日用品から文房具、雑貨、食料品に至るまで幅広く取り扱う100円ショップ。
おしゃれな商品やコスパの良い商品が販売されている一方で、実は「お得じゃない」物もあります。
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100円ショップが身近に存在し何度も利用するうちに、さまざまな商品の長所や短所が見えてくるもの。
ここではそんな「100円ショップで買ってはいけないもの10選」をご紹介していきます。
目次
(1) 10本入りでもお得じゃない!? ボールペン
10本セットなどで売られている100円ショップのボールペン。
とてもお得のように思えるのでついつい買ってしまいがちですが、実は当たりはずれの多い商品の筆頭と言っても過言ではありません。
特にはずれ率が高いのが、黒のキャップ付きボールペン。
良く見かける一番スタンダードなボールペンですが、ひどいケースでは半分以上が不良品であることも…。
最初から全く書けない、使い始めて間もなく書けなくなるという商品が多く、100円ショップユーザーの間ではワースト1の商品として挙げられています。
10本入りの商品であれば、半分の5本が無事ならラッキーと思った方がいいでしょう。
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(2) 重い物に使うのはNG! ガムテープや荷造り紐(ビニール紐)
引っ越しの時に必ず必要になるガムテープや荷造り紐。
あっという間になくなるので、安く手に入れようと100円ショップで大量購入したという人も少なくないはず。
しかしこれらのアイテムも当たりはずれが多いので注意が必要です。
ガムテープの粘着力が弱かったり、荷造り紐が簡単に切れてしまったりという商品も珍しくありません。
しかし物は使いようなので、あまり重たくない物などに利用するのであれば何とか耐えられるかも知れません。
何度も来店するのは面倒だからと一度に大量購入するのではなく、とりあえず実際に使ってみることをお勧めします。
(3) 時間のロスやイライラの原因になりやすい100円ショップのラップ
料理をするときには欠かせないラップ。
電子レンジを使う機会が多くなったため、ラップの出番も頻繁になりがち。
しかし100円ショップのラップには要注意。
ラップをカットする時に必要な刃の部分が切れたり、取れてしまったりすることがあるのです。
この刃が破損すると当然ラップのカットが出来なくなり、ハサミやカッターなどを使って切らなければなりません。
こうなると時間のロスにつながり、イライラの原因にもなります。
補修すれば使える場合もありますが、ラップの箱自体も弱いため、すぐに変形してしまいます。
ラップの代わりになる商品も100均で
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同じ100円ショップで買うなら、ラップの役割を担ってくれるお得な商品があるのをご存じでしょうか。
レンジカバーやレンジ蓋などと呼ばれる商品で、ラップの代わりにこのカバーをしてレンジアップができるのです。
プラスチック製なので割れたりすることはめったにありません。サイズもいろいろありますし、繰り返し使えるのでとても便利です。
さらに最近ではシリコン製のラップ蓋なども販売されており、こちらはレンジや冷凍に対応でき、密閉性にも優れた商品となっています。
(4) 本当にお得? 100円ショップの食品
100円ショップには日用品や文具、雑貨だけでなく食料品も販売されています。
レトルト食品、お菓子、飲料、調味料、パンなど品ぞろえはお店によって異なりますが、本当にほかでは100円で購入できない商品なのかを冷静に判断することが大切です。
100円ショップの食料品の中には、実はスーパーやディスカウントストアで買う方がお得な商品が隠れているのです。
特にお菓子類は通常の商品より内容量が少なめになっている物が多く、中には明らかに100円では高いと思われる物もあります。
「ついでに買っておこう」という感覚を狙った商品と言っていいでしょう。
一方で普段はあまり使わないような調味料はオススメ。
タイ料理やベトナム料理に使う調味料やハーブ系のスパイスなどは、内容量が多いと使いきれずに賞味期限を迎えてしまうケースも少なくありませんよね。
そういった商品は100円ショップで買う方がお得と言えるでしょう。
100円ショップで食料品を購入する場合は、まず内容量をチェックすることが重要。
ついつい勢いで買ってしまうと、あとあと後悔するかも知れません。
(5) 一時的なら役に立つ!? マスクや絆創膏などの医療系アイテム
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これも100円ショップユーザーの間では常識とも言えるNGアイテム。
絆創膏は粘着力が弱いので外れやすく、マスクは息がしにくい、耳にかける紐の部分が切れやすいといった声をよく聞きます。
一時的な使用や自宅用であれば、100円ショップの商品でも構わないかも知れませんが、「症状が重い」、「ウイルスや細菌等からしっかり守りたい」といった場合にはやめておいた方がいいでしょう。
(6) 種類は多いがコスパは悪い100円ショップの電池
普通の乾電池からボタン電池に至るまで、種類も豊富にそろっている100円ショップの電池。
切れてからでは遅いからと、ついついたくさん購入してしまいがちですが、これも要注意。
100円ショップの電池は早く切れてしまうことが多く、家電量販店やホームセンターなどで買った方が安上がりだったのでは…という声も。
本当に急場しのぎの「繋ぎ」として常備しておくという感覚で購入したほうがいいでしょう。
(7) 汚れが落ちない!? 100円ショップの洗剤類
100円ショップの洗剤はひとことで言ってしまうと「汚れ落ちが悪い」、これに尽きます。
しかし汚れ落ちが悪いからとどんどん量を消費すると、安く手に入れた意味がありません。
結局は高くてもそれなりの商品を買った方がお得だったかも…と感じるケースが多いのが実情です。
「汚れ落ち」には執着しない、ほかの使い道を考えているといった場合には満足してもらえる可能性が残る商品と言っていいでしょう。
(8) 詰め替えに便利なスプレーボトル(霧吹きなど)やディスペンサー
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洗剤や化粧水、ヘアスタイリング剤など用途に合わせて使えるスプレーボトル。
またシャンプーやソープ類などを入れるディスペンサー。現在ではさまざまな容量、形、色や模様の付いた商品が販売されています。
おしゃれな容器もあるので、「これが100円なら」とお得感が先行することも少なくありません。
しかし残念ながらこのボトルやディスペンサーも当たりはずれの確立が高い商品。
容器から排出される量が思っていたより少ない、弱い、液漏れするというのはわりとよくあるケースですが、最悪の場合は全く使えない、使い始めてすぐ故障したという声が多いのも事実。
100円ショップでスプレーボトル、ディスペンサー等を購入する際は、そういったことも覚悟の上で購入するようにしましょう。
(9) 耐久性が重要な衣類やタオル
100円ショップでは靴下やストッキング、パンツ、シャツなどの衣類も販売されています。
しかし100円で売るには無理がある商品なのか、耐久性はあまりありません。
使用してすぐゴムが伸びたり縫い目からほつれてきたり、ストッキングは伝線しやすいことでも有名です。
またタオルは吸水性が悪く、肌触りも今一つ。ポロポロと糸くずが落ちてくる物もあるので要注意です。
衣類やタオルに関しては「質」を求めるのではなく、「一時しのぎ」を目的として購入する方がいいでしょう。
(10) 若い世代を中心に人気のスキンケア・メイク用品
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人にはそれぞれ肌質の違いがあるので一概には言えませんが、物によっては肌になじまず、肌荒れやアレルギー症状を引き起こすケースもあります。
またファンデーションなどは粉っぽさが目立ったり、肌へのノリが良くなかったりといった感想も多く聞かれます。
しかしこれらはあくまでも個人差があることなので、実際に試してみないと分かりません。
安いからと一度にたくさん買うのではなく、まずは試しにひとつ購入することをオススメします。
顔や体に直接付ける物だからこそ、特に慎重になった方がいいでしょう。
100円ショップで買い物する時の3つのポイント
100円ショップで買い物をする場合は「高い質を求めない」ことが大切。
物によってはコスパや耐久性に優れた商品もありますが、そもそも100円であることを前提に過剰な期待を抱かないようにしましょう。
100円ショップで買い物をする時のポイントをまとめると、
・ 内容量や成分表示を十分に確認
・ 試したことのない商品は大量購入NG
の3つと言っていいでしょう。
まずは「安さ」に釣られないことが重要。
安いからとあれもこれもと買ってしまうと「安物買いの銭失い」になってしまいます。
100円ショップでは必要な物を必要な分だけ買うように心がけ、節約につながる「お得な買い物術」を身に付けていきましょう。(執筆者:藤 なつき)
そろそろ「家計簿」つけて、節約意識持ちませんか↓
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