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驚異の5%還元クレカが新登場 LINEクレカ(P+)は業界を変えるか?

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驚異の5%還元クレカが新登場 LINEクレカ(P+)は業界を変えるか?

2022年11月29日、還元率5%をうたうクレジットカードが登場しました。

LINEクレカ(P+)です。

QRコード決済のLINE Payとセットして(チャージ&ペイ)使うと、実に5.0%還元です。

LINEクレカ(P+)

5.0%還元になるのは「月1万円」の買い物までですが、それでもなかなかのインパクトです。

LINEクレカ(P+)をご案内します。

新登場LINEクレカ(P+)とは

ビザラインペイクレカ

≪画像元:三井住友カード

名前だけ見ると以前からあったカードのようですが、それはLINE Payクレカ(VISA LINE Payクレジットカード)です。

新登場のLINEクレカ(P+)は別物であり、ポイント還元のルールも異なります。

従来のLINE Payクレカは還元率3.0%でスタートし、2.0%から現在1.0%まで低下してメリットが小さくなりました。

新たなLINEクレカ(P+)は、5.0%還元です。特徴を確認します。

チャージ&ペイで5%還元(月500ポイントまで)

LINEクレカ(P+)を、チャージ&ペイ(後述)で使うと5%還元です。

月に500ポイントまでという上限が設けられています。

それでも1万円まで買い物ができるので、大きなものでしょう。

これ以外の使い方は、メリット薄いか、メリットゼロかです(後述)。

LINEクレカ(P+)の特徴を、一言で言い切ります。

月1万円の買い物で、500円を得るためのカード

このことに興味のない人は、持つ必要はないでしょう。

筆者は、「年間12万円利用で毎年6,000円を得られるカード」と考えるため、十分に魅力を感じます。

チャージ&ペイとは

チャージ&ペイは、カードのチャージと決済を同時に行う仕組みです。

カードをセットしてこれで支払うQRコード決済と、使い勝手は変わりません。

チャージ&ペイのできるカードは限定されています。「三井住友カード発行のVISAカード(ANAカードを除く)」です。

LINEクレカも三井住友カード発行のVISAカードなので対象です。

以下、実店舗におけるチャージ&ペイでの還元率です(カッコ内はたまるポイント)。

・ LINEクレカ(P+) → 5.0%(LINEポイント)

・ 従来のLINEクレカ → 0.5%(LINEポイント)

・ 一般の三井住友VISAカード → 0.5%(Vポイント)

月500ポイント超過や、税金支払、オンライン支払の場合ポイントなし

チャージ&ペイは、税金支払い(請求書)に便利です。

実質カード払いなのに、手数料なしでポイントも付きます。

ただし新登場LINEクレカ(P+)では、ポイント対象外となっているため、使うべきではありません。

それからこのカード、「オンライン」「月500ポイント超過」の場合もポイントが付きません。

あくまでも実店舗で、月1万円までの買い物に利用してください。

メインカードにしてはいけません。

公式サイトの記載内容が理解しづらいのですが、原則(共通ルール)と例外(P+限定)にご注意を。

カードレスタイプがおすすめ

新登場のLINEクレカ(P+)は、カード現物決済のメリットは小さめです。

QRコード決済のLINE Payで使ってこそのカードのため、現物のないカードレスタイプが特におすすめです。

年会費永年無料で即時発行可

年会費無料と即時発行はすっかり普通になって来ましたが、これも重要な特色です。

最短5分でカードがオンライン発行できるので、今から買い物をしようとしているまさにそのときでも申し込み可能です。

家族カードも年会費無料です。

LINE Payクレカ(P+)はどう使う?

カードの特徴を踏まえた上での、おすすめの使い方をご案内します。

利用は「月1万円」のチャージ&ペイのみとする

LINE Payクレカ(P+)はチャージ&ペイを月1万円、実店舗で使うためのカードといえます。

それ以外で使うと、こうなります。


・ カード現物決済(Apple Pay、Google Pay含む) → 還元率0.5%なのでメリット薄い

・ チャージ&ペイのオンライン決済 → ポイント付かないので使ってはいけない

・ チャージ&ペイの請求書払い → ポイント付かないので使ってはいけない

月の利用金額を把握する

月に利用額1万円を超えてしまうと、超えた分のチャージ&ペイはポイントゼロです。

超えないための使い方が重要となります。

月が替わったら早めにチャージ&ペイを実店舗で使い、1万円手前で微調整していくのがいいでしょう。

他の割引・還元手段のないお店で使う

買い物をする際、他の割引・還元手段がある場合、そちらを優先したほうがいいと考えます。

たとえばコンビニ(12月16日からファミリーマート除く)では、三井住友カードのタッチ決済や三菱UFJカードでも5.0%以上の還元となるため、枠の決まったチャージ&ペイはもったいないわけです。

おすすめはスーパーや、ドラッグストアです。

日常使いのほうが、月1万円のラインを調整しやすいと考えます。

系列のキャッシュレスによる還元手段がないか、あっても該当日でない場合こそ、LINE Pay(チャージ&ペイ)の出番です。

首都圏のスーパーでは、LINE Payで支払えるイトーヨーカドー、ライフ、オーケー、オオゼキ、サミット、ベイシア等がおすすめです。

月1万円を超えたらLINE Pay自体使わない

月1万円チャージ&ペイを使ったら、それ以上使ってもメリットゼロなので、LINE Pay自体使わないことをおすすめします。

三井住友VISAカード等を持っているなら、LINEアプリ(ウォレット)の「クレジットカード」を変更することで、引き続き使っても問題はありません。還元率は0.5%と低めです。

管理を煩雑に思わない人なら、使ってもいいでしょう。

そうでないなら、月1万円到達後はPayPay等他の決済に切り替えるのが無難です。

LINEポイントの使い方

LINEクレカ(P+)の決済により、LINEポイントがたまります。

たまったポイントはLINE Pay決済で使えます。

たださらにおすすめの利用法があります。

PayPayポイントへの等価交換です。

LINE Payでためたポイントを、PayPayで使うと決めれば悩まなくていいでしょう。

LINEクレカ(P+)でLINE Payも復権しそう

月1万円の買い物までとはいえ、5.0%還元となるLINE Payクレカ(P+)について見てきました。

PayPayと同じヤフー陣営に収まってからあまり目立たず、各地の自治体で実施されている大型還元にも参加していないLINE Payも、これで復権するのではないでしょうか。

月の還元最大額は500円相当ですが、毎月ためれば大きなものになります。

ぜひ使ってみてください。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

《沼島 まさし》
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沼島 まさし

執筆者:金融系ライター 沼島 まさし 沼島 まさし

実践系キャッシュレスライター。 モットーは「経済圏に囲い込まれるな」「キャンペーンのためなら火の中水の中」 QRコード決済の地域還元のためなら、都内のあちこちに出没します。 たまにうっかり失敗しますが、失敗談もネタにしています。 寄稿者にメッセージを送る

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