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安さが売りの「通販型自動車保険」
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「自動車保険は通販系が安い」のは今や常識となりつつありますが、
というとイマイチよく分からないと思います。
「自動車保険 保険料 ランキング」
などと検索してみても具体的な数字が出てこないので、モヤモヤすることが多いですよね。
そこで、私が有名通販系自動車保険と代理店系自動車保険の保険料ダービーを開催しました。
保険料で自動車保険を選ぶ際は、参考にしてみてくださいね。
ダービー出走馬と条件
ダービーの結果を見る前に、ダービーに参加した馬(保険会社)と、出走条件をご紹介します。
ダービー出走馬(五十音順)
各保険会社の紹介コメントは、私の独断と偏見に満ちておりますので、さらっと読み流してくださいね。
【1枠 JA共済】 保険会社ではないけど地方では多くの人が加入している自動車共済。代理店型損保もビックリの地域密着事故対応が魅力。
【2枠 SBI損保】 銀行や証券会社、生命保険会社などを束ねる超巨大金融グループ、SBIホールディングスの一員。
【3枠 アクサダイレクト】 堤真一と偽堤真一のCMが有名。私は両方本物だと思っていました。
【4枠 イーデザイン損保】 東京海上グループの通販型損保。全国の東京海上グループの保険金支払い拠点と提携。
【5枠 おとなの自動車保険】 セゾン自動車火災保険の自動車保険。その名の通り35歳以降の保険料が安くなるので、今回はちょっと不利かも…
【6枠 ソニー損保】 通販系自動車保険の先駆者。お客様満足度ナンバー1。
【7枠 そんぽ24】 鼻が取れるシュールなコアラがキャラクターの通販型自動車保険会社。損保ジャパン日本興亜の子会社。
【8枠 損保ジャパン日本興亜】 損保ジャパンと日本興亜が合併した業界2位の代理店型保険会社。代理による細かなアフターフォローが期待できるかも。
【9枠 三井ダイレクト損保】 三井住友海上グループホールディングスの子会社。グループ会社の事故対応拠点による事故対応あり。
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出走条件
・ 14等級
・ 事故歴、および事故あり係数の適用なし
・ 契約者の年齢… 30歳
・ 運転する人… 契約者と配偶者
・ 免許の色… ブルー
・ 使用目的… 日常レジャー使用
・ 年間走行距離… 4500km
・ 車… トヨタ アクア(NHP10) 2015年4月登録
・ 人身傷害保険… 契約自動車搭乗中の身補償3000万円
・ 搭乗者傷害保険無し
・ 車両保険… つける場合は145万円で免責金5~10万円
・ 特約… 弁護士特約のみ
・ 保険料支払い方法… 一括払い
・ ペーパーレス割引、インターネット割引適用
自動車保険ダービーの結果
論より証拠、百聞は一見に如かず、ということで早速ダービーの結果を見てみましょう。
車両保険を一般条件で付けた場合のランキング
まずは、車両保険を一般条件で付けた場合で比べてみました。
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一番安いのはイーデザイン損保で、一番高いのは、代理店系損保の損保ジャパン日本興亜でした。
意外なのが、通販系損保のそんぽ24が意外と高額と言う点です。
代理店系のJA共済よりも保険料が高くなっています。
車両保険エコノミータイプを付けた場合のランキング
車両保険のエコノミータイプを付けると、こうなりました。
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エコノミータイプでも、イーデザイン損保の独走です。
最下位の損保ジャパン日本興亜と1位のイーデザイン損保では倍以上の差があります。
車両保険無しの場合のランキング
最後は車両保険をつけなかった場合のランキングです。
補償は最低限ですが、保険料も超格安になっています。
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最後まで、イーデザイン損保の独走は変わりませんでしたね。
やはり、代理店系損保の損保ジャパン日本興亜は、保険料面では通販系の面々に勝利できませんでした。
まとめ
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今回の自動車保険の保険料ダービーでは、車両保険の有無に関わらずイーデザイン損保が総合1位を獲得しました。
もちろん、私が見積もった条件下での比較なので、条件を変えるとランキングも大きく上下しますが、「どこが本当に安いの?」という疑問はある程度解消できたと思います。
自動車保険は、保険料がすべてではありませんが、節約をしている場合は、保険料が自動車保険選びの重要な要素になるので、次回の自動車保険の更新の際の参考にしてみてくださいね。
少しでもみなさんのお役に立てれば、1社ずつ見積もり条件を手入力して酷い肩こりになった私の努力も報われます(執筆者:平林 亮子)