「夏になると、どうも出費が多くなるような気がする…」と毎年思いながらも、何となくスルーしてきたこれまでの日々。
夏はエアコンの出番が増えるだけではなく飲み物にもお金がかかり、更に子どもがいれば夏休みで食費の出費も多くなります。
それは予め分かっていることだけに、やはり一度は家計の見直しが必要。暑い夏を乗り切るための快適節約術に、今年こそチャレンジしてみませんか?
目次
遮光カーテンの効果は侮れない

遮光カーテンは光を遮るだけではありません。読んで字の如く光を遮る遮光カーテン。この力は侮れません。
1級遮光カーテンになると外からの光をほぼ完璧にシャットアウト。太陽の光を室内に入れないということは、それだけ室温も上がらずに済みますし、紫外線を防止する役割も果たしてくれます。
外からの光だけではなく室内の光も外に漏らさないので、女性の一人暮らしなどの防犯対策としても有効です。このように光をシャットアウトする遮光カーテンは、夜勤などで昼間に眠りたい人にもおススメです。
メリットもいろいろ
遮光カーテンには断熱効果を合わせ持つ商品もあるので、夏は外からの熱い空気を遮り、冬は室内の暖かさを外に逃がさないというメリットがあります。
ほかにも防炎、防音、花粉を寄せ付けない効果のある遮光カーテンも販売されています。
このように節電にも繋がる遮光カーテンは、普通のカーテンに比べると割高になる物もありますが、一度買えば何年も使えるので無駄遣いにはなりません。最近では遮光カーテンの種類も豊富で価格もリーズナブルになってきました。
ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
熱帯夜だってしっかり眠れる
寝苦しい夜にサヨナラ

近年注目されているのが「ひんやり系の寝具」。
冷感素材のナイロンやアルミ生地で出来た物、お馴染みとなったジェルパッド、吸水速乾効果や調温機能の優れた商品など多種多様。敷きパッドだけではなく、タオルケットや肌掛け布団、枕カバー等も販売されています。
実際に寝具売り場で触ってみると、その違いが良く分かります。また暑さとともに湿気が強い日本の夏には通気性も重要。パイル地の敷きパッドなどは、安価ながら通気性・吸汗性は抜群です。
選ぶのも楽しくなるクール寝具
寝具といえば枕も大切。アイスノンなどを使ったアイス枕はもうお馴染みですが、熊野川の天然御浜石を使った「滝水石枕」や、瀬戸内の塩を使った「塩まくら」といった面白い商品も登場。
天然の素材がもたらす涼感をアピールしています。「たかが寝具」と思いがちですが、質の良い睡眠は健康を維持するために必要不可欠です。
クール寝具は一時的なひんやり感が強い物、涼感が長く続く物、吸汗や通気性を重要視した物などいろいろあるので、商品の説明を良く読んでから購入するようにしましょう。
エアコンは必需品 出来るだけ効率良く働いてもらいましょう
なぜ必要? エアコンのお手入れ

意外と忘れられているのがエアコンのお手入れ。実はこのお手入れがとても大切。その基本中の基本がフィルターの掃除です。
フィルターにゴミや埃が付着したままだと、エアコン内での空気の流れが悪くなります。その分余計にたくさんの空気を取り込もうとエアコンが頑張ってしまうため、消費する電力が上がり電気代も高くなってしまうのです。
それだけではありません。
エアコン内では結露が起きやすく、フィルターのゴミや埃もカビの発生に繋がります。カビがエアコン内に発生するということは、室内にカビの混じった空気が流れることを意味します。
当然ながらそれは私達の身体にも悪影響を及ぼします。
エアコンを効率良く使うために
エアコンのお手入れを行なう場合は、必ず取扱説明書をしっかり読んでから始めましょう。
エアコンのフィルターの汚れは、
・不要になったハブラシなどでやさしく汚れを取り除く
・シャワーなどで洗い流す
といった方法で2週間に1度は行なうようにしましょう。また吹き出し口なども固く絞った雑巾で拭くようにして下さい。
そしてエアコンを使う時は温度設定を27~28度程度にし、風量は「自動運転」を選択することがポイント。
自動運転は一番効率の良い運転方法なので、電気代の節約にも繋がります。扇風機などを使って空気を循環させるのも効果的ですよ。
汗っかきの赤ちゃんも快適に
汗っかきの赤ちゃんのための暑さ対策グッズもバラエティに富んでいます。
大人より汗っかきの赤ちゃんは、「あせも」が出来やすく痒がるので、「たかが汗くらい」と油断は出来ません。
夏になるとベビーカーやチャイルドシートが汗でベッタリ濡れてしまうのは日常茶飯事。それを防ぐのがベビーカーやチャイルドシートに取り付ける保冷効果のあるシート。
幾重にもガーゼが織り込まれて吸汗性を良くしたり、保冷剤付きの商品もあります。シートだけではなく、ブランケットにもクール素材が使用されている商品があり、UVカット、吸汗効果、速乾素材が使われています。
また温冷両用のジェルが付いたベビー用のベストもあります。暑い時期は冷やして、寒い時期は温めて使える不思議なジェルはまさに画期的。
とうとうこんな商品も出て来たのかと思わず感心してしまいます。

「ちょっとの面倒くさい」が「当たり前」に変わる
節約はストレスになると長続きしません。程良く楽しめるようにすることが長続きの秘訣です。何に対しても「我慢しなくちゃ」と思ってしまうと、人生そのものがつまらなくなります。
そこはやっぱり「メリハリを付ける」ことが重要。
例えば飲み物。自販機やコンビニで買ってしまいがちなお茶やミネラルウォーター。面倒でも自宅で作ったお茶を水筒に入れて持ち歩くようにするだけでも、かなり大きな節約になります。
スーパーやディスカウントストアでは、1リットル用の麦茶のティーバッグが50個入って198円で販売されています。毎日ペットボトルを買うことがどれだけ勿体ないかが分かりますよね。
こういった点は節約し、その分を旅行などに回す方が有意義な遣い方と言えるでしょう。
「ちょっとの面倒くさい」はそれを続けることで、いつの間にか「当たり前」に変わっていきます。
お財布だけではなく環境や身体にもやさしい節約を、本気でスタートさせてみませんか?(執筆者:藤 なつき)