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早めに購入すると格安になる航空券
現在、大手の航空会社は早めに航空券を購入することによって価格がかなり格安になります。
JAL
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JALの場合ですと
75日前までの予約で「ウルトラ先得」
55日前までの予約なら「スーパー先得」
45日・28日前までの予約なら「先得割引」
などの割引が受けられます。
さらに、21日前でもおトクに購入できる運賃設定がされています。
ANA
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また、ANAも
75日前までの予約で「旅割75」
55日前までの予約なら「旅割55」
など早めに予約すればするほど安く航空券が購入できます。
ほかにも、「旅割45」、「旅割28」、「旅割21」などもあるので21日前までなら便にもよりますが、定価の半額以下で購入できる場合がほとんどです。
急に飛行機に乗る必要ができた場合は高額に!
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ただ、早めに予定が決まっている状態で航空券が購入できるとは限りません。
結婚式やコンサートなど早めに予定がわかっているイベントならそれに備えて早めに航空券を買っておくことは可能です。
しかし、たとえば、遠くにある実家に不幸があった場合や親が緊急入院した場合などには、当日かその数日後には飛行機に乗らないといけません。
実は、私も先日遠くに住む実家の母が緊急手術を受けることになりネットで3日後の大手航空会社の航空券を予約しようとしました。
ところが、早めに購入すると1万5,000円くらいで買えた航空券が片道3万1,000円とのこと! 愕然としました。
しかも、往復ならまだ少しは安くなるのですが、いつ帰ることができるのかもわからない状態でしたので、片道でしか購入できません。
実は、JALにもANAにも3日前までの予約で利用できる「特便割引3(JAL)」、「特割3(ANA)」や、前日までの予約で利用できる「特便割引1(JAL)」、「特割1(ANA)」もあります。
ただ、これらの割引の場合、乗る区間や時間によっては割引率が低いことも多いです。
株主優待券を利用すれば運賃が半額になる
私の場合も「特割」を利用しても1万円分くらいしか安くなりませんでした。
そこで考えたのがうわさに聞いていた「株主優待券」の利用です。株主優待券を利用すると、その航空会社の航空券が半額で購入できます。
そして、この株主優待券は金券ショップなどで販売されていて、それを購入して利用しても問題はないとのこと。
そこで、ネットではどのくらいの値段で株主優待券が販売されているのか調べてみました。結果、その時点での最安値は3,100円でした。
ただ、ネットで購入する場合、
2. その場で株主優待券を利用するときに必要な株主優待番号を教えてくれる
という2タイプの方法があるようです。
しかし、株主優待券を送付してもらうのを待つ時間的余裕はないし、ネットで株主優待番号を購入するというのはリスクが伴う気がしました。
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近所の金券ショップで購入することに
そこで、近所の金券ショップで購入することにしました。
まず、一番近くの金券ショップに電話して聞いてみると「3,000円」で売っているそうです。
ネットより安いということはかなり格安だと感じました。
そこで、試しにそこで株主優待券を購入してネットで航空券を購入してみるとちゃんと購入できたのです。
しかも、この3,000円をプラスしても「特割」で買うより5,000円は安く購入できました。
そこで、安心して帰るときのために株主優待券をもう一枚買ってきました。
結局、株主優待券を利用することで「特割」を利用して航空券を購入するよりトータルで1万円安くなりました。
実家から自分の家に帰った後、試しにさまざまな金券ショッでJALやANAの株主優待券の価格をチェックしてみました。すると、実はショップによって値段の差が激しいのです。
私が住んでいる地域の金券ショップではJALやANAの株主優待券は3,000円~5,000円の間くらいで販売されているようでした。
実は、私が株主優待券を購入したショップは金券ショップというよりは質屋さんでした。
質屋がメインでその片手間に株主優待券を販売しているという感じです。
金券だけで利益を得ている金券ショップより、質屋さんなどの方が株主優待券だけにこだわっていない分、安いのかもと感じました。
ただ、金券ショップでも値段はショップによってまったく異なるので、できれば普段から株主優待券がどのくらいの値段で販売されているのかをチェックしておくと、いざというときにどのショップで購入すればいいか迷わなくても済むかもしれません。
株主優待券には期限がある!
実は、この航空会社の株主優待券には有効期限があります。
だいたい、11月と5月の末日が期限になっていることが多いのでこの時期には、さらに格安になる可能性もあります。
また、このように株主優待券には利用においての有効期限があるということも知っておくことは大切でしょう。
株主優待券のメリット
ほかにも、株主優待券のメリットを挙げると航空券の予約変更が自由にできるという点が挙げられます。
実は、割引制度で航空券を購入した場合予約変更ができません。一度、解約してから再び購入する必要があります。
そういう意味でも予約変更ができるという安心感がある点は株主優待券のメリットです。
いざというときには、このような航空券の購入方法があるということを知っておくとちょっとお得に購入できるかもしれません。(執筆者:桜田 園子)