先週の日経平均株価は、米長期金利が高水準を付けた影響によりハイテク株安が重荷となって、日本のマーケットも下落して始まりました。

火曜日には、米金融引き締め観測で大幅下落し、日経も大きく下げました。水曜日には米消費者物価指数が市場想定に達しなかった為、反転し買われました。

金曜日には聖金曜日で欧米市場が休場で、結局、1週間を通して米国の流れに影響され、方向感が出ない日経平均となりました。

方向感が出ない場面での取引はとても難しいですが、トレンドが出ていてわかりやすい動きをしている場面はなかなか出現せず、1年を通してもみ合いの展開が多いです。

もみ合いからどちらかに放れたときに、その方向のトレンドが継続するので、このもみ合い期にどのように対策するかが重要だと思います。

今は、日本国内の問題だけではなく、世界経済全体の経済の流れが影響しています。

日本の株をやっているから日本のマーケットを見るというだけではなく、世界の動きや為替にも目を向けて、世界全体の動きも気にしていきたいところです。

4月第1週の海外投資家動向は現物6,857億円の買い越しとなっています。

これは7年ぶりの高水準で、4月は海外投資家が買い越しやすいと言われていましたが、まさにその通りになっており、この買い越しが継続していくのか注視していきましょう。

今週の日経平均を考える

現状分析

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

日足の移動平均線

5日線は、下向きだった移動平均線が木金曜日に上向きとなり、株価も移動平均線の上に出て終わっています。

25日線は上向きに推移し、火曜日に株価は移動平均線を下抜け、木金曜日には移動平均線に触れて終えています。

75日線は、下向き。株価が移動平均線の下にあり、抵抗線として機能しています。

並び順は75日25日5日線の並び順で、安定下降となっていますが、前回も記載した通り、この並び順に関しては、移動平均線が収縮していてエッジがない状況が続いています。

移動平均線が大きく離れてから方向感が出てきますので、3本の移動平均線の収縮はチャンスとも言えますので、引き続き監視をしていきましょう。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は下向きで推移し2万8,100円処まで下がってきました。

トレンドライン

9月14日11月16日1月5日高値を結んだラインが上値抵抗線としてあり、直近の上値としても機能していました。

このラインに平行した斜めラインが2021年2月16日からのラインで下値支持線として4月12日火曜日に機能しました。

そして窓に関しては、4月6日7日の窓埋めが意識されましたが、わずか11円程足らず窓埋めとはなりませんでしたので、この価格2万7214円をまずは埋められるか、その後、上の窓、2万7,662円が埋められるかが意識されるところです。

一目均衡表

株価は雲の中を推移しています。遅行線をみても、上にも下にも行ける場面です。

5月9日の雲のねじれまでもみ合いの展開も考えられます。

ボリンジャーバンド

TPラインを挟んで、どちらに動くのか方向感がでていません。

バンドも波打ち、もみ合い示唆しているように見受けられます。

+-σどちらの方向に行くのか確認していきましょう。

スローストキャスト

12日火曜日に底打ち、売られすぎゾーンを脱する場面で週末を迎えています。

今後、このまま買われすぎゾーンまで方向感をもってすんなり進行してくれるのか、中折れして下降トレンドへとならないかどうか気にしてみていきましょう。

MACD

ヒストグラムはまもなく好転へ向かう場面です。

MACDとシグナルは0ライン近辺で横ばう動きで、ここで0ラインを割らずに耐えられれば、上昇トレンド継続で強い相場となりますが、0ラインを割ってくれば下降トレンドとなり、更なる下落が意識されます。

0ライン近辺にいる現在値はどちらに動くのか重要な位置です。

4月17日が満月でした。ピンクムーンと言われていて、とてもきれいな満月を見られました。

満月や新月は株価にも影響が出るということで、転換のサインとして見られています。次回の新月は5月1日。満月は5月16日(皆既月食)です。

総合判断

今週も方向感に欠ける状況が続きそうで、もみ合いの展開となりそうです。

方向感のない、わからない場面で勝負するのではなく、どちらかに放れたほうについていけるように、心がけたいです。

この煮詰まってきている状況はむしろチャンスですので、しっかり見極めていきましょう。(執筆者:城 晶子)