本には、魅力がたくさんあります。
まだ見ぬ景色を想像して楽しみ、体験したことのない冒険に心躍らせる。
そんな楽しみだけでなく、将来の知識や興味にもつながるかもしれません。子どもには、たくさん本を読んで欲しいですよね。
しかし、子どもの本もそこそこします。馬鹿にはなりません。
ましてや好きな本なら何回も何回も破れるほどに読んでくれるけれど、興味が湧かないといくら高価な物でも見向きもしないことも。
お気に入りを見抜くのは、なかなか至難のワザです。
そこでおススメしたいのが、図書館です。図書館は、何といっても無料です。
0歳から貸し出しカードを作れる自治体もあり、なんと一人につき一回20冊まで借りられるところもあります。

目次
「汚してしまう」と心配なら
小さな子どもが利用するとき、汚したり、破ったり、落書きをしてしまわないかと不安に思うママも多いのではないでしょうか。
もちろん、「みんなが使うものだから大切に使おうね」と声掛けし取り扱いに気をつけることは大切ですが、理解できない年齢なら「紙芝居」はいかがでしょうか。
なかなか絵本に集中できない子どもさんも、ママの「声」というアプローチに加えて大きな絵があると入り込みやすいでしょう。パパにお願いするのもいいですね。
使える! スマホでも利用できる電子図書館
重い、かさばるという本の弱点を解消するのが、近年アマゾンや楽天などで利用できる電子書籍です。
無料で利用できる図書館にも、スマホやタブレットが利用できる電子図書館が全国に68館あります。

例えば、豊川市図書館では音で楽しむ絵本として、女優の南果歩さんや鶴田真由さんが朗読する絵本も無料で借りられます。


ただでさえ子連れになると、お出かけには荷物が増えます。
が、スマホはお出かけの必需品。汚れや破損の心配がない上に、静かにしていたい公共の場、交通機関など利用価値大です。
本のチョイス、貸し出しもラクラク
たくさんの蔵書の中、何を与えてよいか悩むこともあるでしょう。
そんなとにきは、多くの図書館のHPで表示されているランキングを参考にしてみませんか。
ネットで予約し、準備できればメールで知らせてもらえるので、子どもがぐずるようなとき、急いでいるときにもうろうろ探す手間が省けます。
図書館を使いこなそう
さらに図書館では、子ども向けにさまざまなイベントが開催されています。
絵本の読み聞かせが楽しめる「お話会」は多くの自治体で開催され、新春にはさまざまな種類の本を楽しんで欲しいと福袋を用意しているところもあります。

また「いたばしボローニャ子ども絵本館」には、世界約100か国、2万6千冊、70言語の絵本が所蔵されています。

小学校だった建物の一部を利用しているため、木の温もりが感じられる心安らぐ懐かしい雰囲気です。大人も楽しめそうですよね。
本の中の楽しい世界、いっぱい見せてあげてくださいね。(執筆者:吉田 りょう)