クレジットカードと還元されるポイントは多様化し、どのクレジットカードを利用しどのポイントを狙ったら良いのか悩むところです。
しかし、悩むのは悪くないと思います。というのは、今の時代の流れは「如何にカードとポイントを使いこなすか」、だからです。
“国内11業界の主要企業における、ポイント・マイレージ発行の対象となる決済額は合計で年間74.3兆円(クレジットカード含む)でした。 ~中略~ この金額は、日本の最終消費支出234.4兆円(2012年度、内閣府統計、帰属家賃除く)のおよそ3分の1に 相当します。”
(ソース元:野村総合研究所 https://www.nri.com/jp/news/2014/140516.aspx)
簡単に言えば、家計の支出のうち3分の1は、何らかの形でカードまたはポイントに関係しているということ。だからこそ、どのカードを利用しどのポイントを狙うかが重要なんですよね。

目次
3大ポイントに狙いを定める
クレジットカードやポイントの種類は数えきれないほどありますが、なるべくシンプルに考えましょう。細かい点まで考えると複雑すぎて混乱しますからね。
先ず頭に入れておきたいのは、現時点での3大ポイント。会員数と提携社数から見ると、
・楽天スーパーポイント
・Pontaポイント
・Tポイント
これが最強の3大ポイントです。この3大ポイントと相性の良いクレジットカードを選択すれば、目的のポイントをザクザク貯められます。
以下、3大ポイントと相性の良いカードや提携先を表にしてみました。

クレジットカード
楽天スーパーポイントを貯めたいなら楽天カード、Pontaポイントはリクルートカードプラス、Tポイントはヤフーカードがベストです。それぞれのポイント還元率は、
楽天カード=1.0%
リクルートカードプラス=2.0%
Tカード=1.0%
となっています。リクルートカードプラスは年会費2,000円+税がかかるのに対し、楽天カードとヤフーカードは永年無料です。
リクルートカードプラスを利用しPontaポイントを狙うなら、カード年間利用額が289,000円(月平均24,084円)を超えるかどうかが選択基準となります。28万9,000円は超えなさそうならば、還元率1.2%、年会費無料のリクルートカードでPontaポイントを狙いましょう。
狙うポイントに一番適したクレジットカードを利用する。これが重要ポイントです。
携帯電話
携帯電話利用で狙うべきポイントは上の表の通り。docomo利用者ならPontaポイント、SoftBankならTポイントを、楽天モバイル(Fusion)は楽天スーパーポイントを狙うのがセオリーです。ただし、狙うポイントは一つに絞るほうが効率的ですから、場合によっては通信会社を思い切って変えちゃいましょう。
au利用者はどうする? という話ですが、現状auポイントはau WALLET以外のポイントとの互換性がありません。au利用者はそのままauポイントを貯めてau WALLETにチャージするか、思い切って他の通信会社に乗り換えるのも一つの手かと思います。
銀行利用でポイント獲得を狙う

上の表では、クレジットカード、携帯電話、コンビニ、マイルの4つの面から狙うべきポイントを考えてみました。他にもポイント獲得を狙う方法はいろいろあるのですが、銀行口座に目を留めてみましょう。
というのも、銀行口座は誰もが利用するものです。給与振込、公共料金引落しなどなど。どうせ銀行口座を利用するなら、ポイントが貯まったほうが断然お得ですからね。
ネットバンク大手の新生銀行では、利用条件を満たすとTポイントが付与されます。Tポイントを狙いたいなら、メインバンクを新生銀行にするのも一つの選択肢です。
また、楽天銀行は楽天スーパーポイントと相性が良いので、楽天スーパーポイント派は楽天銀行開設が必須でしょう。
Pontaポイントと互換性のある銀行はほとんどないのですが、強いて言うなら地方銀行の「十六銀行」。利用ごとに貯まるJマイレージポイントをPontaポイントに交換できます。ただし、十六銀行をメインバンクとして設定するのは、少なくとも岐阜県近郊に住んでいる人以外にとっては非現実的。
今後、各銀行のポイントサービスは拡充されていくと思われます。銀行利用によるPontaポイント獲得は、今のところ考えないで良いかと思います。
まとめ
狙うべき3大ポイントは、
・楽天スーパーポイント
・Pontaポイント
・Tポイント
の3つでした。どのポイントを狙うかはそれぞれのライフスタイルによって違ってきますが、狙うポイントを一つに絞ったら、ポイントを貯めやすいクレジットカードの選択が必須です。
・楽天スーパーポイント=楽天カード
・Pontaポイント=リクルートカードプラス(or リクルートカード)
・Tポイント=ヤフーカード
また、各ポイントの提携会社を意識すべきです。特に、
・携帯電話
・コンビニ
・マイル
・銀行
などなど。
自分のライフスタイルに最適のポイントをザクザク貯めていきましょう!(執筆者:堀 聖人)