500円玉貯金はどなたもチャレンジした経験があると思います。実践中の方も多いのでは。きっと身の回りでもやっている方は多いと思います。
なのに、まわりの皆はどうやって貯めているか、詳細なところまではなかなか知りえない。身近すぎて会話に上ることもないようなトピックなのかもしれません。
実際筆者のまわりでも
「そうだよねー」
ほとんどが、このように受け流す形で会話が終わってしまうことが多かったような気がします。

ただ、一度だけ鮮烈に流れを止めるレスポンスが返ってきたことがありました。
声の主は二人の子供を持つシングルマザーで、事務職の彼女の収入は決して恵まれた金額ではありません。そんな彼女から伝授された500円玉貯金のコツ4つをシェアしたいと思います。
目次
ステップ1. 財布の中からゆるく始める。

500円玉は魅惑的です。一枚の硬貨で、お弁当と飲み物が買えてしまえるほどの価値のあるものです。
「今日から500円玉貯金を始める!」という緊張感は、最初の10~20枚が貯まるまでは、「貯金してる感」が薄く、そわそわと気持ちが悪いものですよね。最初の数枚なら、あえてお財布の中で寝かせるのもアリです。始める時期は、収入の直後がおすすめです。
ステップ2. 500円玉は使わない。これは「ゲームのメダルだ」と思い込む。

次に、お財布の中の500円玉を使わない癖を付けます。硬貨の中でもひときわ大きく、コインゲームのメダルのようですよね。
そう、「これはゲームのメダルだ。お金じゃない」と自分に言い聞かせます。
さらに精算の時には、1,800円の支払いであれば、2,300円出し、500円玉でお釣りをもらう。というように「いかにメダルをもらうか」と考えて支払いをします。
500円玉がゲーム通貨に見えてくれば、しめたもの。貯金箱も、あえて「開かないもの」を買ってくる必要はなく、なにかの空き容器で十分です。
ステップ3. 当座の目標額を決める。

あまり高くない目標を設定しましょう。仮に1年で10万円貯めるのであれば、目安として月に17枚=8,500円の500円玉を集めればいいということになります。
そして目的ですが、もちろん自由に設定してください。欲しいものや旅行に、標準を合わせてもいいですし、貯金のための貯金であってもいいです。貯金箱が部屋にある限りは、急な出費に備えての緊急費として控えることもできます。
ステップ4. 500円玉貯金の専用口座を作る

そして500円玉貯金が軌道に乗って、「3万円貯まった」としましょう。ゆうちょ銀行の郵便局内ATMや、三菱東京UFJ銀行のATMは、硬貨受け入れができるところが多くあります。(コンビニやショッピングモール内のATMでは硬貨投入ができません。)
また、ATMでの硬貨預け入れの上限は100枚ですので、注意してください。500円玉は、旧硬貨が7.2g、新硬貨が7gですので、ビニール袋に入れて重さを計ったときに、重量720g以下であれば一度に預け入れができる理屈です。
硬貨は投入後計算に少し時間がかかるので、混んでいるときは焦ってしまいます。月末月初を避けて、のんびり行きましょう。
通帳記帳されると、小さな積み重ねが形になり、達成感が。シングルマザーの彼女が言った「貯まるよ!」も実感できます。
ちなみに100円ショップで売られている金属製の「10万円貯まる貯金箱」これは満杯だと12万円分ほどになりました。今使っている貯金箱はこれです。

開かない金属製の貯金箱は、都度買い直しになってしまうことと、貯まっていく様子を見る楽しみのために、工具が入っていた透明プラスチックのケースを流用しました。
この貯金で、今年中にコンタクトレンズを作り直す予定にしているので、もう少し頑張ります。(執筆者:酒井 菫)