今回も予想通りの値ごろ(前回記載のV値計算) 想定通りの日柄で、一旦天井という展開となっているように見受けられます。
このまま下げていくかは、微妙ですが下げ始めるべきポイントで下げ始めています。
この押しが、今度はどこまで行くか? ですが、わかりやすいのは上向きの25日線までと考えるのが一番オーソドックスとなります。
しかし、手前には11月9日の高値の2万3382円や1月4日から5日にかけて空けた窓も抵抗線となると考えます。
さらには下ばかりと言っておられず、この週末の安値が押し目で、ここから反転という可能性も考えられます。
ただ、ローソク足が陽陰の包み線で下を示唆という考えと多少の誤差は有りますが、毛抜き底という見立てで反発示唆という考えが生まれる状況です。
週明けは、上げて来ることが想定されます。状況によっては窓空けとなる事から、アイランドリバーサルという可能性も出てきます。
そしてSQ値が2万2723円に対して、週明けの寄り付きは上であることから、金曜の引けで下回ったことを覆し、SQ値がサポートラインとなる可能性が出てきました。
もちろんアイランドリバーサルもSQ値を上回ったのも寄り付きの段階での想定ですので、陰線となり窓を埋めたり、SQ値を下回って週明けが大引けとなるようだと逆に更なる押しという事も考えられます。
そして為替の状況をみると1ドル111円近辺で、傾向としては円高となっています。
最近為替による日経平均の動きは連動性が薄いので、気にしすぎない方がいいかもしれないのですが、110円台に入るとなると久しくぶりとなるので、それなりの影響は出ることが想定されます。
そして、ここから1月半ばに差し掛かります。3月末のヘッジファンドの換金売りの45日前ルールとなる2月半ばまで後ひと月となり、いつ売り決済が始まるのか?
下げやすい時期にもここから2月上旬にかけて差し掛かります。さてさてどうなるでしょうか?
上記の事柄にかけて相場の格言「節分天井 彼岸底」も意識していきたいと思います。
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米国の状況でダウは、上場来高値をさらに更新して勢いがあります。いつまでこの米国の好調が続くのかも注目です。
この強気な相場の要因は、世界的な好景気が要因で、中でも米国の影響が強いと考えます。
米国の法人減税政策を中心とした政策から、米国の利上げ政策などが上げられます。
逆にすぐに露呈するかは微妙ですが、世界的なリスクとして中国の景気減速 日本の日銀による買いオペの縮小 世界的地政学リスクなどが、上げられています。
これらがどのタイミングで露呈するかを見極めつつ、油断せずに対応が必要かと考えます。
目次
現状分析
5日線
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上向きを維持したままの一週間となり、上に最大級乖離した状況で週初めとなり、週末には割り込んで下に乖離しての週末入りとなりました。
対5日線で見ると押す基調に入った動きと考えます。
25日線
変わらず上向きで、上への乖離を維持した一週間となり、上昇トレンド継続中を示唆した値動きとなっています。
75日線
変わらず上向きで、上に乖離したままの状況です。
週末の足型
上記に記載した通り陽陰の包み線で、下を示唆しつつ毛抜き底(未完成)で反発も示唆しつつ、週明けの窓空けの寄り付きにより、アイランドリバーサルで上げ示唆となる可能性を出しての今朝という状況です。
トレンドライン
前回記載の「一つ過去のサポートラインの9月8日と11月16日の安値を結んだラインの延長戦が上値抵抗線になりつつあるように見受けられますが、どうなるでしょうか?
後は11月16日と12月6日の安値を結んだラインのチャネルラインを11月9日の高値から引いて出来る切り上がりのBOXになるかも注目です。
この2つのラインが機能して一旦天井という状況を作ったと考えます。
下に関しては、11月9日の高値 昨年末の2万3000円処の横軸が下げ止まりポイントで、この週末の5日線も上昇過程の押し目ポイントとなる可能性もあります。
さらに一般的には25日線まで押すというのがセオリーで、25日線までの押しは上昇過程が継続している中の買い場という考えとなります。
テクニカル指標
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一目均衡表では、上昇トレンド継続中で特に気にするポイントも見受けられず、しいて言うのであれば日柄を気にしたいところです。
ボリンジャーバンド
広がるバンドの状況の中 +2σを割り込んでこの先+1σ内で押しが止まればバンドウォークが本格化してくるという所と考えます。
スローストキャスト
切りあがった位置でのデットクロスで強さを示し、その後 2本のラインが下向きとなっています。
このラインがどこまで下げるかに注目で、次のゴールデンクロスが切りあがるか?切り下がるかで、この後の展開を占う事になると考えます。
総合判断
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今年に入り、上昇トレンドに本格的に戻る形状となりその流れが継続するか?
週明けの見極めですが、上昇トレンドの買い場が来ているという認識が素直な見立てです。
基本25日線に向けて買い下がるというのがセオリーとなりますが、正直 セオリーは意識するものの、下げへの警戒感はぬぐえない心情です。
週明けからイベントも終わり、落ち着きはじめると考えます。
その中での相場が、どのように動くか? 冷静に心を作られず見極めていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)