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日本人なら誰もが思うことではないでしょうか。
今回は、安いお米がまるで高級なお米みたいにおいしくなる「ごはんの炊き方」をご紹介します。
目次
特別な器具や調味料はいらない
今回オススメするごはんの炊き方は、誰にでもできる簡単な方法です。
これまでにも、安いお米をおいしく炊き上げる方法はいろいろとありました。
例えば、高い炊飯器や土鍋で炊く方法や、調味料などを一緒に入れて炊く方法は有名ですね。
でも、今回オススメする炊き方に特別な器具は必要ありません。
調味料なども使いません。
使うのは、いつも使っているお米と炊飯器、水、そして「氷」です。
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氷を使って炊く方法の手順やコツ
では早速、具体的な炊き方やコツを説明します。
2. お米の真ん中に氷を埋めて、もう一度お水の量を調整してください。
このとき、お水をほんの少し多め(メモリで見ると1~1.5mmくらい上)にすると氷が溶けたときにちょうど良い量になります。※氷が水に戻るときは少し体積が減るため
3. いつも通り、炊飯ボタンを押します。
※氷の数には諸説あるようですが、わが家では1つしか入れていないので冬は1つで大丈夫です。水温が上がる夏場は、2~3個入れても良いそうですよ。
入れるタイミングは、炊飯器にセットするときです。
お米をとぐ→水を入れる→氷を入れる→水の量を再調整する→セットする→炊く、という順です。
炊き方は以上です。
「そんなことで変わるわけないよ」
そう思うお気持ち、よく分かります。
でも、騙されたと思って一度やってみてください。
我が家でも炊き比べてみましたが、本当に全然違います。
おいしく炊き上がる理由
なぜ氷を入れて炊くだけでこんなに違いが出るのか?
気になったので調べてみました。
お米屋さんいわく、おいしいご飯に炊き上げるためには「なるべくゆっくりと沸騰させること」が大切、とのこと。
ゆっくりと沸騰させることでお米の甘みが増し、モチモチでふっくらとしたご飯に炊き上がるそうです。
炊飯器に氷を入れてから炊く場合、氷を入れることで水温が下がり沸騰するまでの時間が長くなります。
これこそが、氷を入れると安いお米でも高いお米のようにおいしく炊ける理由です。
そう考えると、暑い季節には氷の量を少し多めに入れると効果も出やすいのではないかと思います。
吸水させる方法とあわせてお試しあれ
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ちなみに、我が家ではお米に吸水させていません。
氷を入れるだけでも、ちゃんとモチモチのごはんに炊き上がっています。
でも、お米に吸水させてから炊くとおいしく炊き上がるのも有名な話ですよね。
「吸水させる + 氷を入れる」の合わせ技で、さらにおいしく炊き上がるのではないでしょうか。
吸水させたいときは、氷を入れた状態で30分ほど放置すればOKです。
時間に余裕のあるときは、ぜひ試してみてください。(執筆者:永瀬 なみ)