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2017年の振り返り
皆さまに、さまざまな銘柄をご紹介してきましたが、ご紹介後その銘柄はどうなったのか。
今回はご紹介した中でも、優待や配当ではなく値上がりを期待した銘柄について振り返りたいと思います。
ご紹介した時の株価、その後の動き、業績など簡単にまとめてみました。
1. セリア[2782]
5月17日終値5,260円→12月29日終値6,800円

株価は上下をしつつも、安定的な右肩上がりで推移しました。
新規出店も継続し、既存店も業績を伸ばすなど好調です。
2. コメダホールディングス[3543]
5月17日終値1,905円→12月29日終値2,074円

ご紹介後しばらくして、株主であるファンドが株を売却するというニュースが出て急落しました。
1,770円まで下がりましたが、中間決算で業績の良さが確認されたことで株価が持ち直しました。
3. 花王[4452]
6月15日終値6,848円→12月29日終値7,619円

好業績が継続し、2018年12月期も最高益更新の見込みです。
安定的な右肩上がりで、上がれば売り、少し下がればまた買うといったような良いサイクルができた動きをしています。
4. カルビー[2229]
6月15日終値4,510円→12月29日終値3,665円

8月3日に発表された第1四半期の決算で、売上高は前期比8.5%減、営業利益では52.1%減となり急落しました。
下落トレンドへ転換後、10月30日の中間決算発表とともに増配見送りも発表、株価は下げ続けている状況です。
じゃがいもの不作が影響しているほか、一部シリアルの国内販売が終了したことが大きな影響を与えています。
ポテト系スナックは回復傾向にあるものの、シリアル販売が足かせとなっており、現状まだ株価の下げ止まりを確認できていない状況です。
5. カカクコム[2371]
6月15日終値1,562円→12月29日終値1,905円

8月2日の第1四半期決算で大きな伸びが見られず急落、8月14日に安値1286円を付けたのちは、上昇トレンドに転換し急落前の株価を越えてきました。
自社株買いを発表し株価を下支えしています。
6. ダイキン工業[6367]
7月14日終値1万1,820円→12月29日終値1万3,335円

日経平均の上昇と連動するように株価を上げました。
急成長・急拡大はないものの、大企業として安定成長を継続し、19年3月期も最高益を更新する見込みです。
7. ヤマハ[7951]
7月14日終値4,065円→12月29日終値4,160円

11月1日に高値4535円を付けましたが、同日取引終了後に発表された中間決算で予想よりも進捗率が遅れていることから売られ、3815円まで下げました。
通期予想に変更はなく、徐々に株価を戻しています。
8. マンダム[4917]
7月14日終値6,260円→12月29日終値3,695円
※株式分割を考慮すると7,390円

業績は引き続き良い見通し、安定的な右肩上がりで株価が上昇しています。
日経平均の動きと近い動きをしています。
9. ジェイリース[7187]
8月30日終値1,610円→12月29日終値860円
※株式分割を考慮すると1,720円

新規出店が続き売上・利益ともに継続して成長中です。
2018年3月期には初めて配当も実施予定です。
株価や出来高の動きは少々荒いですが、上昇トレンドが続いています。
10. ジャパンエレベーターサービスホールディングス[6544]
8月30日終値1,935円→12月29日終値2,098円
※株式分割を考慮すると4,196円

右肩上がりに上昇していましたが、11月7日の中間決算発表時に業績の上方修正と増配予想も発表し、さらに株価を上げました。
業績内容が素直に株価に反映されている

ご紹介した銘柄の中で、特にカルビーについては大きく下げるという申し訳ない状況となっています。
今回銘柄の状況を振り返って確認してみると、
であったことが良く分かります。
好業績であればペースの差こそあれ上昇しており、業績不振となればすぐさま株価が下落していました。
保有銘柄は決算日をしっかりチェックして、内容の確認が重要となりそうです。(執筆者:高橋 珠実)