生命保険市場は今まさに激動期です。銀行窓販、保険ショップ、生保プロ代理店、生保の直販などが凌ぎを削っています。また注目のネット生保は成長カーブの導入期から成長期に突入しています。
目次
一昔前と様変わりした「生保の相談内容」
最近私の事務所に相談に来られる方の相談内容も、以前とは変わってきました。
【 一昔前の生保相談 】
・教育費がかかる時期になり、収支がマイナスになるので、家計費を削減したいので、保険の見直しを考えています。
というようなご依頼が多かったのですが、
【 最近の生保相談 】
・以前保険代理店で組んでもらった既契約保険ですが、今保険がどんどん変わってきていて、現状に対応できているかを見ていただきたいのです。
・よくよく考えれば、保険に入る必要があるのか?
というような相談内容が多くなってきています。
保険価格の比較や評判はネットで簡単にわかる時代
消費者はインターネットで簡単に情報が取れる時代になり、どの保険が安いのか?どの保険が評判が良いのか?が、いとも簡単に表面的には分かるようになってきています。つまり、消費者自身がある程度、保険の勉強をすればベターな選択までは行きついてしまうような状況にあると思うのです。
ただ、インターネット上では正しくない情報もあふれていますし、保険会社のバイアスがかかっている情報もたくさんあります。
消費者もインターネットのそういう特性を理解されているので、最終的には、自分が選択した保険がベストなのかどうか?やはりプロの意見を聞きたいという要望があるのだと思います。
本気の顧客目線が必要
そういうことを考えれば、売り手側は、インターネットで公開されていない現場でしかお伝えできない本気のお客様目線の情報をいかに持っているかが勝負ということになります。
もう押しつけの売り手理論だけでは生命保険は売れない時代。つまり本気のお客様志向を持って対応できるFPが必要となる時代が、もうそこまで来ていると実感します。
生命保険を検討されている側から考えれば、もう義理とか人情で保険に加入するなんて時代遅れです。
買い手はわがままでいいのです。本当に安心できて、しかもコストパフォーマンスが高い保険を、簡単に選択できる時代になっていますので、どんどんわがままになって追求していただきたいと思います。