上昇フラックに気づけましたか?
ラインとしては、上が9月21日と25日の高値を結ぶラインと9月20日、22日、27日の安値を結ぶラインで形成されていました。
このフラックを、微妙に上抜けシグナル発生後 翌日に大きく上放れという展開となり、その後、急騰後の揉みあいのような動きを数日続けて週末入りとなりました。
この週末も、微妙に高値更新はしているものの陰線形成という状況で、週後半は陰線を3本並べて週末入りしています。
基本上昇トレンドでの上値追いしている状況下ですが、動きを見ると上値の重さを意識させました。
そしてこの週末は、3連休となる事から当然のように利確が出たのだと判断されます。
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そうなると週明けは、多少の押しがあるかもという連想がされると考えますが、どうなるでしょうか?
私的にはこの週末、買い玉の利益が出ている玉に関しては、一部利確する動作は必要と考えましたので、皆さまも同様の考えで、細かかったですが利確して、お小遣いが稼げたみたいな雰囲気でいい形となったかと思います。
急騰後の連休ですので一部利確はセオリーです。
ただ、絶対的に下げるという意味ではなく、週明けの方向性が不透明である以上 反対の動きに備えるのが普通だと思われます。
したがって、この週末は売るという動作をすべきと考えます。
もちろん、買い玉優勢という展開が変わるわけではなく、優勢の中でも買い玉への偏りを和らげるという意味と解釈していただければと思います。
そして週明けは、おおむね横ばいで寄り付くことが想定されます。
その後、今の相場を動かす選挙戦が本格化します。
ここから選挙動向で、一喜一憂して上下すると考えられますが、今のところ自民優勢は変わらないと考えられているので、基本はジリ上げが想定されます。
したがって押したら買いというスタンスです。
もちろん、この連休中に選挙活動で動きがあれば、連休明けのマーケットは雰囲気を一気に変える可能性もあるので決めつけはしないことも鉄則です。
目次
現状分析
5日線
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乖離した状態が続いているので、そろそろ乖離を詰める時期はあるのかと想定されます。
詰め方に関しては、日柄調整的に横ばいして、移動平均線が上がってくるのを待つか?
値幅調整的に株価事態が下げて株価が移動平均線に近付くのか?
そして触れるか触れないかで再度 上放れするのか?
下へ割り込んで本格的な押し目ないし調整となるのか?
という展開が想定されます。
25日線
変わらず上向きで上に乖離しています。
週末高値の乖離率は3.31%となっているので今回の上昇の最大乖離9月21日に比べると上値余地はあるのかなと想定されます。
75日線
変わらず上向きで上に乖離という展開です。
そして今週、75日線と25日線のデットクロスをしたことで、位置関係が上からローソク足、5日線、25日線、75日線、すべての移動平均線が上向きという状況となり完全な上昇トレンドを形成しています。
ただ、この形は最高潮なので、あまり長くは続かないのかなというのが大方の見方ではあります。
トレンドライン
現状9月8日と29日の安値を結んだラインが機能していて、このラインを割り込むと日柄ないし値幅の調整に入ると想定します。
後は、横軸で直近9月21日の高値が目先の抵抗線と考えます。
さらには6月20日の高値と前々から記載の9月15日から19日の窓の入り口、出口が抵抗線となると想定します。
上に関しては、変わらず2015年6月の高値約2万1000円と週明けの2016年12月と2017年6月の高値を結んだラインが気になります。
さらに計算式での上値も意識が必要で、NEV値計算をすると起点を1万9239円、終点を2万481円で下げ止まりを2万213円とすると、N値が2万1455円、E値が2万1723円、V値が2万749円となります。
テクニカル指標
一目均衡表
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上方シグナル点灯中です。
今後、10月25日の雲のねじれに向けてどのように動いていくか、注目することと、遅行線と日々線の天底一致を意識すると4~6営業日後が注目ポイントになります。
ボリンジャーバンド
バンドウォーク継続中で+1σに触れることなく推移しています。今後+1σに触れた後の展開に注目します。
スローストキャスト
上まで来てデットクロスとなりました。その後 横ばいそうな雰囲気ですが週明けの動きに注目です。
このまま横にスライドする動きであれば強い状況継続です。
さらに2本のラインが半分より上でゴールデンクロスとなっても、上値追いが継続すると想定します。
総合判断
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現状明確な上昇トレンド中です。
したがって、多少下げたら押し目買いというスタンスを継続中ですが、買い玉のこまめな利確も織り込みながら、急な調整への備えも必要です。
出ている利益を確定しないうちに、急な調整となり、「あの時 手仕舞しておけば」という声が良く聞こえます。
こういう場面もその状況が想定されますのでご注意ください。
そして週明け 選挙戦に対しても動きが想定され、さらには地政学的リスクがこのまま沈殿化するとも思えないので、情報をキャッチするアンテナを高くしつつ、チャートの微妙な変化に築気づける繊細さを身に付けていきましょう。
では、週明けも慎重に冷静かつ大胆に建玉していきましょう。(執筆者:城 晶子)