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クレジットカード審査に関する「2つの誤解」 複数同時申込で全部通過することも クレカ13枚持ちが解説

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クレジットカード審査に関する「2つの誤解」 複数同時申込で全部通過することも クレカ13枚持ちが解説
「クレジットカードは同時に申し込んではいけない」

「追加のクレジットカードが欲しければ、6か月開けたほうがいい」

こんな情報がネット上に見受けられます。

根拠がないわけではないものの、この2つの情報は、真実とは言えません。

13枚の自己名義クレジットカードを持つ筆者が、複数同時申込について解説します。

複数枚同時にクレカを発行するコツ

クレジットカードは同時に申し込んで構わない

新社会人など、どのクレジットカードを申し込むか決めかねる人もいるでしょう。

それなら3枚程度、同時に申し込んでしまったらどうでしょうか。

残らず審査に通って、なんら不思議はありません。

ただしコツはあります。

最重要の条件は、キャッシング枠を付けないことです。

見ていきます。

個人信用情報の申込記録について

個人のクレジット、ローンの履歴は過去最大5年間(銀行系は10年間)、CIC、JICCといった信用情報機関の保有する個人信用情報に記録されます。

これと別に「申込記録」も、最大6か月間(6か月目の月末まで)記録されています。

カードやローンを申し込んだ事実を他のクレジットカード会社も参照するため、多数申し込むと審査がどんどん不利になるとされるわけです。

実際のクレジットカード会社の運用は、次の通りです。

・ キャッシング枠を付けて申し込んだ場合・・・翌日までに申込記録を付ける義務がある

・ キャッシング枠を付けずに申し込んだ場合・・・月1回まとめて記録を付ける

キャッシング枠を付けて申し込むと、貸金業法上の義務として、カード会社はすぐに申込記録を付けます。

キャッシング枠を付けない場合、カード会社は当月の申込み分につき、まとめて月1回記録します。

つまり複数同時にカードを申し込んだからといって、キャッシング枠を付けていないなら、各カード会社は他のカード申込の事実を把握しません

他社を考慮せずカード審査が行われるため、すべてに通っておかしくないわけです。

カード会社の、月1回まとめて記録する日は公表されないのでわかりません。

ただ性質上、各カードの締め日と関係が深いものと思われます。

クレジットカードの締め日は、月末のものが比較的多数派です。

月末締めや27日締めのカードから複数選び、月の前半に同時に申し込むと、すべて審査通過する確実性がより高いでしょう。

クレジットカードの信用情報

審査落ちしても、同じ月に再度のチャンスがある

もうひとつ、カード申込のテクニックです。

月の初めにカードの審査に落ちてしまったとします。

ただ、キャッシング枠を付けていないなら、落ちた時点ではまだ申込記録は付いていません

滞納もなく信用情報がそれほど悪くないなら、同月中に別のカードを直ちに申し込んで、審査に通る可能性があります。

なお、信用情報に「審査に落ちた記録」というものはもともとありません。

カードの申込間隔を6か月開けなくてもいい

カードの申込記録は6か月残ります。

キャッシング枠を付けても、付けなくても同様です。

申込記録が残っているうちに次のカードを申し込むと、審査が不利になることは確かです。

ただ可能性の問題にすぎません。

信用情報に問題のない人なら、新規に1枚申し込んだだけで極端に不利にはなりません。

毎月1枚ずつ申し込んでいけば異常な履歴となりますが、2~3か月置いてもう1枚という程度なら、当面は問題ないことが多いです。

もちろん常に審査落ちの可能性はありますが、落ちてもまだチャンスがあります。

キャッシング枠を付けなかった場合なら、当月中にもう1枚申し込めば、先に述べた理由で通ることがあります。

審査に落ちる理由は限度額にあるかも

カードの審査に落ちた理由はわかりません。

「続けて申し込んだため」だったと納得することにしても、実は落ちた理由は他にあるかもしれません。

ありがちなのが、カード限度額の合計が高すぎる場合です。

割賦販売法により、クレジットカードの限度額設定ルールが定められています。

カード会社に与えられた限度額をそのままにせず、意図的に引き下げて使うと、新たなカードの限度額ができる可能性、つまり審査に通る可能性が増えます

クレジットカードの限度額

同時申込におすすめカード

新生活のためのおすすめカード3枚を最後にご案内します。

いずれもキャッシュレス決済との組み合わせで活用でき、さらにカード締め日も末日または27日です。

・ 楽天カード

・ PayPayカード

・ エポスカード

それぞれ入会キャンペーンも実施中なので、ぜひ3枚同時に手に入れてみてください。(執筆者:沼島 まさし)

《沼島 まさし》
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沼島 まさし

執筆者:金融系ライター 沼島 まさし 沼島 まさし

実践系キャッシュレスライター。 モットーは「経済圏に囲い込まれるな」「キャンペーンのためなら火の中水の中」 QRコード決済の地域還元のためなら、都内のあちこちに出没します。 たまにうっかり失敗しますが、失敗談もネタにしています。 寄稿者にメッセージを送る

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