2020年、東京オリンピック開催が決定し、【我が子が出場してくれたら…‼】なんて夢描いている親御さんもおられますよね?将来、子どもがどのような人生を歩んでほしいか…皆様、それぞれに思いがあるようです。日頃、小中学生に陸上競技の指導を行っておりますが、本当に十人十色、色んなお友達がいて、指導者としてもやりがいを感じています。
では、オリンピックに出れるような運動能力が高い子どもに育てるにはどうすればいいのか?やっぱりスポーツ教室に通わせたり、親が毎日つきっきりで指導しなければならないと思いますか?
実は、過去にオリンピックに出場されている有名な選手ほど【子どもの頃は毎日、日が沈んでボールが見えなくなるまでめいいっぱい遊んでいました】と語る方が多いです。子どもさんの運動能力が高いと感じる親御さんは、是非とも『しっかり外遊び』を実行させてください。
お仕事の都合自宅周辺の環境の関係で無理な場合は、経験させたいスポーツの『スポーツ少年団へ入団』という方法があります。スポーツ教室に比べてかなり格安です。(スポーツ教室の月謝5000~10000円位、スポーツ少年団の月謝平均1000~3000円位)
スポーツ少年団の指導者が元競技者というケースが多く、中には元全国大会や国体出場経験者から指導が受けれるという場合があります。そして、何といっても無理な練習をさせず、程度な練習量で指導を行うことが前提となっており、骨や成長ホルモンのバランスを崩さないように練習を積ませるため、故障を起こしにくいという最大のメリットがあります。
中学・高校で途中故障していく子どもが多い背景に、親御さんからのいき過ぎた指導量が原因の場合や、成長過程において早すぎるトレーニング方法によるものなど、さまざまな原因があります。
スポーツ少年団の指導者は、スポーツ障害を起こさせない指導を前提で行い、尚且つ安価で習うことが出来るので、家計にも優しく、とてもおススメです。
お住まいの地域によって、スポーツ少年団の形態が異なりますが、ご興味があればお近くのスポーツ少年団を探してみて、体験入部されてみてはいかがでしょうか?
でも、一番大事なのは、子どもさん本人の気持ちです。本人が心から『やりたい!頑張りたい!』という気持ちがないと長続きしません。子どもさんとしっかり話し合い、子どもさんの気持ちを理解した上で、習い事を決めましょう。一つのことを最後までやり遂げる大切さも、スポーツを通じて学べる要素でもあります。
やる気があるお子さんへの指導は指導者にとってもやりがいがありますし、子どもも指導を素直に吸収するので上達も早く、各試合や大会で結果がちゃんと付いてきます。
よい結果が出てくると、子どもも自信がついてきて、スポーツ以外の学習への意欲にも発展していき、生きる力、マナーや決まりを守ることの大切さを学び、社会へ出ていくための大切なことも一緒に学び、成長していくことが出来るのです。