ETFとは上場投資信託のことで、売買の利便性が高く、少額で分散投資を可能にする投資法です。
そこで浮かび上がるのが、
という疑問です。
この記事では、ETFと株・投資信託の違いを比較し、ETFのメリットとデメリットを考えてみます。
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目次
ETFと株・投資信託の違いを比較してみた
初めに、「ETF」、「株」、「投資信託」の比較表をご覧ください。
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以上の表を見ると、幾つかの相違点にお気付きでしょう。
それらを一つずつ比較してみます。
銘柄数
各商品の銘柄数ですが、その差が一目瞭然です。上場投資信託のETFは約200銘柄なのに対し、一般投資信託は約1万ファンド販売されています。
株と同じように簡単に買えるので手を出しやすいというメリットがあるETF。
しかし、ETFの中で自分のニーズに合う商品が見つからないならば、各金融機関で販売されている一般投資信託から好みの商品を探すほうが良いかもしれません。
【ポイント:銘柄数では一般投資信託が有利】
上場の有無
ご存知の通り、ETFと株は取引所に上場していますので、ネット証券会社を利用すればいつでも好きな時に購入できます。
実際、筆者もETFを保有していますが、買付方法などが株式売買と全く同じなので違和感なく購入することができました。
一般の投資信託もネット証券を通じて購入することができますが、ETFや株との買い方とは異なります。
注文画面を1、2度クリックするだけで買えるわけではないので、ETFや株と同等の投資法とは言えません。
【ポイント:ETFは株と同じように簡単に買える】
買付場所
ETFと株は証券会社で購入するわけですが、とりわけネット証券が主流の今、少しでもネットに慣れた人なら誰でも気軽に購入できるのが特徴です。
一般の投資信託は証券会社だけでなく、銀行や郵便局といった各金融機関で購入できます。
アナログ方式で投資信託を買うことができるというのは、ネット証券の利用に慣れない方にとってメリットの一つと言えるでしょう。
ただ、ネット証券を利用できないというアナログな方は、この記事を目にすることはないのかもしれませんが…。
【ポイント:アナログな方でも投資信託は買える】
買付価格
買付価格に差があります。
一般の投資信託は1日1回算出される価額に基づいて購入することになりますが、ETFと株はリアルタイムで変動する市場価格で買付けます。
日によって一日内の価格変動が大きいことがありますから、リアルタイム価格を見ながら安いときを見計らって購入することができるETFと株に一定のメリットがあると言えるでしょう。
【ポイント:ETFと株は割安なタイミングで買付可能】
取引コスト
ETFと株は証券会社を通して買付けますので、証券会社が定める取引手数料(売買委託手数料)がかかります。投資信託は販売会社と商品によって異なりますが、販売手数料を払うことになります。
違いが鮮明なのが信託報酬です。
投資信託の取引コストとして信託報酬は必須の手数料となりますが、ETFのそれは一般の投資信託に比べて全体的に割安です。コスト面ではETFが有利だと考えられます。
【ポイント:一般投資信託よりETFのほうが取引コストが安い】
ETFの種類を確認してみる
2016年3月時点でETFは196銘柄ありますが、
ジャンル分けすると…
・ 海外株式指数
・ J-REIT
・ 通貨
・ 商品(コモデティ)
このような種類のETFが上場しています。
どのETFを買うかは、あなたの投資術やポートフォリオ次第で選択することになります。
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ETFと株・投資信託の違いを比較 まとめ
では、上述したETFと株・投資信託の比較を簡単にまとめてみます。
・ ETFは株と同じように簡単に買える
・ アナログな方でも投資信託は買える
・ ETFと株は割安なタイミングで買付可能
・ 一般投資信託よりETFのほうが取引コストが安い
そして、ETFの種類には…
・ 海外株式指数
・ J-REIT
・ 通貨
・ 商品(コモデティ)
以上のようなジャンルがあります。
ETFのメリットや投資信託の優位性をふまえて、筆者は新たにETFの購入を考えています。
買付けましたらこの場でご報告させてください。続編をお楽しみに。それでは、また。(執筆者:堀 聖人)