桐谷さんに憧れる主婦が、「株主優待」を利用して優待族として1日を過ごす企画、第5弾。
今回は、プチおでかけ編です。
有効期限が近い株主優待券を使って、家の近くでは買えないテイクアウトのほか、大型店に立ち寄って欲しいものを購入してきました。
今回は1万2,447円の節約効果がありました。
1日で利用した株主優待の内容を紹介します。
目次
桐谷さんについて簡単に説明
桐谷さんは、東京都内を自転車で爆走。
株主優待を利用して買い物やレジャーを楽しむ様子がテレビ番組「月曜から夜ふかし」で特集され、一躍人気になった人物です。
そんな桐谷さんに憧れる主婦が、今回も、株主優待を利用して1日を過ごしてみました。
今回は、名古屋駅に来ました。名古屋駅で株主優待券を利用して食事や買い出しをして、結果、1日で1万2,447円相当が節約できました。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)
クリエイト・レストランツ・ホールディングスの株主優待は、対象店舗で使える500円券の食事券です。保有株数に応じて食事券がもらえます。
«執筆者撮影»
有効期限2022年5月31日の株主優待券があったので、複数店舗を巡りました。
※2022年5月31日有効期限は、営業時間短縮要請があった関係で2022年8月31日まで有効期限延長になっています。
1枚1枚がチケットのように切り離せるようになっていて、500円単位で使えます。
使える店舗1:磯丸水産
«執筆者撮影»
磯丸水産では、テイクアウトメニューを注文。
・ 磯丸焼きセット2人前 → 1,599円
・ 島寿司セット → 1,274円
合計2,873円、優待券2,500円分を利用して端数373円分をiD払い。
蟹味噌の甲羅焼き、海老、いか焼きの他、鮭やほっけなど焼き魚も入った磯丸焼きセット、漬けネタに、あおじそやごま入りシャリの島寿司セット、どちらもおいしくて、それなのに値段はお手頃でコスパ良しな商品です。
それを株主優待券で支払うことで端数のみの支払いでよくなりました。
端数のiD払いも、実は株主優待。
ブロードリーフ(3673)のTOYOTAウォレットチャージ。
「iD払いで」と伝えることでiD払いができる店舗で利用できます。
そのため、現金の支払いは0円です。
節約効果:2,873円相当額
使える店舗2:つけめんTETSU
«執筆者撮影»
こちらもクリエイト・レストランツ・ホールディングスの株主優待を利用しました。
1人ラーメン店にチャレンジです。
「つけめんTETSU」でつけめん、1,180円。
食券を自販機で買うスタイルで、お店の方に聞いて自動販売機を操作してもらい、180円だけを現金で自動販売機に入金しました。
中太麺、魚介だしのつけめんで、分厚いチャーシュー、煮卵1個、メンマ山盛りです。
ボリュームもあり、かなりお腹いっぱいになる量。
つけめん通常1,180円が180円の支払いになったことは、家での食事と比較しても安い気がします。
1,180円が約85%オフの180円に。これこそ優待族のメリットに違いありません。
節約効果:1,000円相当額
(株)高島屋(8233)
«執筆者撮影»
高島屋の株主優待は「株主優待カード」です。
株主優待カードをレジで提示すると、利用限度額の範囲内で10%割引にて商品購入できます。
«執筆者撮影»
おみやげのスイーツ、八天堂のクリームパンを購入。
少しぜい沢品かもしれませんが、おでかけ時のおみやげがあると家族も喜びます。
定番の5種類セットのほか、あまおう苺の新製品も購入。
お会計は1,575円ですが、値引き額は10%157円で少々の割引。
他の優待内容と比較すると節約効果はあまりないように感じますが、その場ですぐ値引きされ、外税の消費税分は節約できました。
残額は現金で支払いです。
節約効果:157円相当額
ビックカメラ(3048)
«執筆者撮影»
ビックカメラ(3048)の株主優待は買い物優待券。
今回、名古屋駅に来た理由は、ビックカメラの株主優待券を使いたかったからです。
ビックカメラの株主買い物優待券の有効期限は2022年5月31日。
楽天ビックでも使えますが、なかなか使うタイミングを逃していました。
名古屋駅に来た目的は、「ビックカメラ大型店」を利用したかったから。
«執筆者撮影»
生活に必要な商品を、1,000円ギリギリの額を狙って購入しました。
・ ファイルやマジックペン、ボールペンで1,073円
・ コンディショナーとお菓子で1,095円
それぞれのレジで1枚ずつ、合計2枚を利用、そして端数は先述したブロードリーフ(3673)のTOYOTAウォレットチャージのiD払いをしています。
LUXバスグロウのコンディショナーを購入した理由は、キャンペーンに参加したかったからです。
«画像元:LUX»
LUX(ラックス)BATH GLOW(バスグロウ)を購入することで、1点LINEポイント500ポイントがもれなくもらえるキャンペーンが6月初旬まで実施中でした。
そこで、1,000円券の株主優待券を利用して商品を購入、そしてキャンペーン応募でLINEポイント500ポイントをゲット予定です。
こういったテクニックが使えると、大きく節約できたと満足できます。
節約効果:2,168円
(株)ヤマダホールディングス(9831)
«執筆者撮影»
(株)ヤマダホールディングス(9831)の株主優待は、お買物優待券です。
1,000円以上で1枚500円分の優待券を使えます。
«執筆者撮影»
購入したのは任天堂スイッチのゲームソフト。Nintendo Switch Sportsです。
4月29日に発売されたパッケージ版は、消費税込で5,204円。
5枚利用して2,704円の支払いに。
残額の2,704円も先述したブロードリーフ(3673)のTOYOTAウォレットチャージのiD払いです。
節約効果:5,204円
«執筆者撮影»
ヤマダ電機では、違う階で食品も購入しました。
名古屋駅にあるヤマダ電機、LABI名古屋は、地下1階から5階までが店舗。
地下1階には医薬品、化粧品、日用品も売っています。
お菓子や食品もあったため、食費節約のためにも株主優待券を活用できそうでした。
コーヒーのキャラメルオレベースのほか、プロテインバーなどを購入。
合計金額1,045円で500円分はヤマダホールディングスの株主優待券、545円分はiD払いです。
節約効果:1,045円
結論:株主優待で過ごす1日は節約効果抜群
株主優待券の有効期限があったため、株主優待券を使うためにちょっと「おでかけ」。
家の近くだけでなく、おでかけ時に、デパートや大型店舗で利用できる株主優待券を利用することで、お金をできるだけ使わず、食事や食品などを買い出しできます。
この日節約できた金額は1万円以上。
1日、お買物やレジャーを十分に満喫しました。
デメリットは予測できない株主優待の改悪もあることです。
個人投資家の多い株主優待でもあるJT(2914)の株主優待廃止に続き、オリックス株式会社(8591)も2024年の株主優待を最後と株主優待の廃止を発表。
今後、企業の株主優待コストが高い場合や、必要株主数が減少して個人投資家の参入がそこまで必要ないと感じた場合、株主優待の廃止につながりそうです。
高配当株にシフトした方が良いなど選択肢も多いですが、今のところ、筆者は、株主優待株を「楽しむ」生活をしながら節約していきたいと考えています。
下落局面でも投資しつづけられているのは、企業を応援する株主優待があるから。
今後も、長期的に株を保有して株主優待を今後も楽しみたいです。(執筆者:節約への情熱は誰にも負けない谷口 久美子)