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夢は膨らむが、夢を叶えるにはお金が必要
夢のマイホーム。
多くの人が一度は憧れるものではないでしょうか。
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今回はその中でも「戸建て派」の方に絞って節約記事を書いていきます。
一軒家はマンション購入に比較すると、いろいろと自由度が高いです。
立地はもちろん、間取り、水回り、庭の有無や広さ、駐車場はどうするか、憧れのハウスメーカーはどこか…。
夢を語りだすとキリがありません。
しかし悲しいかな、すべてを叶えるには莫大なお金が必要なことがほとんどです。住宅購入資金は通常限られています。
また、限られた部分を超えてお金を使えば、家を購入したあとの生活が、住宅ローンのためにつらくなってしまいます。
家は買ったら終わりではありません。うまく節約しつつ、なるべく希望に合う家を買うコツをご紹介します。
まずはやりたいことを書き出し、それから妥協点を探す
まずはすべての「やりたいこと」を書き出しましょう。
・ スーパーから徒歩10分
・ 広さは40坪
・ 日当たり良好の角地
・ 小中学校が近い
・ 夜は静か
・ 広い玄関
・ 特注の色の外壁
・ 2階建て
・ 洗面所・トイレは1階と2階に一つずつ…
という条件を出し、結果5,000万円の見積もりになったとします。
けれど、それをすべて叶えるには予算不足で、どうしても削らなければならない。
そうなった場合、一つ一つ「本当に必要かどうか、妥協できるか」を考えます。
一番手っ取り早く節約になるのは、立地関係です。
駅から徒歩5分を徒歩15分にするだけで、土地価格は100万円~500万円くらい違ってきます。
健康のために毎日駅まで歩くのもいいかも? と発想するのもいいかもしれません。
スーパーが遠くても、ネットスーパーを利用できるならそれを使うという方法も。また、広い玄関はそれだけ掃除も大変です。
1階・2階にトイレと洗面所があるのもそうです。
トイレは誰かが入っているときなどに2つあると便利だからこれは譲らないでおこう、でも洗面所は1階だけでもいいかな、といった感じで洗面所を1つ少なくすれば、それで30~50万円差がつきます。
こういった感じで、妥協できる点を、そこに住む人全員で探っていきましょう。
妥協できる点は人によってさまざまになると思いますが、納得いくまで話し合ってください。
購入がゴールではなく、そこから続く生活を想像して
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家の購入を検討するという段階では、あれこれ夢を膨らませがちです。
しかし、家の購入後に「生活」が続くことを想像しなければなりません。
購入後にひょっとしたら収入が減り、住宅ローンを返すのが難しくなるということだって、十分に起こりうるのです。
絶対に借りられるめいっぱいの金額を使って家を買うのではなく、うまく妥協できるところは妥協していくのが、一軒家購入のコツです。(執筆者:上坂 亮子)