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そもそも株主優待って何?
まず、株主優待とは簡単に説明しますと(表現は色々あると思いますが)、企業が株主に対して贈るお歳暮やお中元のようなものにあたります。この贈り物を受け取る為には、決められた権利確定日に株主優待を実施している企業の株式を保有していることが条件となります。
現在この優待制度を実施している上場企業はおよそ1100社にも及びます。そして今月9月は権利確定日のある企業が一年間のうち二番目に多い月で約330社あります。
ちなみに一番多いのが3月で約630社あります。
9月の秋の優待権利を得たとすると年末ごろに品物が届きますので、ちょうどお歳暮のように受け取る事が出来ます。そして今月9月の権利確定日は9月25日です。9月26日は権利落ち日と言って26日に株式を購入しても権利はもらえないという事になります。
株主優待を得るために必要な投資金額
ではこの株主優待を得るためにはどのくらいの金額の投資が必要かというと、全1100社のうち!
10万円以上20万円未満では約270社
20万円以上30万円未満では約150社
30万円以上50万円未満では約190社
50万円以上100万円未満では約130社
100万円以上では約50社
となっています。10万円未満の少額投資でも約300社の優待の中から選べるという事ですね!
いつ株を買えばよいの?
ではこの優待を得るためにいつ株を購入すれば良いのかという事ですが、当然権利確定日に株を保有していなければならないので今月でいえば先にもお伝えした通り25日ですが、当日の25日に購入して権利を得て翌日の26日に株を売却したとすると、得てして得られる優待分の価格と企業からの配当金を合わせた額以上に下落することが往々にしてあります。
こういった株価の動きは実際は企業ごとに特徴があり、下落が少ないものから大きいものまで様々です。チャートという株価の値動きを示すグラフを使って色々な企業を調べてみることをお勧めします。
私がお勧めする買い時方法は、権利確定日の当日や直前に購入すると高値掴みになることが多いので、実際は3カ月くらい前から欲しい銘柄の状況を見ながら余裕を持ってチャンスを待って購入する方法です。
株式投資には様々なテクニカル指標が有りますのでこれらの指標を組み合わせて判断することもできます。また、何かしら相場全体が急落したりすることもありますので、そういった時は購入のチャンスかも知れません。ですので、今なら11月・12月・1月の優待狙いで欲しい銘柄を探すのが良いと思います。
「NISA」という非課税制度も来年より始まります。5年間の非課税期間の中で配当金も非課税で受け取れます。合わせて優待もお得にゲットして値動きに一喜一憂しない投資を考えてみるのかも良いかもしれませんね!配当金もどのくらい出しているのかも合わせてチェックしましょう!