先週の27日に国土交通省より3月の住宅着工戸数が掲載されていました。
3月の住宅着工戸数は66,597戸(前年同月比5.0%増)、季節調整済年率換算値で84.8万戸(前月比7.6%減)。
・ 分譲マンションの着工が大幅に増加したこと等を背景に、
総戸数が2か月連続で前年同月の水準を上回るなど、持ち直しの動きがみられる。
・ 今後の先行きについては、雇用・所得環境等の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況等を引
き続き慎重に見極める必要がある。
(持家)
前年同月比では2か月ぶりの減少(前年同月比2.3%減、季節調整値の前月比5.4%減)。
(貸家)
前年同月比では3か月連続の増加(前年同月比7.8%増、季節調整値の前月比8.2%減)。
(分譲マンション)
前年同月比では2か月連続の増加(前年同月比20.4%増)。
(平成24年3月の住宅着工の動向についてからの抜粋)
これを見ますと3月は全体で66,597戸(前年同月比5.0%増)と増えているのが分かりますね。
ちなみに昨年は全体で63,419戸でした。
持家
○持家は 22,335戸(前年同月比 2.3%減, 先月の増加から再びの減少)
・民間資金による持家は 19,344戸(同 1.9%増,3か月連続の増加)
・公的資金による持家は 2,991戸(同 22.7%減,7か月連続の減少)
持家全体で見ると前年同月比2.3%減と減っているのですがその内訳をみると公的資金による持家が22.7%減で7か月連続の
減少は気になるところですね。
しかし、分譲マンションは多いようです。
ちなみに岡山県を見てみましょう。
岡山県の全体の着工戸数は1180戸(対前年対比54.7%)昨年は763戸でした。
その内訳をみてみますと持家 504戸(4.3%増) ・・・貸家、給与住宅、分譲住宅ともに対前年対比が増えています。
分譲住宅に於いては248戸と対前年対比439.1%増と増えています。
確かにこれから高齢者が増えていくわけですから、交通の便、買い物の便利さがいい街中で住宅を考えるのは当然のことですね。
マンションのメリットと言えば、防犯の良さ、庭の草取り等メンテナンスが不要、一階、二階等の階段がないから歳をとったら楽・・・等
後、プラン(間取り)を考える必要がないからある意味・・・楽かもしれません。
まあ、いっぱい分譲マンション作っても売れないと意味ないわけですからこの数字だけ見て判断するのはどうかと思います。
分譲マンションが売れているかどうかは別問題ですよね。
でも最近、車で走っているとGSの跡地等に分譲マンション建築地の看板はよく見かけるようになりましたね。