「Myセカンドライフプラン」を作りましょう・・・その2「生命保険の見直し」
その1「自分らしい将来の夢・希望」では、定年後自分らしく生きるためにどのくらいの準備=貯蓄が必要か考えてみました。
今回は、社会保障制度について考えてみましょう。社会保障制度は、私たちの生活を守るセーフティネットの機能を持っており、私たちの生活を生涯にわたって支え、基本的な安心を与えています。
自助努力が必要な時代に
たとえば、社会福祉は介護保険制度の導入により、介護保険のサービスとして位置付けられるようになりました。また、医療保険制度は、国民皆保険制度のもと、誰もが安心して医療を受けられる医療制度を実現し、世界最高レベルの平均寿命と保健医療水準と言われてきました。
ところが、少子高齢化、経済情勢の変化によりこれまでの社会保障制度の崩壊を視野に入れ、私たちは自助努力の必要性を認識し準備をしておく必要があります。
そこで・・・
定年後の病気・介護に備えるためには、貯蓄で備える方法もありますが生命保険に加入して一生涯の保障を確保しておくと安心です。つまり長生きのリスクに備えるということです。
保険見直しで必要な保障の確保と節約を
生命保険は、任意ですがほとんどの皆様が加入しています。医療は、在院日数の減少により入院給付金日額というより、ガンなど健康保険適用外の実費負担の治療に備えるなど、保険の見直しによって必要な保障をきちんと確保しておくとともに、少しでも節約しておくことが大事です。保険会社も各社競って新しい商品を出しているので要チェックです。
次に介護は、長期化の可能性があることや、公的介護保険対象外の介護サービスの利用は全額自己負担になるなど、貯蓄だけではたいへん不安です。こちらも保険会社から発売されている介護保険を利用するなど、公的介護保険を補えるように準備しておきましょう。
最後に、定年後の生命保険のことを考える前に、まずは貯蓄でどのくらい準備できるのか、不足分をどうやって確保するのか、これからのライフプランを立てながら見直していきましょう。
次回は、年金制度について考えてみましょう。