外気温が低い時はカーテンを閉め切ると、部屋の暖気を外に逃すことや外から冷気が入ることを防げます

それによってエアコンの設定温度を下げることも可能です。

3. カーテンを断熱効果が高いものに買い替える

カーテンを断熱効果の高いものに買い替えるのも1つの方法です。

先日私は古いカーテンを断熱効果が非常に高いカーテンに買い替えましたが、その効果は抜群です。

それまでエアコンの設定温度を21~22度にしないと寒かった部屋が、設定温度19度でも暖かくなりました。

また、少し暖かい日なら暖房なしでもすごせる時間が増え、エアコンの使用時間を減らすことにも成功しています。

4. 補助的な暖房器具の使用や衣類の調節

こたつや電気毛布など、使用時の電気代が安い補助的な暖房器具の使用でも、エアコンの設定温度を下げたり使用時間を減らしたりできます。

また、エアコンは足元が温まりにくい欠点がありますが、その点を補うために

・ 厚手の靴下

・ 起毛パンツ

・ あったかブーツ

・ 着る毛布

などの暖かい衣類で体温調節を行うのも有効です。

実はこの記事を執筆している今(午後4時台)私の部屋のエアコンのスイッチはオフですが、足元を起毛パンツ・あったかブーツ・電気毛布で暖めているのであまり寒さを感じません。

また、夜はエアコンをオンにしますが、足元を温めるとエアコンの温度が18~19℃でも暖かく感じます。

厚手の靴下で足元を温める

節電方法を気軽にためしてみよう

以上の方法による効果がどの程度実感できるか?という点については個人差があるでしょう。

しかしこれらの方法が、エアコンの使用時間の短縮や設定温度を低くすることに貢献していることは事実です。

少なくとも以上の方法によってエアコンの電気代が増えることはないので、ぜひ気軽に試してみてください。(執筆者:元銀行員 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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