固定費の中で近年は大切な要素となっている携帯やスマホ代。家族で分けあえたり容量を選べたりと「お得ですよ~」と各社新料金プランのCMが盛んですね。いろんなプランや割引があって、結局見直そうにもお得になるのはどれ? となりがちです。情報の多さに惑わされずに自分や家族に最適なプランを選ぶためのポイントを押さえておきましょう。
通話中心かデータ通信中心か 自分の使い方のパターンを把握しよう
「~放題」というプランは簡単に言えば「一定額支払った上でどれだけでも使えますよ」というプラン。通話だったら通話、データ通信だったらデータ通信で一定量使う人ならその使い放題はメリットありでしょう。
でも、音声通話が少ない人なのに通話し放題にすると、それまでの通話料よりもプランの定額料の方が高くなる場合もあります。音声通話はlineやSkype等の無料通話アプリを利用するという人はそもそも通話料が今までほとんどかかっていないかもしれません。
また、データ分のくりこしやシェアができるとしても、どのくらいの容量が必要なのか分かっていないと使い切れなかった分を余らせ続け無駄にすることもあるでしょう。(少ない容量で契約しておき、必要に応じて追加料金で容量追加するという方法もありますが)
何はともあれ、自分に合った有利なプランを選ぶには、自分自身がどのようなところにどれくらい使っているか把握しておくことが大事になってきます。
データ使用量の確認方法
では、自分がどのように使っているのかはどのようにして確認すればよいでしょう。
毎月のトータル料金じゃお金がかかっているのは通話なのかデータなのかわからないですよね。それらが書いてあるのは利用明細書。プランを考えるときにはこれを数か月分みて傾向をつかむとよいでしょう。
今はWEB明細にしている人も多く、実際に利用明細をチェックする機会は減っているかもしれません。普段は合計額しか気にしないかもしれませんが、たまには今どのような使い方をしていて、見直せるところはないかチェックするようにしましょう。
docomoなら「My docomo」、auなら「auお客さまサポート」、SoftBankなら「My SoftBank」でデータ使用料や通話料の確認ができます。PCからだけでなく、スマホのアプリやポータルサイトなら手軽に確認できるので、こまめに確認するのに利用してみるのもよいでしょう。
携帯プランの見直しも、「自分が何にどのくらい使っているのか」、「必要なのはどこにどのくらいなのか」を把握することがポイント。保険や家計の見直しにも共通していえることです。
新プランが打ち出されてきたこの時期、お金の使い方を見直す練習として試しに携帯電話の料金プランをシミュレーションしてみるのもいいですね。(執筆者:柴田 千青)