クレジットカードでお買い物をしようとしたら「カードが使えないので別のカードか現金でお願いします」と店員さんに返されてしまったことはありませんか?
なんで使えないんだろう…と気になっても今度調べれば良いや、と放っておいてしまうこともあると思います。しかし、カードが使えないときは、放っておくと大変なことになるような問題が隠れていることもあります。
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目次
カードの限度枠を越えてお買い物をしようとしている時
クレジットカードの限度枠は2~30万円から100万円以上までさまざまですが、特に若い人や学生だと10~20万円ほどのショッピング枠しか用意されていないことがあります。その場合、大きなお買い物や旅行などで枠を超えて支払いをしてしまい、さらにお買い物をしようとすると決済が通らないことがあります。
解決するには、すでに決済を終えている支払いを振り込み等で早く終わらせて枠を復活させるか、限度枠を上げるしかありません。年収や勤務先情報を変更すると限度枠が上がることもありますが、どちらにしろその場ですぐに枠が復活することはないので、別のカードで決済しましょう。
カードの磁気が弱まっている場合
近年増えているのが、クレジットカードのICチップや磁気テープ部分が読み取れなくなっている場合です。クレジットカードをSuicaなどのICカードと一緒に持ち歩いていませんか? スマートフォンと一緒に持ち歩いていないですか? バッグのマグネット部分に近づけていませんか?
すべて、カードの磁気を弱らせレジでの読みとりを難しくしている要因になっています。こうなってしまったらカードを再発行するしかありません。
支払い状態が悪くカードが止められている場合
クレジットカードの支払いは滞りなく行われているでしょうか?
他のクレジットカードや、または携帯電話の本体を分割払いにしている方、その支払いはしっかり行っていますか?
カードや分割払いの支払いが遅延すると、その情報が信用情報機関を経由してクレジットカードの利用に響いてしまうことがあります。この場合は深刻で、支払いの遅延が数十日以上経過すると最終的には信用情報がブラックになってしまい、クレジットカードを作ったりショッピングローンを組んだりするのが難しくなっていまいます。しかも一度ブラックになった情報は数年は元に戻りません。
支払いが遅れている場合は、すぐにその会社から電話・書面で連絡が来ているはずですから気づかないということはほとんどありませんが、注意です。
このように、クレジットカードが使えないときには、実は重大な問題がある場合もあります。カード会社に問い合わせると原因がわかるので、面倒くさがらずすぐに連絡をしてみましょう。(執筆者:小山 菜々恵)