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「ドルコスト平均法」という言葉を聞いたことがありますか?
ドルコスト平均法とは、
値動きのある金融商品を購入する場合に、毎月(定期的に)一定の金額ずつ購入することにより、毎月(定期的に)一定の数量ずつ購入する場合よりも有利な取得価額に分散をすることができるという投資法です。
実際に言葉は聞いたことがあるけど、「ピン」とこない…
そんな方も多いのではないでしょうか?
実はこのことは、「ガソリン代の節約」にも関係してきます。
もしあなたが、
・投資のリスクを抑えたいなら
・有利に資産を形成するための手段を知りたいなら
ぜひ、この先も読んでくれたらうれしいです。
ところで、ガソリンスタンドで給油をしたことがある人であれば、こんなことを考えたことはありませんか?
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(2) 1,000円単位で給油する
(3) リッター単位で給油する
どれが得なのか? って考えたことがあるかもしれません。
ま、税金も変わるし、同じ環境ではありませんが、それを踏まえたうえでお話したいと思います。
満タンはとりあえずおいておいて、
リッター単位と1,000円単位、どっちがお得か? ってお話で行きましょう。
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リッター単位と1,000円単位、どっちがお得?
ドルコスト平均法のお話でもしましたが、ガソリンは、価格が変動し続ける商品です。
80円のときもあるし、100円のときもあるし、120円の時もあります。
今は大体130円前半です。(わかりやすく80円、100円、120円の金額でちょっと見ておきましょう)
では、リッター単位で入れて見るときの話です。
10リッターずつ給油する場合
100円のときは、100円 × 10L = 1,000円
120円のときは、120円 × 10L = 1,200円
80円の時、100円の時、120円の時を合計すると
30リッター入れて、800円+1,000円+1,200円=3,000円となります。
そんなの当たり前じゃないか! という話ですが、では今度は、金額に合わせて1,000円ずつ給油するとどうなるか? ということです。
1,000円ずつ給油する場合
1リッター80円のときは、
1,000円 ÷ 80円 = 12.5L 給油できます。
100円のときは、
1,000円 ÷ 100円 = 10L 給油できます。
120円のときは、
1000円 ÷ 120円 = 8.33333L給油できます。
これも10Lずつ入れたときと同じように計算してみましょう。
合計3,000円は変わりません。
何リッター入ったのか?
80円の時 + 100円の時 + 120円の時=12.5L+10L+8.333L
=30.8333Lとなります。
同じ金額なのに、
1,000円ずつ給油したほうが0.83リッター多く給油できました。
というわけで、答えは、
でした。
2017年の1年間で試算してみます
そんなの仮定の話じゃないか!? とおっしゃる方もおられると思いますので、2017年の1年間で試算してみました。(参考サイト:e燃費)
リアルな数字なので、ちょっと半端もありますが、月に50Lずつ給油すると、年間600リットル、給油金額が7万5,600円となります。
次に、計算上、7万5,600円を12か月で割って、6,300円ずつ給油したとすると、601L給油して、合計7万5,600円です。
年間1リットルしか変化しませんが、これは、80円~120円のときと比べて、最高金額と最低金額の差が少ないからあまり変わらない、ということもいえます。
もちろんいろんな変化があるからこの通りなりませんが、
これがまさに、ドルコスト平均法ですね。
あなたのお金もドルコスト平均法を用いて有利にためることができます。
・ これから資産形成をする場合
一度「ドルコスト平均法」という手法を取り入れてみるかどうか? 検討してみてはいかがでしょうか?(執筆者:阿久津 和宏)