日本でも冷めやらぬポケモンGOブーム。ついに全世界で1億ダウンロードを突破し、その勢いはとどまるところを知りません。
国内株式市場を振り返って見ても任天堂(7974)が大商いを記録し、ポケモンEXPOジムを運営するサノヤスHD(7022)が連日のストップ高。
その他、ポケモンのアニメ制作を担当するイマジカ・ロボット(6879)、グッズ販売を行うタカラトミー(7867)等幅広い銘柄が物色されました。
しかし、株式市場におけるポケモンGOブームは一足先に終焉。株価は時代を先取りで動きます。今後はAR関連に大注目です。
なぜならポケモンGOの人気化でようやくARという最新技術が注目され始めたからです。
目次
ポケモンGOで話題! ARとは何か。
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ARとはAugmented Realityの略で日本語で拡張現実を意味します。ポケモンGOイメージして下さい。現実世界に突然ピカチュウが現れますよね。
つまり、現実世界で人が感知出来る情報をコンピューターを通し拡張させる。これがAR技術なのです。
これまではヘッドマウントディスプレイを装着することにより、拡張現実世界を覗くことが主流でした。しかし、ここもとの技術革新により、ヘッドマウントディスプレイの装着が必要なくなりました。
ポケモンGOのようにスマホ越しに拡張現実世界へ飛び込むことが可能になったのです。この技術革新は非常に大きく、個人的にはARブームの幕開けになると想定しています。
将来化けるかも? 今注目すべきAR関連銘柄
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では、具体的にはどのような銘柄がAR関連なのでしょうか。ここからは個別銘柄について言及させて頂きます。
サイバネットシステム(4312)
まずは、サイバネットシステム(4312)。
AR関連銘柄の代表格です。安価でARコンテンツ作成支援ツールを提供しており、AR市場が人気化するに伴い、需要が見込まれます。
直近では証券各社もこぞって同社についてのレポートを出し始めましたね。AR関連の本命と言ってもいい銘柄でしょう。
JIG-SAW(3914)
JIG-SAW(3914)も忘れてはなりません。
AR技術のリーディングカンパニーである英Kudan Limited.と資本提携しています。株価の位置所を見ても魅力的。現状6,000円前後での取引が続いています。
52週高値である2万3,920円から見て、約4分の1程度の水準。第1四半期決算後から続く失望感を未だ払拭できていません。個人的にはもう一段の株価下押しリスクがあると見ています。仕込むなら中長期スタンスでしょう。
サン電子(6736)
最後に、サン電子(6736)。
AR技術を利用した業務効率化システムの開発、提供を行っています。今年初にAR技術を用いたウェアラブル端末であるAce Realを発表。関連銘柄として注目を集めています。
スターティア(3393)
蛇足ですが、穴場狙いならスターティア(3393)でしょうね。こちらもARコンテンツの制作支援サービスを行っています。時価総額も7月末時点で50億円程度ですから、化ける可能性有りです。
いずれにせよ、ポケモン関連の旬が過ぎ去った今、AR関連には注目しておいた方が良さそうです。(執筆者:徳田陽太)