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ツラい花粉症の時期
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鼻や目のかゆみ、くしゃみや咳などで集中力も妨げられ、体がだるい日が続く憂鬱な季節です。
そんな人も多いはずです。
金額の価値観は人それぞれですが、ここでは花粉症対策グッズを有効に使うこと、そしてその価格や費用などについてご紹介します。
やっぱりマスクとメガネは必需品
マスクは高いものがいいとは限りません。
「不織布」と表示されている商品であれば、ある程度の量の花粉は防げます。
ポイントはマスクの装着方法
次のような点に気を付けることが大切です。
・しっかり手を洗浄してからマスクを取り出し、裏表と上下を確認する。
・鼻と口をしっかり覆えるサイズ。
・ワイヤーを鼻の部分にしっかりフィットさせ、指で丁寧に抑えながら隙間がないようぴったりと密着させる。
・顎までしっかり包むように覆い、両サイドにも隙間ができないようにマスクを伸ばし、紐を耳にかける。
口だけを覆って鼻や顎がマスクから出てしまっているのはNGです。
特に花粉は鼻から吸い込むことが多いので、しっかりマスクを装着するように心がけましょう。
花粉の時期は目をガードすることも大切
普通のメガネは両サイドが空いているため、そこから花粉が侵入してしまうため、できれば花粉症対策専用のメガネを購入すると良いでしょう。
平均的には3,000円前後の商品が多いようですが、1,000円以下で買える物もあります。
花粉だけでなく黄砂やブルーライト、UVカットといった機能を持つメガネもあります。
破損したり顔のサイズに合わなくなったりしない限りは毎年使用できるので、目のかゆみがひどくなる人にはお得な商品と言えるでしょう。
但し、できるだけ購入前に試着することがポイントです。
顔のサイズは人それぞれですし、花粉症対策用のメガネですから隙間ができるようでは意味がありません。
デザインや機能性も大事ですが、まずはしっかり花粉を防いでくれる商品を選ぶようにしましょう。
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100円ショップでチェックしたい花粉症対策グッズ
100円ショップでも花粉症対策グッズが販売されています。
普通のマスクはもちろん、メガネが曇らないタイプのマスクもあります。
メガネも一応両サイドの隙間がない専用のものが売られており、子ども用メガネも用意されています。
但しあくまでも100円ショップの商品。その耐久性やフィット感が期待通りかどうかは、買ってみてからのお楽しみです。
花粉症対策グッズという訳ではありませんが、こんな物も役立ちます。
衣類用のブラシ
衣類や帽子などに付いた花粉を落とすために使用します。
粘着テープクリーナー
一般的に「コロコロ」などと呼ばれている商品です。
布団やカーペット、カーテン、衣類の花粉を手軽に吸着できます。
フローリングワイパー用ウェットシート
フローリングの花粉を掃除するのに便利なアイテム。
ウェットタイプなので花粉を撒き散らさずに除去できます。
凹凸のある床面に対応したシートもあります。
思い切って空気清浄機を購入
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最近の空気清浄機の性能には驚きのひと言。
花粉やハウスダスト、PM2.5やウイルスはもちろんですが、部屋干しなどで生乾きの衣類のにおいや汗のにおいも除去します。
筆者も先日購入したのですが、加湿機能付きの商品は肌の乾燥も防いでくれる優れものです。
「おまかせ機能」を利用すると、自動でその部屋に適した風量や湿度をキープしてくれます。
また「パワフル運転」に設定すると、最大風量で花粉やハウスダスト、においなどを徹底的に除去できます。
室内の温度、湿度、空気の汚れ具合も分かりやすく表示され、切り替えると24時間の電気代も分かります。
参考費用
ちなみにシャープのプラズマクラスターの場合、1時間当たりの電気代は2円程度です。
これらの商品はデパート、家電量販店、ホームセンターなどでも販売されています。
本体の参考価格として、Amazonでは「プラズマクラスター機能13畳・空気清浄機能23畳」で1万6,800円~です。
体質自体を変える舌下免疫療法
花粉症の治療というと内服薬や点鼻薬、点眼薬などを用いた対症療法が頭に浮かびますが、今話題になっているのは免疫療法です。
アレルゲンを少しずつ体内に入れ、体質自体を変えていこうという方法です。
花粉症では今のところスギ花粉のアレルギーを持つ人が受けられます。
週に1回通院して皮下注射を行う方法と、舌の下に薬液を滴下する方法があります。後者の舌下免疫療法は自宅で行えることが大きなメリットです。
重篤な副反応などもない比較的安全な薬だと言われています。
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費用
治療費と薬代を合わせてだいたい1か月に2,000~2,500円程度(3割負担の場合・検査代は別途必要)。
2年ほど続けてみて経過が良好ならさらに2~3年続け、トータルで4~5年の期間が必要です。
効果が出るまでに3か月程度かかることから、遅くても11月には始められるようにしましょう。
まずは病院を受診して、相談してみることをオススメします。
「ワセリン」も役に立つ
マスクや専用メガネがNGな人や小さい子どもの場合は、ワセリンを塗布することである程度花粉を防げます。
鼻の入り口や目の周りなどにワセリンを薄く塗布します。こうすることで花粉がそこに付着して留まってくれるため、中にまで侵入してくることを防げます。
ワセリンは主に肌の乾燥を防ぐことに用いられる保湿剤です。
一時的であれば安心して使用できるアイテムと言っていいでしょう。
もしもの時のために持ち歩けるサイズの商品を購入することをオススメします。
本当に役に立つものを見極める
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花粉症対策にはさまざまなグッズが販売されています。まずは購入前にどんな商品であるかをしっかり確認すること。
では意味がありません。また購入したらその効果を最大限発揮できるよう、正しく使用するように心がけましょう。
花粉症の薬を購入する場合も勝手に判断して市販の薬を使うのはよくありませんです。
「たぶん花粉症だろう」というだけで薬を飲み続けていると、薬代ばかりかかって、なかなか軽減しないというケースも珍しくありません。
まずは病院を受診し、自分の症状がどんな薬や治療が適しているかを相談してみることをオススメします。
面倒でもそれが結果的に節約につながる可能性もあります。
自分にとって本当に役に立つ方法をしっかり見極めるようにしましょう。(執筆者:藤 なつき)