今年もあと一カ月で終わりです。「NISA」元年であり、今年から投資を始められた方もいらっしゃると思います。いやいや、NISA口座は開設したけれどまだ何にも投資していない! という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実際は「NISA」口座は今までも投資を行っていた方が、非課税枠を利用して追加して投資しているというスタンスが多いそうです。
今まで投資を行っていた方の中で、ご年配の方々に人気の投資信託には「毎月分配型の投資信託」というものがあります。「年金にプラスして配当金が受け取れるという感覚」で投資をされていたご年配の方が多くいらっしゃると思います。先日も筆者が投資信託のセミナーを拝聴しに行った時などは、ご年配の方がやはりおおく聴きにいらしておりました。
目次
若年層の投資はどうか?
教育費がかかってしまってとても投資なんて出来ない!
日々の生活費でいっぱいいっぱいで余裕なんかない!
という方が多くいらっしゃると思います。しかし、現在の生活に余裕がない方こそ投資を始めましょうとお伝えしています。
「そんな事を言っても資金がないよ…」 これでは何も始まらない事でしょう!
投資に回す資金の鉄則
お金を種類分けすると、
(2) 使い道の予定のある資金
(3) 余裕資金
の三通りがあります。もちろん投資には余裕資金を使うのですが、余裕資金は無理やり作るとわずかでも出てきます。
では、どうするのか?
まず、一カ月間家族全員で徹底的に節約します。苦しいくらいで良いです。(逆に苦しいのは一カ月にしましょうね♪)そして、一カ月が過ぎたら節約した内容を吟味します。で、どうしても無理! 使わなくちゃいられない! という費用は翌月以降使ってもいい事にします。
すると、「あれあれ! これは別につかわなくてもいいや」というものも出てきます。すると当然ですが、借金をするなどして生活をしていない限り、お金が余ってくるはずです。このお金を投資に回します。現在では積み立ての投資信託も500円~出来ます。
「時間がある」ことは大きなアドバンテージ
投資において時間があるという事は大きなアドバンテージです。長期的に投資を行える事によって複利の効果も大きくなります。
ちなみに現在の定期預金の金利は0.02%位です。100万円を預けて倍にするには何年かかるでしょう!? 実は約3600年かかります。「皆さん! 長生きしましょうね!」では済まされない年数ですね。
例えば3%の複利で運用できたとすると、100万円を倍にするには24年で出来ます。大きな違いですね! 24年なら現実味が出てきたのではないでしょうか?
投資を行うという事は、元本保証ではないので時には損失も出る事もあるでしょう! しかし、長い時間という味方がいれば、いずれ持ち直した時に売却して利益を出すことも出来るかもしれません。
20代・30代の方はとくに長期での投資が可能になります。「将来を明るくするために投資を始める」まずは、投資の為の資金をどうやったら作れるのかという事をご家族で考えてみてはいかがでしょうか?(執筆者:瀧澤 宏行)