総選挙を与党大勝で終え、記録的な上昇を遂げる日経平均株価。ファンダメンタルズも良好で、今後も安定成長が見込まれます。
直近で発表された米7-9月期のGDP速報値は前期に引き続き3%台をキープ。外部環境も良好で、先進国のインデックス投資にはチャンスが訪れています。
今号では、インデックス投資で利益を上げるためのヒントをみなさまとシェアできればと思います。
目次
投資部門別売買動向に注目。海外勢の資金フローが重要
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日経225ファンドやTOPIX連動、あるいはJPX400連動ファンド。インデックスファンドには様々な種類があります。
これらに代表される日本のインデックスの値動きは、海外勢の資金フローに非常に大きく左右されるのです。
よって、海外勢の資金フローを読み切れなければインデックスファンドで大きく勝つことは難しいのです。
では、どのように海外勢の資金フローを読み解けばよいのでしょうか?
結論から言うと、投資部門別売買動向を参照します。投資部門別売買動向は東証のホームページや投資情報サイトで簡単に確認することができます。
直近の投資部門別売買動向を確認。海外勢の買いが買いシグナル
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ここからは、直近の海外勢の売買動向を確認してみましょう。
26日に発表された10月第3週の日本株買い越し額は4,452億円。4週連続の買い越しになりました。
10月に入ってからの推移を確認しても、6,575億円、4,593億円と大幅な買い越し。まさに、海外勢が買い越したタイミングは、日経平均が上昇トレンド入りしたタイミングと合致します。
もちろん、投資信託の5週連続買い越しや、信託銀行の買い越し等も各種インデックスの上昇には貢献しています。
しかし、過去の動向や買い越し額のインパクトを見ても、海外勢の動向が最も重要と言えるでしょう。
海外勢とは相反する動きをする傾向にある個人の動向
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結論から言うと、海外勢と個人は相反する投資行動をとることが多いと言えます。
あくまで私感ですが、海外勢は個人投資家が不安を覚える、値下がり局面で買い上がる傾向にある。
一方で、個人投資家は、相場が落ち着き、安心感のある上昇局面で買いを入れます。
基本的に、海外勢は高値圏では売り方に回ります。よって、個人が買い方に回る上昇局面のクライマックスは、個人の買いを海外勢の売りが吸収してしまうのです。
この個人の投資行動こそが、インデックス投資で勝てない最大の理由です。
上述したように、海外勢の買いがインデックス投資における買い場です。言い方を変えれば、個人が売り始めたときも買い場と言えます。
インデックス投資を考える方は参考にしてみてください。(執筆者:徳田 陽太)