JCBクレジットカードは海外に弱いというのは本当か? グルメを楽しみながらマカオ国内を調査した前半戦。今回は、後半戦となります。

クレジットカード調査、後半戦スタート!
豚カツバーガーを2つたいらげ次に目指したのは、マカオ有数の歴史的建築物の一つ、聖ポール天主堂跡方面。

戦力外捜査官SP版(日本テレビ)はマカオでロケしたそうで。美男美女コンビのTAKAHIROさんと武井さんが、聖ポール天主堂跡前で仲良く写真を撮っているじゃないですか。
どうせならそういうところに行きたい、というのが本音。ただただクレジットカード調査するだけじゃつまらないでしょ、編集長には内緒ですけどね。というわけで、独断で聖ポール天主堂跡へ向かって “クレジットカード調査” です。
最初に見つけたのは、アウトドア系ブランドショップ。

日本でアウトドアブランドというとパタゴニアなどが人気ですが、欧米でColumbiaは根強い人気。気になるクレジット取扱はどうでしょうか?

大手企業だからでしょうか、JCBを取扱っています。ここは、アメックスも使えますね。なかなかの好印象です。

渡航先で、日光と紫外線が思いのほか強いと感じたことありませんか?
そんなときはサングラスです。できれば100%UVカットが良いですね。眼鏡屋さん、必須です。この眼鏡屋さん、クレジット使えるでしょうか?

予想通り。クレジットカードは使えますが、VISA、マスター、銀聯のみ。JCBは使えません。
さあ、段々と聖ポール天主堂跡に近づいてきましたが、ふと大切なことを思い出しました。編集部にお土産を買っていかなければいけません。実は、お土産を買う場所は決めてあるんです。

日本語で、「チョイ・ホン・ユン・ベーカリー」。なぜここで買うことにしたかと言いますと、このお店はJCB優待が受けられるお店なんです。

優待ガイドに使い方が説明されています。

優待部分を提示し、且つJCBクレジットカードで支払うことで、何らかの特典にあずかれるというわけです。優待部分というのは…

…この部分を提示すれば、10%OFFになるとのこと。さっそくお店に入ってみましょう。

おおっ、これはビーフジャーキーとポークジャーキーですね。すごい量です。カーペットのように積み上げられていますね。

販売スタンドの裏には、こんなに大量のストックが。こんなに売れるのでしょうか?
実は、この類のお土産は検閲にひっかかるとのこと。だから、日本へのお土産にはできないという話です。買うのはやめておきましょう。無難にクッキーでも。カウンターに行くと…

…しっかり「JCB優待実施中」のステッカーが貼ってありました。おかげで、お土産10%OFF。これで編集部も大喜びです。
ちなみに、似たようなストアはいくつかあります。そのうちの一つが…

…お店の名前は、読めません、すみません。ただし、先ほどの「チョイ・ホン・ユン・ベーカリー」より、ほんの少し高級チックな雰囲気です。売っている商品は同じではありませんが、ジャンル的にはほぼ同じ。

違うのは、クレジットカード取扱。こちらはJCB使えません。
このお店を出てほんの数十メートル歩くと、見えたのがお目当ての「聖ポール天主堂跡」でした。

そうですか、そうですか。あの階段を登り、天主堂跡の下で武井さんたちは写真を撮ったわけですね。
ただ、あの階段を登るのはけっこうきついですよ。私、疲れてますし。クレジットカードには関係ないですから、登らなくていっか…。
階段を登らず、天主堂跡を背中にして歩き出すと目に入ったのが…

…スターバックスがありました。これは入るしかないでしょう。頑張っている自分にご褒美です。
と、思ったのですが、店内面積は極狭。その狭いスペースにお客があふれていまして、さすがにここでゆっくりコーヒーを…という気分にはなれませんでした。ただし、クレジットカード調査という任務を忘れてはいけません。
お客であふれる店内でクレジットカード表示を探しました。すると、表示がありません。いくら探してもないので店員に直接聞こうとしたのですが、お客の対応で追われる店員さん。忙しすぎて、こちらから声をかけられず。あきらめました。

利用可能な通貨について表示されていました。日本語で「人民元と香港ドルのみ使用できます」とありますね。なぜマカオで人民元と香港ドルのみ? と思いましたが、これは誤表記だと思われます。多分、「人民元と香港ドルでも支払いできますけど、おつりはパタカで」とのこと。
コーヒーは飲まずに、スタバを後に。さあ、次はマカオの有名観光スポット、「ザ・ベネチアン・リゾートホテル」へ向かいます。

ベネチアンホテルがあるのは、離れの島。そこに向かうバスの中から撮った一枚です。ミニ情報ですが、マカオの車は左側通行です。
ベネチアンホテルに着くと、目の前の景色はすでにベネチア模様。

「ザ・ベネチアン」の門。貫録あります。水景色も素敵で、うっとりします。

ベネチアのドゥカーレ宮殿をモデルにしたというベネチアンホテル。手前の橋も、ベネチアのオーラを発しています。橋から飛び込みたくなるほど興奮します。興奮を抑えて、ホテル内へ。

でました。これは、アーミラリー天球です。豪華です。

コロネードと天井画。圧倒されます。異次元の世界にいるような気分です。…いけない。自分を見失いそうです。

コロネードの床もピッカピカです。あまりにも綺麗で、寝転がりたくなります。

マカオといえばカジノで有名ですね。ベネチアンホテル内のカジノ入口です。(カジノ内は撮影禁止)

カジノ内は盛り上がっているようです。ギャンブラーで込み合っています。

ホテル内には、ROLEXストアが。

ROLEX上方のグレートホール。皆さん天井画に魅せられています。そんなに見ていたら、首が痛くなりますよ。

吹き抜けとなっている、グレートホール。豪華なホールですね。文字通りグレートホール、しばらく居座りたい気分です。

ブルガリ。

オメガ。
高級ストアがずらりと並んでいます。庶民の私には入れません。入ってもなめられるでしょう。

さあ、行き着いたのは、フードコートです。これ、フードコートなんです。こんな豪華な雰囲気のフードコート、生まれて初めて見ました。
天井が本物の空の様に、無限を感じさせてくれます。照明の黄色い光が、心を和めてくれます。幸せなひと時だなと…。
そこで、大切なことを思い出しました。今は仕事中だった、と。大変です。フードコートの壮大さに感動している場合ではありません。あわててフードコート内店舗を調査です。

フードコート内店舗では、クレジットカードが使えるお店はないことはないのですが、少ないです。JCBが使える店舗は、私が確認した限りではゼロ。使えてもVISA、マスター、銀聯のみですので、現金の用意は必須です。
さて、超高級ホテルに感動し、その余韻にひたりながら仕事続行です。フードコートを後にし、そのほかの店舗を探してみると…

…Sasaを発見。Sasaは株式市場に上場している、アジアでは有名なドラッグストアです。ここならJCB使えるのではないかと思いますよ。

おっと、これは意外です。JCBの表示はありません。大手ドラッグストアだから、というのは関係ないようですね。

おっと、ここにもスタバが。疲れた足を癒してくれるのは、ふわふわのソファーとコーヒーです。聖ポール天主堂跡前のスタバでは、座ることすらできませんでしたから。空席があるようですので、最後にスタバに入ってみましょう。

もちろん、JCB使えます。
というか、このクレジット表示のデザインがなんともお洒落ですよね。しかも、よく見ると24時間営業しています、このスタバ。でも、夜中にコーヒー飲んだら寝れなくなっちゃいますよ。
まとめ
JCBクレジットカードは海外に弱いというのは本当か? 今回はマカオで調べてきました。(調査途中に少々道草を食いましたが) 調査個所は合計15か所。そのうちJCBが使えるのは、5店舗という結果に。つまり、33.3%の確率でJCBが使えるという計算です。
それをふまえ総合的に考えると…
・マカオに行くならVISAかマスターカードが無難
・マカオ通貨パタカなどのキャッシュも必須
JCBクレジットカードは海外に弱いというのは本当か? 現場で調査をした限り、「弱い」と言っても過言ではないかと。(執筆者:堀 聖人)