少し前になりますが、6月24日にポンド円が急落するという歴史的大事件がおきました。
この時、たった一回のトレードで大損した方の記事をあちこちでみました。「イギリスのEU離脱に伴うポンド円の急落で怖かった!」などなど。
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FXの専門家としましては、「FXでボーナスが吹っ飛んだ」など、FXについての悲しい記事を見かけるのは極めて残念ですし、一方FXについて、悪く言われるのも残念です。でも、本当はFXは、あなたの人生を変えるほど、素晴らしいアイテムなのです。
だから、私はFXについて本当の事を書くことで、いろいろな方々にFXを「はみだしもの」ではなく、「みにくいアヒルの子から、白鳥へ」と認識していただけるように羽ばたいて欲しいな~と、そんな思いをもってこのコラムを書かせていただければと思います。
目次
公務員出身のFXトレーダー
私は金融庁登録番号も所有している日本FX教育機構の代表理事で、普段は「タケル先生」と呼ばれていおります野口健幸と申します。どうぞよろしくお願いします。
私自身、もともと公務員だったせいもあり、ずっと投資の世界にいる諸先輩に比べたら全く異色の人間です。私に会う人はFXトレーダーというより、ほのぼのおじさんと言う雰囲気と言われます。
このような私が皆さんに向かってできることは、投資初心者の方でも、投資の達人へと導いていくことです。
弊社は初心者7割、女性7割のFXスクールを運営しています。勿論、誰でも導けるわけではありません。「俺にいくら稼がせてくれるのか?」と迫ってくる方は苦手です。元々、ごく普通の公務員でしたので、そのあたり、ご理解ください。
9割の方が負けるFX
FXでは9割の方が負けると言われています。
この事を聞いて、「俺は違う」なんて自己過信している人は、間違いなく、投資の達人には慣れないでしょう。
実際、FXトレードで勝つには、最初の第一歩として、勝率にこだわってはいけない、という事を知っておく必要があります。
こう書くと、大抵の人が「えっ…そうなの?」となりますが、順に説明していきます。
さて冒頭に書いた、6月のポンド円が急落するという歴史的事件の件ですが、なかには、それまで「勝率90%以上もあったのに…」という記事もありました。
勝率90%と言うと、すごいと思うかもしれませんが、実は勝率は我々にとって、評価するベンチマークではないのです。むしろ、勝率が高いのは、危険信号の要素の方が強いです。
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あなたもトレードの勝率は高くありませんか? だとすると、とっても危険ですね。
その理由は、通称「コツコツ勝って、ドカ~ンと負けた」と言われている、負け組の特徴と一致するからです。
勝率が高くコツコツ勝っている人が危険
私は数多くのトレーダーの成績を見てきましたが、FXから撤退している人のほとんどは、「コツコツ勝って、ドカ~ンと負けている」方です。
もし、あなたが勝率が高くて、コツコツと勝っているようなトレードを行っているとしたら、FXで勝つことはできません。FXで勝つには、勝つための方法があるのです。
その方法を知らないと、いつまで足っても、あなたは市場からお金を失うことになるでしょう。
トレードの勝率にこだわらないこと
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投資の達人には、かつての私のような素人からでも成れる時代がやってきました。とっても楽しみです。そのための第一歩は何かと言えば、個々のトレードの勝率にこだわらないことなのです。
また、全てのトレードで勝とうと思ってはいけません。全てのトレードで利益になるなんて大間違いです。私自身も生徒から「タケル先生も負けることあるんだ…」なんて言われていません。
何故なら、個々のトレードだけを見ると、負けトレードも平気であるからです。FXで勝つには、勝率にこだわらない、という事が大切なのです。(執筆者:野口 健幸)