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【業ス】小麦粉&プレミックス粉 製造元や原材料からコスパを考える

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【業ス】小麦粉&プレミックス粉 製造元や原材料からコスパを考える

食品が安く手に入るのはうれしいけど、安すぎると不安になります。

節約大好きでも疑り深い筆者は、常にその不安を抱えています。

業務スーパーで見つけた小麦粉と、ホットケーキミックスやお好み焼き粉などの「プレミックス粉」も安くて不安に感じた商品です。

小麦粉の価格が高騰しているこの時期に、業スでは小麦粉類がメジャーなメーカーの半額ほどの価格で販売されていました。


そこで今回は、業スの小麦粉やプレミックス粉について調べてみました。

記事で紹介している価格は、筆者が購入時のものとなりますのでご了承ください。

業スの小麦粉

業スの小麦粉

業スを展開している神戸物産製造の小麦粉には、次の3種類があります。

薄力小麦粉  137円(1kg)

中力小麦粉  145円(1kg)

強力小麦粉  158円(1kg)

日清フラワーの小麦粉は、298円ほどで販売されています。

業スの小麦粉の2倍近い価格です。

しかし業スの小麦粉の製造者は「日本製粉株式会社」です。

日本製粉はニップンのことで、製粉分野では日本国内シェア2位の立派な会社です。

疑り深い筆者は製造所の住所もチェックしましたが、業スの小麦粉の製造所はニップンの横浜工場の住所と一致していました。

業スの小麦粉は、業界大手のニップンが製造していることにまちがいありません。

ニップンからは「ハート」という名前の薄力小麦粉や、中力小麦粉・強力小麦粉が販売されています。

どれも1kg238円ほどで、業スの小麦粉よりも80~100円ほど高めの価格設定です。

もちろん業スのものとまったくおなじ商品ではないでしょう。

それでも、信頼できる会社が製造している小麦粉を、低価格で購入できるのはありがたいです。

業スのホットケーキミックス

業スのホットケーキミックス

業スのホットケーキミックスは、1kg入りで245円です。

小分けになっておらず、外箱にも入っていません。

シンプルなパッケージングが、安さの一因でもあるでしょう。

製造者は、奥本製粉株式会社という大阪にある会社です。

調べてみると昭和産業グループのひとつということが分かりました。

奥本製粉からは、小麦粉やさまざまなプレミックス粉が販売されています。

ホットケーキミックスは「ふんわりホットケーキミックス」という名称です。

楽天では、600g225円で販売されています(2022年3月末現在)。

価格を比較するために、100gに換算してみましょう。

業ス 約24.5円

奥本製粉 約37円

業スのホットケーキミックスのほうが、約12.5円安いことが分かりました。

同じ会社が製造しているホットケーキミックスなのに、どのあたりにちがいがあるのか、原材料を比べてみました。

・業スのホットケーキミックス

小麦粉(国内製造)、糖類、でんぷん、ショートニング、食塩、全卵粉末/膨張剤、増粘剤/香料、着色料

奥本製粉

小麦粉(国内製造)、糖類(砂糖、ぶどう糖)、でんぷん、食塩、ショートニング、全卵粉末/ベーキングパウダー、香料

奥本製粉のホットケーキミックスでは着色料と増粘剤は使われておらず、膨張剤ではなくベーキングパウダーと記載されていました。

ここに秘密があるのかもしれませんが、それほど大きな問題ではなさそうです。

実際にホットケーキを焼いて食べてみましたが、普段食べているホットケーキと大差はなかく、おいしかったです。

業スのお好み焼き粉


業スのお好み焼き粉は、1kg245円で販売されています。

製造会社は、ホットケーキミックスとおなじ奥本製粉株式会社です。

奥本製粉ではお好み焼き粉も数種類販売しています。

そのなかでももっとも安価なものは「大阪の粉屋がつくった逸品 お好み焼き粉」という商品です。

ヨドバシ.comでは、1kg497円で販売されています。(2022年3月末現在)

100gの価格を計算してみましょう。

業スのお好み焼き粉 24.5円

大阪の粉屋がつくった逸品お好み焼き粉 49.7円

価格差はホットケーキミックスよりも大きく、2倍近くになったので、こちらも原材料を確認をしました。

・ 業スのお好み焼き粉の原材料

国内製造の小麦粉、砂糖、食塩、でんぷん、かつお節粉末、山芋粉末、全卵粉末、脱脂粉乳/膨張剤、調味料、増粘剤

奥本製粉のお好み焼き粉

小麦粉(国内製造)、コーンフラワー、糖類(ぶどう糖、砂糖)食塩、やまいも粉末/調味料、膨張剤、増粘剤

原材料を比べてみると、まったくちがう商品であることが分かりました。

奥本製粉のお好み焼き粉には、コーンフラワーが入っています

コーンフラワーとはとうもろこしの粉で、小麦粉の代用としても使えるものです。

このちがいが価格差につながるのか判断できなかったため、奥本製粉のほかのお好み焼き粉や、日清やおたふくといったメジャーなブランドのお好み焼き粉も調べてみました。

そして分かったのは、お好み焼き粉には基本的に小麦粉とベーキングパウダー、増粘剤が使用されているということ。

そこにそれぞれのブランドが、昆布エキスやかつおぶしエキスといった旨味成分を配合しているということです。

小麦粉に膨張剤、増粘剤、かつお節粉末の入った業スのお好み焼き粉は、コスパの高い商品です。

業スのお好み焼き粉でお好み焼きを作ると、ふんわりと焼きあがりました。

普段は小麦粉から作っていますが、業スのお好み焼き粉を使う方がコスパも良いと感じました。

安くておいしくてコスパも上々

業スの小麦粉やプレミックス粉は、ニップンや昭和産業のグループ会社といった信頼できるメーカーの商品です。

これからも高くなるであろう小麦粉やプレミックス粉を、メジャーなブランドの半分ほどの価格で手に入れられるのは値上げ続きの今、すごく助かります。

業スの粉を使って、上手に節約をしてみてください。(執筆者:桧山 あい)

《桧山 あい》
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執筆者: 桧山 あい 桧山 あい

神戸に住む元美容師です。ライター業のスタートは2018年。2年の兼業生活の後、2020年8月に専業ライターとなりました。美容系はもちろん、子育て系や教育系、動物系の執筆が得意です。私にとって節約は生活の一部。「出費は削れども心は削らぬ」をモットーに、楽しい倹約生活を心がけています。 寄稿者にメッセージを送る

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