米国大統領選挙で、荒れた相場となりましたが、結果、選挙開票での下落は、次の日の寄り付きには吸収され 消えていたことで、開票当日に動かないで「様子見」という事を実行された方は、何事もなく経過したことと思います。
このような荒れた相場の時は、利益よりも損失を出さないことが重要です。
今回の下げたポイントは、少々オーバーシュートしましたが、引け値では予測していた1万6300円前後というポイント近辺で引けました。結果、テクニカルに沿った動きでした。
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今後の展開は?
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そしてこの後の展開ですが、ファンダメンタル的には、イベント通過で、「期待」での動きと、「実体経済の見極め」というせめぎ合いになる事が想定されます。
さらに、国内事情では、SQ値1万7596円を下回ったことで、週明けはSQ値が上値抵抗線となるのか? 注目です。
私の見解としては、もうしばらく乱高下があるのかなと考えています。方向性としては、今後の展開に「期待」する強い相場となりそうな予感です。
ただし、今 水面下で動いているだろう欧州圏の問題、中国リスクなど心配事は多々あるので手放しで上げていくとは受け取れない状況でもあります。
したがって上げ下げしながらまずは、前々からの上値メド1万8000円円前後とドルベースでの169ドルを想定して、このポイントを上抜けると上値追いが始まると考えますが、どうなるでしょうか?
5日線、25日線、75日線
現状では、5日線のこのあとの展開として、上への乖離を詰めて近づいた後の上に行くか? 一回押すか? の見極めです。
25日線は、瞬間的に向きは変えましたが、方向性としては上向きで、今のところ下への警戒感は薄いと考えられる値動きと考えます。
75日線は、変わらず上向きですが、角度が緩くなったことで 押し始める可能性は出ています。
さらに今週 久しぶりに終値で75日線の下に入り込みました。
テクニカル指標
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一目均衡表では一旦雲を下回ったものの、週末には好転で上昇トレンドに完全に戻っていると考えます。週足の一目では雲の中に位置していて、この後、雲の上限1万7900円が節目と想定されます。
ボリンジャーバンド
収斂していたバンドが落ち着いて 横ばいに戻っていて、押したところで-2σ、週末の上げたところが+2σとなっていて方向感が見えない状況です。
上値追いをするのであれば+2σに沿って行くと思われるのですが現状では判断が難しいです。
スローストキャスト
下限でのゴールデンクロスの後 一瞬デットクロスして再度 ゴールデンクロスしました。通常 このパターンは弱いので一旦調整となるのか? 今回はどうなるでしょうか?
総合判断
今回の選挙での瞬間的な押しは、過熱感覚ましの押しで、上昇トレンド入りしていると今のところは判断できます。したがって上げ下げはするものの上を目指す可能性が高いととれるシグナルが出ていると考えられます。
そして米国の動きでは、円安進行で週明けの日経平均は 気持ち上げて寄り付くことが想定されますが、SQ値には届かなさそうですので、陰線となると押してくる可能性も考えられます。
逆に陽線となれば一気に1万7900円前後~1万8000円を視野に入れてくると考えます。
今回の結果を、未来のための経験となるよう、しっかりと検証をしていきましょう。そして週明けも、慌てず冷静に見極めていきましょう。(執筆者:城 晶子)