先週は、日銀政策決定会合の結果次第との見極めから始まった日本のマーケットは、

「金融緩和策の修正があるのではないか」

との思惑から売られる場面もありましたが、日銀政策決定会合の結果としては、現状維持ということで、株価は上昇しました。

しかし、米国の経済指標で12月の小売売上高や12月の鉱工業生産指数や製造業が市場予想を下回り、景気減速かとの反応から株価は下げ、そして、日銀政策決定会合の結果は現状維持としても、

「次回は?」

「黒田総裁の任期満了となる4月8日以降は?」

という不透明感から、上値が重くなっています。

ただ、先週の為替の動きを見て、やはり円安のほうが株価には良い反応をしているということが分かったので、円安株高、円高株安という教科書通りの動きが戻ってきたような動きがみられました。

欧州の景気減退も気になるところで、世界中が不安定になっています。

たくさんの情報に惑わされないように、しっかりとチャートを分析していきましょう。

今週の日経平均を考える

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

チャート分析

日足の移動平均線

5日線は、波をつくりながら上向きに推移しています。

25日線は、下向きに推移していて5日線まで近づいてきました。

75日線は、下向きに推移していましたが17日から横ばいとなり、若干ですが上昇中です。

並び順は、引き続き75日25日5日の並び順で、安定下降となっていますが、25日線と5日線の並び順が変わる位置にあります。

今週並び順が変わると、75日5日25日となり、下降トレンドの終わりとなります。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、横ばいの動きを見せていますが、先週は若干下向きでの推移となっています。

トレンドライン

引き続き昨年から続いている大きなBOX下限からの反発で、節目である2万6550円処が上値抵抗として機能しています。

意識されていた1月6日と10日の窓を17日に埋めましたが、17日と18日にわずか13円ですが再び窓を空けることとなりました。

まずは直近には、18日に大きく上昇したときのローソク足の安値と高値が意識されるところです。

BOX下限まで下降してしまうのか、上は2万6550円の抵抗ラインを突破できるのかに注目です。

一目均衡表

雲のねじれの1月27日が今週末となりました。

2月は雲のねじれがないため、この1月27日の雲のねじれが転換として機能するのかに注目が集まるところです。

基準線転換線と横向きで推移し、株価同様横ばいの動きがみられます。

雲は上に厚く乖離しているため、雲を上に抜けるには難しい局面ですが、1月27日から2月8日までは雲が薄くなるので、ここで上抜けできるのか確認していきましょう。

遅行線は5営業日後に大きな日々線にぶつかる局面です。

これは雲のねじれ期と同じなので、こちらも転換サインがでるのか、遅行線がどのルートを通るのか意識されるところです。

ボリンジャーバンド

大きく広がりを見せていましたが、先週には収縮し始めました。

ローソク足はTPライン上を推移していて、ここから+-どちらに進むのか確認していきましょう。

スローストキャスト

今年に入ってから上を目指していましたが、13日から中折れする形で、下向きとなり、弱さが見えていました。

18日に売られすぎゾーンにたどり着くことなく、上向きに転換し、買われすぎゾーン間近での週末入りとなっています。

更なる上昇となるのか見ていきましょう。

MACD

1月10日から0ラインに向かって上昇しています。

通常0ラインに近づくと、横ばいの動きがみられるので、MACDが横向きで0ライン上を推移してから、上下どちらかの方向性が見えてくるかと思います。

ヒストグラムは好転中です。

1月22日は新月ですので、週明けの23日の動きに注目です。次回満月は2月6日です。

先週の18日で水星逆行期間が終わりました。次回の水星逆行期間は、4月21日から5月14日です。

総合判断

日足のパラボリックは好転中で、25日線の向きが現在は急角度の下向きですが、これが横向きになって上昇に転じられるのかが意識されるところです。

2月相場というのは、1年の季節性で見てみると、安くなる年が多くあり、弱さが目立つ相場付きと考えられています。

その前には、節分天井という格言もある通り、節分まで高く株価が推移していけるのか、今週の株価の動きには注目です。

来週1月31日、2月1日にFOMCがあるので、イベントとしては意識されます。

思惑で上下に振り回されないように注意していきましょう。(執筆者:AFP、FP2級 城 晶子)