誰もが投資で利益を上げられるかと言えば、決してその限りではありません。
投資には少なからず、向き不向きがあります。言い方を変えれば、投資で損をする人には共通点がある訳です。
では、どのような人が投資に不向きなのでしょうか。
目次
共通点1:あまりにも“山っ気”が強すぎる人
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山っ気とは、運頼みで、思い切って物事をしようとする様のことを言います。
相場の世界で山っ気を出すことは禁物です。週刊誌やニュースの雰囲気に流されて、“なんとなく買い”をしてみたり、知識もなく信用取引に手を出したりします。
ときに、管理ポスト入りするような、上場廃止を待つような銘柄に手を出したりもします。
この手の感覚を持つ人は、相場から足を洗うべきでしょう。今は利益が上がっていても、長続きしない可能性があります。
共通点2:資金に余裕がない人
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もちろん、株や投資信託を利用した、中長期的な資産形成を批判する訳ではありません。むしろ、個人的には推奨しています。
しかし、資金に余裕がない人には共通項があります。それは、短期で利益を上げたがることです。
マーケット動向を読み取る専門知識がないにも関わらず、果敢に中小型株の短期トレードに手を出します。
余剰資金がなく、投資に向かない人ほど、ハイリスクハイリターンの取引に夢見がちです。積立投資を利用する等、じっくり腰を据えた投資を行う必要があります。
共通点3:投資セミナーが好きな人
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基本的に、金融機関の投資セミナーは、各社が販売を強化したい商品を案内する傾向にあります。
決して、金融機関を批判している訳ではありません。
現状の相場にマッチした商品を紹介することがほとんどですから、むしろ“買い”であるケースも多いと思います。
一方で、プロの話を聞いたからといって、何でも信用してしまうのは危険です。
中には、信託報酬の高い銘柄や、トラックレコードのない投資信託を提案するケースもあります。さらには、レバレッジを掛けてコモデティへの投資を後押しする企業も存在します。
素直に専門家の話を聞きすぎるのも考えものです。
筆者自身、職業柄、比較的多くの個人投資家と接してきました。儲かっている個人投資家と、儲かっていない個人投資家には共通項があることも事実です。
山っ気を出さず、自分の投資スキルを過信しない。経済ニュースやアナリストレポートを見て、“分かった気”になっている投資家も危険です。
上記共通点、参考にしてみて下さい。(執筆者:徳田 陽太)