このところ、いろいろな所へセミナーでお邪魔させて頂くのですが、最近よく分煙室を見かけるようになりました。駅の構内やデパート、ホールなどにも分煙室が設置されています。分煙室は、タバコを吸わない人を守るためにできたものです。
タバコ税が導入されてタバコの値段が高くなってからしばらくは、タバコをやめようとした方も多いはず…。その当時は2割を切っていた喫煙率が、また2割を超え、特に女性でタバコを吸う人が増えてきているとのことです。
そんな女性でも60%以上の人が、タバコを止めたいと思っていると言われています。
・健康のため
・金銭的な負担が大きい
・美容のため
・ニオイが髪や洋服につく
等といったことが大きな理由のようです。
ただ、実際にはタバコを止めたいと思っていても、簡単に止められないのが現状なのかもしれません。もっと値段が高くなったら、タバコを止める。妊娠したら、結婚したら止める、と言われる方もいらっしゃいます。これからもタバコの値段が上がり続けるとしたら、経済的な負担が増えることが予想できますね。
タバコの値段がいくらになったら止めるのかは、その人の価値観で大きく変わることでしょう。
その反面、何があっても絶対にタバコは止めないと思う方もいらっしゃいます。そのような方は、タバコの値段が上がろうと、健康には悪いと知っていても絶対に止めないという意思が強いのだと聞きました。
なるほどね、と思います。
いろいろな場所で、タバコを吸う人と吸わない人との空間を別にする取り組みが増えてきたことは、それぞれの気持ちを大切にすることにつながるのですよね。