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75%の人が経験する「痔」 手術費に10万円かかることも

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75%の人が経験する「痔」 手術費に10万円かかることも

ちょっと検索をしてみて驚いた。多くのサイトに「日本人の3人に1人は痔」と書かれているのだ。

どのような調査のやり方をしたうえでの結果なのか、そこまでは明記していなかったので、この結果をそのまま受け入れるのはちょっと気が引ける。だが参考にはなる数字だとは言える。

7割以上の人が「痔」を経験

気になってもうちょっと調べてみたところ、「痔の治療 大規模患者調査」という調査結果が見つかった。


≪出典元:痔の治療 大規模患者調査

これによると、痔について「まったく気になったことがない」という人は全体の25%、つまり4人に1人という計算になる。

そう考えると納得できる結果であると感じた。しかし、逆に言えば75%もの人が「かつて痔になったことがある」、「今も痔で悩んでいる」わけだ。これはなかなか無視できない数値じゃないだろうか。

かく言う私も冬になると、毎回ではないがいわゆる「イボ痔」ができることがある。座れないほど痛くはないので、今のところ自然治癒を待つ方法で凌いでいるが、これが悪化してしまった時のことを考えると恐ろしくなってくる。

デスクワークの人は確実に痔になりやすい


痔はひと言でいえば「肛門周辺のうっ血」つまり血が停滞して膨らんでしまうことによって起こる。それらは以下の3つの種類に分けられる。


痔核

痔核(じかく)、すなわちイボ痔。もっともメジャー(?)な痔かもしれない。肛門の奥にできる内痔核、肛門の外にできる外痔核がある。

出血は少ないが痛みを伴う。私もこの痔核を何度か患ったことがある。

裂肛

「れっこう」と読み、これは要は切れ痔のこと。硬くて太い便を出すときに切れて発生するときが多い。出血があり、ズキズキした痛みも伴う。

痔瘻

「じろう」という言葉だけは聞いたことあるけどその正体まで知っている人は少ないのではないだろうか。

これは通称「あな痔」と言い、なんと肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が出るらしいのだ!勇気のある人は画像検索で見てみるといい。

痔の原因には飲酒、偏った食生活、排便時のいきみすぎなど、よく聞く原因が挙げられているが、それらの1つに座りっぱなしのデスクワークがいけないとも言われている。

かく言う私も今この原稿をかれこれ1~2時間ほど座りっぱなしで書いているわけだが、こういうことが一番いけないのだろう。

目を休める意味も込めて、1時間ごとに少しでも休憩をとるようにしたい。

痔瘻の手術費用は10万円近くかかることも

もし、あなたが痔になってしまって、仕事にならないほど痛みがするのであれば迷わず病院に行ったほうが良い。

どうしても病院に行く時間がないのであれば、円型のクッションを使ったり、市販の薬を使う方法もあるが、本当に痛くて仕事にならないのであれば、ここはひとつ勇気を持って病院に行くことを強くすすめたい。

今や3人に1人とも言われているのだからそこまで恥ずかしがることもない。

気になる治療費用にもちょっと触れておくと、診察+薬の処方程度であれば2,000円程度で済むが、悪化して入院+手術となってしまったら、軽いものなら4万円~5万円、重いものだと10万円近くかかってしまうこともある(3割負担の場合)

さんざん痛い思いをしたうえに入院で時間を無駄にし、手術で大金を支払う事態になんてなりたくないに決まっている。ここはやはり予防が大事になってくる。

予防法は色々あるが、温水洗浄便座を上手に使おう


痔の予防についてはあらゆる本やウェブサイトでいっぱい書かれているが、それらをまとめると、要は


  • 食生活に注意する
  • 全身の血行を良くする
  • 肛門の周辺を清潔にする

に絞られる。私の場合、血の巡りが悪くなる冬に過度の飲酒が続いてしまったりしたことが原因なのだろう。

あと、肛門の周辺の清潔を保つためには温水洗浄便座を積極的に使わない方法はない。

日本はこの温水洗浄便座のシェア率は2010年の時点で71.3%と世界でもトップクラスだ。これだけ恵まれた環境において、使わないのはもったいないとも言える。

ただ注意したいのは、ここで洗浄するお湯の勢いを最強にし、直腸内にまで温水を入れている人が多数いるらしいがこれは絶対にやめたほうが良いらしい

長くやり過ぎると自力で排便する力が低下するし、直腸内を保護している粘液まで流してしまうことで炎症を起こしてしまう可能性もあるからだ。

というのも、私はかつて、公共のトイレにて温水洗浄便座を使おうとした際に、結構な確率で最強設定がされており、それに気づかぬ私は最強設定のまま温水を放出してしまい、何度も肛門を直撃されてしまった経験があるからだ。あれ、本当にやめて欲しい。お尻に穴が空くかと思った。(執筆者:小野 雄吾)

《小野 雄吾》
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小野 雄吾

小野 雄吾

1975年8月、東京都出身。Web制作の仕事一筋15年を経て、2015年7月にサラリーマンのお金に関する悩みを解決させるWebメディアを立ち上げる。自分の家庭の家計管理を担当し、投資、貯蓄で多少の成果を出してはいるものの、肝心の給与収入だけはなかなか上げられずに肩身の狭い日々を送る。 <保有資格>:ウェブ解析士 寄稿者にメッセージを送る

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