2016年9月21日(水)、当社も本社を置く東京は千代田区丸の内で、「FinSum(Fintech Summit)」というFintechのイベントが盛大に行われました。
金融庁、日本経済新聞社主催のこのイベントでは、生命保険×technologyを示す「Insurtech(インシュアテック)」もお題として取り上げられました。
InsuetechはInsure(保険)とTechnology(技術)をかけた、保険分野にテクノロジーの力で変化を起こす技術導入や変化を指します。
保険×テクノロジー。いったいどのような変化が起こるのでしょうか。
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Insurtechとは?
日常生活のさまざまな場面に「もしも」のことがあると、それまで納めた保険料をもとに、保険金が支払われる保険のシステム。
病気やケガを保証する生命保険のほか、火災や自動車に対する損害保険、収入保障の保険やペット保険など、その範囲は多岐に拡がっています。
アメリカのcoverという会社は、この保険のうち火災保険や自動車保険に注目しました。
これら損害保険の補償対象となる「家や車」にもしものことがあると、被保険者は破損した箇所をスマートフォンなどで写真に撮って保険会社に送り、確認後保険金が支払われるとのことです。
それまで人海戦術で進めていたような、担当者による損害の確認、支払い担当による手続きといういくつかのプロセスを短縮化して、Technologyの力で迅速にかつ正確に保険金を支払うことが可能です。
契約者にとって、このメリットはとても大きいものです。
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Insurtechは急ピッチで進む?
保険の現場において、煩雑な手続きや必要となる長さはネックとなってきました。
ここにTechnology技術を入れて、エンドユーザーの利便性があがるとなれば、急ピッチで導入は進むものと考えられます。
かつ現在注目されているFintechの後継として、保険分野を大きく変えるものとなれば、取り組む企業をバックアップする資金調達の部分でも、大きな後押しとなってくると思われます。(執筆者: 工藤 崇)