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選挙明けから、材料出尽くしということも想定されましたが、選挙結果が想定外に与党が議席を伸ばしたことが好感され、利確の勢いを打ち消す買いが入りました。
出来高が伴い天井圏となってもおかしくない状況の中での押し上げは、更なる上値追いの可能性を見せたと考えられ週明けが楽しみな状況です。
さらに政局の方は、野党の力が分散し、与党に対しての脅威が全くなく、政治は「与党で安定し経済も安定」という構図がしっかりしたことで、暴落への不安は軽減されています。
かといって下げる材料が、全くないわけではないので、油断は出来ませんが現状は、上値追いの可能性が高いと想定されます。
その上で、上値めどの計算式でのN値、E値は完全に突破してきたことで、日足ベースでの上値めどが見えない状況ですが、週足で見てみるましょう。
直近では、4月21日の週の安値1万8224円と6月23日の週の高値2万318円から導くE値が2万2408円となります。
この計算でのN値 V値はすでに突破しています。
さらにもう少し下から見ると、2016年6月24日の週(ブレクジット)の安値、1万4864円。
2017年3月3日の週の高値、1万9668円、4月21日の週 安値1万8224円から導く計算だと、N値2万3028円(ここは可能性高い) E値2万4472円となります。
この2万3000円処は、1990年のバブルからの下げに対しての半値戻しと重なることで、上値めどとしては可能性が高いと想定されます。
したがって、すぐにとは言い切れないのですが2万3000円を目指す動きが想定され始めていると考えます。
というような上値めどは立てたものの、週明けさらなる上値追いが、勢いよく継続するための材料があるかは非常に不透明で、決算発表に対して好決算が多いという事は織り込まれているとも考えられます。
そうなると週明けからの前半が上半期の決算発表のピークとなる事から、つぎなる材料出尽くしを巻き起こして調整という事も考えられます。
疑心暗鬼になりすぎもいかがなものかとは思いますが、楽観的な気持ちが強すぎてもという状況です。
週末まで35日間の上昇で14%強の反発2700円ちょっとの上昇、そろそろ利確の波が来ても良い時期に差し掛かっていると思うので、油断せずに見極めは大切かと考えます。
そして米国の動きは、微妙に反発しています。
したがって週明けは、上値追いから始まると想定されます。この上げがいつまで続くのか? 非常に興味深いところです。
懸念材料は、前々から申している神戸製鋼問題がいつからどのぐらいのふくらみを見せるか?
その状態次第で相場への影響は変わってくるので、この辺りにも集中力をもって注視が必要と考え、備えは大なり小なり考えておく必要はありそうです。
目次
現状分析
5日線
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勢いを持った上向きを継続し 位置も上を推移しています。セオリー通り 乖離したら近づき 触るか触らないかで再び乖離という動きです。
25日線
変わらず上向きで上に乖離した状況が継続しています。
今週の最大乖離が水曜日で概ね5%で月曜 金曜が5%弱となり、概ね同じ乖離という所を推移していることで過熱感が強くならずにジリ上げと言える上昇となっていることで、意識が一気に利確に向かいないという構図となっていると想定されます。
一気に乖離が広がるような動きとなれば利確にも意識が向くのですが…
75日線
ずっと変わらず上向きで上を推移しています。
トレンドライン
まったく変わらず、上に気になるトレンドラインは無いのですが、週足で2014年の4月と2016年の6月の安値を結んだラインにチャネルの線を2015年の6月の高値(今回高値更新する前の高値)に引くと、この週末の高値が間近まで来ているように見受けられますので、そろそろ上値が重くなるかもという材料の一つです。
下に関しては変わらず、9月8日と9月29日の安値を結んだラインが抵抗線として機能していると考えられます。
その下は、10月20日から23日にかけて空けた窓がその次の抵抗帯と考えその下が、25日線となってくると考えられます。
目先はここを割り込みそうな材料は見えないですが、割り込んだ時は、9月21日の高値が想定され、この値ごろ辺りは厚い抵抗帯になっていると考えます、
テクニカル指標
一目均衡表
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かわらずな展開で雲のねじれも加速という形で通過したと考えられます。
そうなると未来に対して気になるところは、日柄の基本数値ぐらいとなります。
今上げて35営業日となるので次は42、52営業日という所が気になるポイントとなります。
ボリンジャーバンド
変わらずボリバンウォーク継続中で+2σに触れた状況で上昇しています。今後 押した時に+1σを維持できるかに注目です。
スローストキャスト
2本のラインが少しだけ下に押したもの、半分より上でゴールデンクロスしそうな雰囲気となっており、このままゴールデンクロスとなれば強い状況維持と取れる値動きです。
総合判断
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明確な上昇トレンド継続中
です。
その上で「上げ続ける相場はない」という事から、いつ下げるかという警戒感を持つことと、計算式上の上値めどを意識するという形と考えます。
しかし、この強い相場、疑心暗鬼になりすぎも危険という事も認識して見届けるべき状況です。
この先11月相場に入りますが、11月半ばには45日前ルールがやってきますので、いつから押される(利確が入る)かは、やはり意識しつつ、その後の年末の上昇も期待です。
ただ天底逆転の可能性も踏まえる必要もあるかと考えます。
週明けもフラットな気持ちでチャートを見極め、少ない情報からトレンドの変わり目に出遅れずについていけたらと考えます。
では週明けも頑張りましょう。(執筆者:城 晶子)