
6月はボーナス時期と言われており、今年はアベノミクス効果により、前年よりボーナスの金額がアップした方が多いようです。ボーナスと無縁の生活をしている私には関係のない話しであります…これから述べることは、ボーナスと無縁の生活を送っている男の戯言としてご理解頂くと幸いです。
ボーナスがアップされた方々には、アベノミクスさまさまであり、アベノミクス万歳!と言うことでしょう。アベノミスクに足を向けて寝ることなど出来ません。が、私は関係がないのでアベノミクスがどのように経済に貢献したのか?そして、今後どのように経済に影響をもたらすのか?ひがみやっかみを交えながらお話し出来ればと思います。
アベノミクス、アベノミクスと騒いでおりますが、アベノミスクの三本の矢と呼ばれている政策をご存知ですか?金融政策・財政政策・成長戦略の三本の矢ですよね!これがすべて整って三本の矢です。
しかし、ここでおかしな事に気が付きませんか?「デフレは悪だ!」「デフレ脱却には大胆な金融緩和しかない!」と盛んに叫び、日銀総裁に黒田氏を置き、異次元緩和なる政策を打って出た格好です。
おかしいですよね?非常におかしいと思いませんか?
【デフレ脱却⇒大胆な金融緩和】 これは解るのです、大胆な金融緩和をすれば、円の価値が下がりますから、善悪は別にしてインフレになる。そして、円の価値が下がったときには国際競争力が上がり、株価が上昇して経済が良くなる。ここまでは良いです。問題はこの道中です。
為替(ドル円)の底として考えられるのは2012年9月。日経平均株価の底して考えられるのは2012年11月。大胆な金融緩和策を日銀の黒田総裁が打ち出したのは2013年4月。と言うことは、デフレ脱却に必要なことは大胆な金融緩和ではないと言うことになりませんか?
デフレ脱却に必要なことは、雰囲気作りだけで充分であると言うことになってきますよね?タイミングよく雰囲気が作れたならば、アベノミクスの三本の矢など必要ない?ってことに…
雰囲気とタイミングで上昇してきた株価とドル円。これは事実として否定出来ず、ここから警戒しておかねければならないことは、結果が出てきたときのことです。これまでは、「やるぞ、やるぞ」と威勢よく花火を打ち上げていただけです。
その花火が綺麗な打ち上げ花火となるのか?それとも花開かず音だけで終わってしまうのか?経済は非常に冷静に対応しています。それは企業にとっても一緒。前年より上昇しているのはボーナスだけです。給料が上昇しているわけではありません。
ボーナスは来年下げることは簡単ですが、給料は上げてしまうと下げることが難しい
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アベノミクスの雰囲気作りに躍らされることなかれ!!