※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

あなたは評論家?投資家?マーケットの流れに乗れるかが重要

コラム コラム

  日経平均がリーマンショック以降の高値を更新したり、為替が90円を突破し90円台で安定的に推移しています。この動きは野田元総理が解散総選挙を明確に口にした頃から始まり、安倍総理のアベノミクスで加速度的に推移させた結果なのでしょう。他の要因ももちろん存在しますが、ここでは一般的に言われている材料を並べておきます。

  株式市場にしてもFX市場にしても、大いに盛り上がっていますが、これは市場参加者の心理が影響しているだけであり、実体経済とはなんら関係の無い部分も存在するわけです。

  このようなことを申し上げると、最終的には実体経済云々だとか理論上云々と申される方々がいらっしゃいますが、為替市場における参加者のほとんどが投機筋だと言うことから考えても、実体経済とは乖離していると考えておいた方が良いのでしょう。

  百歩譲って経済学的な見地から見たモノがマーケットを動かしていたり、実態経済がマーケットを動かしているのならば、経済学者や企業などのマーケットの動きの見解は常に一致していならなくなります。お互いがお互いを否定することなど有り得ない現象となるわけです。

  要は理屈ではなく、マーケットの雰囲気で価格が決まると言うことです。そして、マーケットの雰囲気と言うのは、ミスコンテストと一緒で、人気投票です。その結果が価格として反映されているわけです。

  仮にあなたが審査員で、1番の女性に1票を投じたとしましょう。しかし、あなた以外の全員が2番の女性に投票していたとしたら、ミスコンテストは2番の女性が持って行くことになります。それと同じでマーケットの中であなたの理論や相場観がものすごく立派であっても、マーケットの雰囲気に合っていなければ、負けてしまうのです。

  理論的なことを考えるのは、アナリストや学者に任せておいて、マーケット参加者として考えたいことは、如何にマーケットの声に耳を傾け、マーケットの流れに乗れるか?だけではないでしょうか?

  最後に陰で囁かれている有名な言葉で締め括らせていただきます。

  『評論家は理路整然と曲がる』

《中村 毅》
この記事は役に立ちましたか?
+0
中村 毅

中村 毅

けせらせらファイナンシャルプランナー事務所 金融資産運用アドバイザー たった一度切りの人生、楽しく生きないと!FP面menが語る、現場の声をお伝え。ファイナンシャルプランナーが毎週最新記事を配信する有料メールマガジン。現場の声は現場にいる人間しか解らない。その現場の声を毎週お届けしています。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事