自転車保険は必要なのでしょうか?先日もある方が高齢の方と自転車同志で衝突高齢者がケガをして大騒ぎになったと連絡がありました。そこで今日は自転車事故と保険に関してです。
目次
自転車事故の現状
では自転車事故はどのくらい起こっているのでしょうか?実は交通事故の20%が自転車事故となっています。割合は高いですね。
次に死傷者の統計を見てみます。どの年層がケガを負っているのでしょうか。
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統計をみると高齢者と若年者の多いということがわかります。自転車に乗る機会が多い学生と高齢者と言えます。自転車事故に備える必要があると言えます。
ではどんな原因で事故が起こるのでしょうか?出会い頭、つまり事故時にはかなりのスピードで衝突すると想像できます。
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自転車保険と高額な賠償金額
では自転車保険とはどういうものなのでしょうか。主に2つの補償から成り立っています。
1)傷害保険
2)個人賠償責任保険
傷害保険は自分の死亡や入院、通院を補償します。個人賠償責任保険は簡単に言えば他人に対して賠償責任が生じた時に補償されるものです。自転車保険の話になったときは(2)の個人賠償責任保険の話題になります。最近の高額賠償はいくらになっているのか?Yahooニュースに出ていたのを読んだ方も多いでしょう。
自転車事故での主な高額賠償判決
■6779万円(平成15年9月、東京地裁)……男性がペットボトルを片手に交差点に進入。横断歩道を横断中の女性(38)と衝突し、死亡させる
■5438万円(19年4月、同)……男性が信号を無視して交差点に進入。横断歩道を横断中の女性(55)と衝突し、死亡させる
■5000万円(17年11月、横浜地裁)……女子高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行。前方を歩行中の女性(57)と衝突、重い障害が残るけがを負わせる
■4043万円(17年9月、東京地裁)……男子高校生が赤信号で横断歩道を走行。男性(62)のオートバイと衝突、男性は死亡(日本損害保険協会調べ、金額は概算、年齢はいずれも当時)
驚くほど高額になっていることがわかります。この賠償に備えるのが自転車保険の中にある個人賠償責任保険です。
自転車保険は本当に必要か?
しかし、実際にはこの個人賠償責任保険は自転車保険で備える必要はありません。
実は『自動車保険』で備えるのが賢い保険の入り方になります。その理由は3つあります。
2、保険料が安い
3、示談交渉サービスが付いている。
個人賠償責任保険、自動車保険では生活賠償となっているところもありますが高額賠償に備えるために入るので保険金が無制限は対人保障とともに必須です。
自動車保険で自転車事故に備える1番大きな理由は3番めの示談交渉サービス付きになります。
もともと他人への示談交渉は事故の当事者か弁護士しかできません。自動車保険は弁護士と協定を結んでいて示談交渉ができます。反対に言えばそれ以外は非弁行為に接触するので示談交渉は自分でするということになります。他人と言っても、どんな人かわからない人とに示談交渉です。普通の人ではできません。
またこの保障は自転車事故だけに限らず、飼い犬がお客様にかみついてケガさせた場合やお子様が誤ってとなりの家のガラスを割った場合も適用できます。なんと補償は家族全員が適用になります。
保険金も無制限、示談交渉もついていて、しかも保険料もほかの補償につけるより安くなります。ということで自動車保険の特約につけてください。
もし、自動車保険に加入していない人であれば自転車保険に加入するか、火災保険や傷害保険にも付けることができます。
単独で加入できる保険会社はもういくつかしかありません。その際は1億円の補償で年間保険料2000円です。すでに補償があるかもしれない場合は、まずは自分の自動車保険を確認してから加入しても遅くはないです。合わせて確認しましょう。