ETFや投資信託は「投資初心者でも始めやすい」と徐々に人気が出てきている金融商品です。

ETFは投資信託の一種であり、両者とも株式や債券を組み合わせて長期投資ができる商品、という点では同じ括りとなりますが、

「違いが分からない」

「自分に向いている方を選びたい」

と考える方は少なくありません。

本記事では、それぞれの特徴と向いている人、おすすめ銘柄を紹介していきます。

どちらの方がお得なのか知り、自分に合った商品で投資を行いたい方には必見の内容となっています。

本記事は売買を推奨するものではありません。

どちらを選べばいいのか悩む

ETFと投資信託の違い

ETFと投資信託の違いを軽く抑えておきましょう。

一般的に以下のような違いがあると言われています。

  • ETFは「上場」投資信託、投資信託は「非上場」投資信託
  • 手数料はETFの方が割安(投資信託は運用手数料が必要)
  • 商品数は投資信託の方が多い(ETFは上場商品に限られる)

 

ETFとは

ETFは上場している投資信託で、自分で直接証券取引所にて取引する金融商品です。

上場しているため、株式のように平日9:00~15:00の間はいつでも売買可能な特徴を持っています。

リアルタイムで価格が変動するため、注文タイミングによっては売買価格が異なるので注意が必要です。

ETFが向いている人

ETFは以下の人に向いています。

  • コストを抑えたい
  • 自分でポートフォリオを組みたい
  • 好きな売買タイミングで取引したい

ETFは日経平均株価などの指数に連動して価格が決まっていくため、有利なタイミングで好きな銘柄に投資できる自由度が魅力的です。

例えば取引時間内に急落した場合、利益が出ている内にETFを売却もできます。

しかし、自分で注文する必要があり、分配金も手動で再投資する手間が発生するデメリットもあるので注意が必要です。

 

おススメ1:日経225連動型上場投資信託(1321)

日経225連動型上場投資信託(1321)は、野村アセットマネジメント株式会社が運用する「日経平均株価」への連動を目指すETFです。

日経平均株価とは日本の主要225銘柄の株価の平均値を算出したもので、個別株よりも分散して日本株へ投資できます

ニュースなどで情報収集しやすく値動きが分かりやすい点もメリットといえるでしょう。

日経225連動型上場投資信託(1321)は日経平均連動型ETFの中で最も売買量が多い特徴があります。

個人投資家以外にも、機関投資家にも取引される知名度の高いETFといえるでしょう。

おススメ2:バンガード・S&P500 ETF(VOO)

バンガード・S&P500 ETF(VOO)はバンガード・グループが運営する「S&P500」への連動を目指すETFです。

S&P500とは、米国株式市場に上場する主要500銘柄で構成された指数を指します。

マイクロソフトやアップルなどの有名企業に分散投資でき、他のS&P500連動型と比べて、購入価格や手数料は安く設定されています。

 

投資信託とは

投資信託は上場しておらず、自由に売買せず専門家にお金を預けて運用してもらう金融商品を指しています。

1日につき1つの基準価格が設定され、証券会社の定めた時刻までに注文を出せば、その日の内に購入できます。

間に合わなければ翌日に購入できる、というシステムを取っています。

 

投資信託が向いている人

投資信託は以下の人に向いています。

  • NISAなどを活用したい
  • 少額から試したい
  • 全部お任せしたい

投資信託は商品数が多いため、数千種類もの中から自分に合った商品を選ぶことができます。

予め投資金額や分配金の再投資の設定をしておけば、ほったらかしで投資を進めることも可能です。

NISAやiDecoに対応している商品が多く、NISA枠を使って節税をしたい方も始めやすいメリットも持っています。

運用の手数料(信託報酬など)が高いため長期投資の場合はコスト面を気にかける必要があります。

 

おススメ1:ニッセイ日経平均インデックスファンド

ニッセイ日経平均インデックスファンドは、ニッセイアセットマネジメントが運営する投資信託です。

「日経225連動型上場投資信託(1321)」はETFでしたが、こちらは日経平均株価の投資信託バージョンです。

日経平均株価へ連動している投資信託の中でも、手数料が安く運用効率が高い点が魅力的でしょう。

NISAにも対応しているため、利益分を非課税にすることが可能です。

 

おススメ2:eMAXISSlimバランス(8資産均等型)

eMAXISSlimバランス(8資産均等型)は、三菱UFJ国際投信が運営する全世界に投資できる投資信託です。

日本株式、先進国株式、債券や不動産などにバランス良く投資できるため、リスクを分散させたい人にぴったりといえるでしょう。

最低100円から購入でき、信託報酬などの手数料も低いため、大きく利益を狙うのではなくコツコツとした長期投資向けの商品です。

 

迷ったらどちらを選べばいい?

  • コストを抑えたいのなら「ETF」
  • NISAを活用するなら「投資信託」

がおすすめです。

投資開始時点では少額で投資していくため、最初の頃は特に大きな違いはありません。

  • 自分で売買したいのであれば「ETF」
  • 手間をかけたくないなら「投資信託」

など、自分の投資スタイルに合わせて選択することが大切です。

短期間でリターンを得ようとせず、自分の取れる範囲のリスクを考慮して商品を選んでみてください。(執筆者:秋山 さやか)